記事提供:子ある日和

愛情を試してるのはどっち?ツンデレの息子さんをもつお母さんからの体験談!

これが「魔の2歳児」

子供には第1次反抗期である「魔の2歳児」という時期があると聞きました。

我が家の息子は2歳の時に、正にその時期だったのでしょう。

母親を試す行動を頻繁に取る様になりました。

「おいで」と言っても付いてこない、何度呼んでも振り向きもしない。

決して何かに夢中になっている訳ではなく、敢えて母親をスル―しているのが分かります。

それが証拠に、お菓子を出すとすっ飛んできて「ちょうだい」をします。

それはそれで、わが子の自我が芽生え始めているのだ、と納得しようとしていました。

ちゃっかり行動の息子、私に懐いていない?

ところがその行動は、段々と母親である私を試す行動に変わり始めました。

お花見に行った時に、知らない家族のシートに上がり込み、そこのうちの子と遊び始めます。

子供がいるお母さんですから、息子を拒む筈もなく、一緒に遊んであげます。

そうすると本当の子供をさしおいてそのお母さんの膝の上に乗っかってしまい、離れないのです。

私が呼んでも当然無視、相手のお母さんはニコニコしていますが、私としては心が折れんばかりです。

夏の或る日は、近所の公園で水遊びができるところへ連れて行ったのですが、そこでも他の子供に近寄り、一緒に遊ぶと見せかけてその子のお母さんを独占していました。

何度も持ち上げてグルグル回しをせがむ息子を見て恥ずかしい思いがして、帰りたくなりました。

息子はその親子をしっかり覚えていて、夏の間そこで出会う度にお母さんになついています。

自分の子供がなついてくれない、そんな悩みを他人にしたら、きっと「あなたの愛情が足りないんじゃないの?」と言われてしまいそうで誰にも相談できませんでした。

息子が裸足ですっ飛んで来る出来事

私は主人とアマチュアバンドをしているのですが、ある日スタジオ練習の時にやむをえず、息子を託児所に預けたことがあります。

おもちゃが一杯の託児所に付くと、息子は振り返りもせず室内に消えていきました。

3時間後に迎えに行く時には「どうせ保育士さんになついてしまい、呼んでも来ないんだろうな」とどんよりとした気持ちでした。

ドアを開けてチャイムが鳴ると、奥から息子が裸足ですっ飛んできました。

荷物も放ったらかしで靴下も履かず、素早く柵を開錠して出てきて、私の手を引っ張って外に出ようとするのです。

「もしかしてこいつ、寂しかったのか?」と思いながら支度をしました。

息子はその後も私の手を引っ張りながら、「はやくとうちゃんとこへいこう」と言って催促をするのです。

「魔の2歳児」は決して母親になついていないのではなく、試していたのです。

そして「もしかして本当に捨てられてしまったのか」と不安を抱いていたのだと思います。

その後何度もバンド練習の時に託児所を利用しました。

預ける時にはおもちゃに向かって振り向きもしませんが、お迎えにいくとかなり必死の形相で飛び出してきます。

その様子があまりにも愛らしくて、こっちがお試し行動をしている様な気持ちになりました。

2歳児にして立派なツンデレ息子、それからはよそのお母さんに懐いても「すみませんね」と言って見守ることができる様になりました。

そんな息子も今では小学6年生、「母ちゃん、部屋に勝手に入ってこないでよ」だそうです。

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