記事提供:AbemaTIMES

かつて一世を風靡した有名ヘアサロンが破産し、美容業界に衝撃が走った。80年代に“聖子ちゃんカット”を生み出したヘアサロン「HAIR DIMENSION」の破産だ。

この破産は業界でも大きな注目を集めた。1960年創刊の美容業界で長年愛されている専門雑誌「月刊HAIR MODE」を出版する女性モードの代表取締役寺口氏も衝撃を受けたという。

寺口氏は「業界でも大変ショッキングな出来事。僕自身もこの話を聞いたときにはまさか、という気持ちが強かった」と話す。

しかし、寺口氏によればこういった「有名サロンの破産は珍しいことではない」という側面もあるという。今、美容業界に何が起こっているのだろうか。

ヘアサロンの破産が相次いでいる原因の1つは「ヘアサロンの増加」だという。厚労省の調べによると、右肩上がりでヘアサロンが増えており、2005年に21万5719店だったヘアサロンが、2015年には24万299店にまで増加しているという。

全国のコンビニの店舗数はおよそ5万5千店で、ヘアサロンはコンビニのおよそ4倍もの店舗数を有していることになる。

これほどまでにヘアサロンの店舗数が伸びている理由について寺口氏は「スタイリストが独立することによって小規模のサロンが増加している」と話す。

また、独立することによって、そのスタイリストの顧客も新店舗へ流れることになり、元の店舗のお客が減ることにもつながっているという。

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また、予約サイトやアプリの登場も、顧客を作りにくくなっている原因の1つだという。予約サイトやアプリでは、新規限定のクーポンがあり、そのクーポンを使うために新しいお店を順番に利用する人も多く、顧客を作りにくくなっているという。

ホットペッパービューティーアカデミーによる「20代女性がサロンを選ぶ理由」のアンケートによると1位は「料金がリーズナブル」、2位は「自宅から近い」、3位は「ネット予約ができる」だという。

美容業界全体の技術が進歩し、「どこを利用しても変わらない」と考える人が多くなってきている。

そんな中、あるアプリが今、話題になっている。「requpo(リクポ)」は検索がいらない美容室アプリだ。使い方はシンプルで、最初に希望するメニューと金額を入れる。次に日付を決め、お店に滞在できる時間帯を指定する。

最後に自分が行けるエリアを選択し、リクエストボタンを押す。すると、リクエストOKのサロンや美容師から返信が来るという仕組みだ。

開発した株式会社リクポの木崎智之氏は、このアプリのコンセプトについて「自分のわがままを美容師が叶えてくれてお姫様扱いをしてもらえるアプリ」だと話す。

複数の返信の中から自分にあった好みのスタイリストや条件を選ぶこともでき、現代の若者のニーズにマッチしたアプリだと言えそうだ。

AbemaTV/原宿アベニューより)

(C)AbemaTV

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