記事提供:日刊SPA!

―ひろゆきのネット炎上観察記―

「ツイート未読は不採用」社長の発言に反論の嵐。

某企業社長のツイッター上での発言が話題だ。その内容は、自身のツイッターを未読の人材は不採用、社長のツイッターを確認するのは一般常識というもの。

しかし、同社長のツイッターには、社長の体重に関することなど業務とは関係のない私的な内容も多く、ネット民からは「暴論である」と反論が続出。該当の発言は1万8000以上リツイートされている。

◆同じ情報をとっているのに、得する人と損する人の違い

同じ情報が提示されていても、受け取り方に失敗して得をしない人というのが世の中には結構いたりします。

投資家のBNFさんは、ジェイコム株の誤発注の際に20億円の利益をあげたのですね。

もちろん、その時間に市場や株価の動きを見てた人はいたはずなんですけど、「これって、なにが起きてるんだろう」とか「よくわからないから手を出すのをやめよう」って判断をした人も大勢いたはずなんですよね。

結局のところ同じ情報を持っていても情報の読解力とか冷静さとかの関係で得する人と損する人がいるわけで、BNFさんの例は、情報を得する形で利用できなければ意味がないってことの典型だったりします。

さてさて。

とある会社の社長が自社の採用面接を行うにあたり、自分のツイッターを見ていない人は不採用ってなことをツイッターに書いたら、「イエスマン大好き社長なんだろうな」とか「見てほしい気持ちがあるのだろうが一般常識は言いすぎ」とかの反論がネット上であって、他の会社の社長とかもコメントしたりで大炎上したって話がありました。

まあ、単なる自己顕示欲かもしれないですし、オーナー企業の社長ってこんなもんじゃないかとも思いますけど、「自己顕示欲の強いおっさんだな」ってだけ思っていると損する人も出てくると思うのですね。

例えば、営業で相手と仲良くなるには、相手がどういう考えを持っているのかとかを前もって調べておくってのは得なわけですけど、ちょっと調べればSNSとかでその人のことが出てきたりするわけですよね。

んで、ツイッターをやっている社長との面接があるなら、そのツイッターに目を通しておくだけで面接のときに読んでますアピールもできるし、相手がどういう態度の人間を好むかとか予測も立てられて話を弾ませやすかったりもするわけです。

直接関係ない人がほとんどだとは思いますけど、こういうのは社会人としては当たり前のテクニックなので、自己顕示欲の話としてしか理解できない人は、メリットになる情報をつかめずに何も得られないんでもったいないと思うんですよねぇ…。

※1.BNFさん

'05年に発生した「ジェイコム株大量誤発注事件」により、16分間で20億円を稼ぎ出し一躍時の人となるも、特別な贅沢をしていないことなどからさらに話題に。

事件にちなみ「ジェイコム男」と呼ばれているが、基本的には2ちゃんねる上の『今日の勝ち負けを報告するスレッド』に投稿していた際の固定ハンドルネーム、BNFを名乗っている。

※2.ジェイコム株の誤発注

'05年に発生した新規上場した人材派遣事業「ジェイコム」(現「ライク」)の株式を、みずほ証券の担当者が誤注文。「61万円1株売り」とすべきところを「1円61万株売り」としてしまい、株式市場が大混乱となった。

※3.とある会社の社長

「株式会社ウェップアイ」代表、森川勇治氏のこと。原稿執筆のツイッターのフォロワー数は1853人だが、該当発言時のフォロワー数は200人以下だったとか…。

【西村博之】

フランス在住の40歳。元ニコニコ&2ちゃんねるの管理人で、米国の掲示板サイト『4chan』の現管理人。

「こんにちは。最近は『モンスターハンターダブルクロス』を一日12時間ぐらいやっていたりしまして、ゲーマーとしての人生をやっとこさ取り戻しつつある昨今です」

日刊SPA!のおすすめ記事】

権利侵害申告はこちら