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『地図をグルグル回しても 全然わからない人の 方向オンチ矯正読本』(北村壮一郎/秀和システム)

あるデータによると、日本人の5人に2人は方向オンチらしい。私もかなりの方向オンチだ。仕事での待ち合わせの場合、初めての場所だと、最寄りの駅に1時間くらい早めについて、一度現地まで行ってみることにしているほどだ。

そして近くのカフェなどで時間を潰す。だからぜったい遅刻しないが、本当に「方向オンチ」の人生はロスが大きい。克服できるものなら、ぜひしたいものだ。

『地図をグルグル回しても 全然わからない人の 方向オンチ矯正読本』(北村壮一郎/秀和システム)は、現在は、方向オンチのためのレッスンやセミナーなどで活躍する北村壮一郎氏が、スキューバダイビングの海中ガイドとして身につけた、水中のナビゲーション技術をもとに、「方向オンチ」のために開発した、独自の矯正のメソッドだ。

まずは、方向オンチ度チェックをしてみた。「道を曲がるときに何を見ている?」という問いに、「1. 目印になって忘れにくいもの 2. 目の前にある何かを目印にする 3. えっ?何も見ていない」とあった。

私はまさに3番。方向オンチではない夫は1番で、無意識に目印となるものを見ているというから本当に驚いた!

方向オンチを改善するためには、「脳の海馬」を活性化させるトレーニングが必要なのだそう。「記憶」を司る海馬を鍛えることで、同じく海馬が司る「空間認識力」も高まり、方向オンチも改善されるということなのだ。

「地図を読める人」は、地図を見て、目的地に着くための必要な情報を抽出し、頭の中でビジュアル化し、行程をシミュレートするという「地図の翻訳作業」をしているのだそう。

地図を眺めるだけの方向オンチには、とうてい無理な作業だ。そこで克服の第一歩となるのが、「逆翻訳」なのだ。

まずは目的地を決めて街を歩く。歩きながら目印となる「アンカー」を決めていく。帰りは同じ道を、行きのアンカーを確認しながら戻ってくる。

アンカーには、自分の興味の持てるお店や景色などを選ぶと、「記憶」に定着しやすくなるそうだ。こうして真っ白だった「脳内マップ」に「アンカー」を描き入れていくのだ。

次はこの記憶をもとに、アンカーを入れた簡単な地図を描く。簡単な地図を描くというのも苦手だが、これも「空間認識力」が低いことが原因だと気づく。この自作の地図を見ながらもう一度同じ道を歩き、こんどはもっと正確に、新しい地図を描く。

こうして「脳内マップ」をアップデートしていくことで、海馬が活性化し、地図が読めるようになっていくのだそう。ストレスと時間、お金の浪費なく目的地にたどり着けるようになったときが、方向オンチの卒業だ。

始めたばかりだが、常にアンカーを意識し、脳内アップデートを継続していると、方向感覚がマシになったような気がする。この克服の作業は知らない世界に足を踏み入れたようで、とても楽しいのだ。

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