記事提供:Techinsight

ゴールデンボンバーが3月31日の『ミュージックステーション 3時間SP』で初披露した4月5日発売となる新曲『#CDが売れないこんな世の中じゃ』は、歌の内容や放送中に「QRコード」を映して楽曲を無料ダウンロードにて提供する演出で注目された。

他のアーティストから見ても斬新な作品なのだろう。共演していたYOSHIKIや浜崎あゆみがタイトルだけで思わず苦笑しており、あゆなどは爆笑をこらえようと大変そうだった。

ボーカルで作詞・作曲を担当する鬼龍院翔は、タモリとのトークで「CDがなかなか売れないからやけくそになったミュージシャンという設定」だと説明し、タイトルの頭にある「#」について「#でツイッターでつぶやいていただけたら」と呼びかけた。

その時点で浜崎あゆみは完全にツボにはまって、笑いが止まらずカメラに顔を向けられない。

鬼龍院が「CD売っても利率が低いんですよね」と本音を話すなか、新曲についてタモリに感想を聞かれたYOSHIKIは「久しぶりにCDを出すX JAPANの立場ですが、そういうことを言うゴールデンボンバーの大ファンです…」と笑っていた。

パフォーマンスでは熱いエア演奏を繰り広げるメンバーをバックに、鬼龍院がフリップで棒グラフを示し「CDの総売り上げ全盛期の3分の1」と訴えれば「景気が良いのAKBだけ」と歌って彼女たちを苦笑させる。

「QRコード」を公開する段階ではそのAKB48の席に「QRコード」を被った謎の人物が出現、さらにはエンディングでお笑い芸人・アキラ100%まで登場して“お盆”ネタで「QRコード」を見せた。

放送後の4月1日、『ゴールデンボンバー鬼龍院翔オフィシャルブログ「キリショー☆ブログ」』にて「平穏やっと訪れる」と題して「大仕事を終え、灰になっておりました」という鬼龍院。

自分たちのステージで全力を出した後には、敬愛するX JAPANのパフォーマンスを目の当たりにして良い意味で疲れたようだ。

彼は「AKB48さんも御協力頂きありがとうございました!」と「QRコード」を被っていたのはAKB48の衣装を借りた金爆のスタッフだと明かしている。

また、「QRコード」を使った演出は音楽ジャーナリスト・柴那典氏の著書『ヒットの崩壊』(2016年11月)を読んで発想したという。

鬼龍院自身は本書から「海外では音楽を無料にすることは既に当たり前のようです」「どうやって音楽を売るべきなのか、とか考えていた僕が遅れていたのだ…!時代とは恐ろしいものやで!」と感じており、『#CDが売れないこんな世の中じゃ』について「どうか重く受け止めず、CD不況をネタにしたコントを見ているような気持ちでいてくれたらと思います」と呼びかけている。

以前、金爆が2014年8月20日にリリースしたシングルCD『ローラの傷だらけ』は「握手券などの封入特典なし」という形態をとって話題となった。

それまでは握手券を特典につけていたが、テレビの企画でコンビニ店員を務めてお客さんと握手する姿に、一部ファンから「握手券にお金をかけている私たちは何なの?」とクレームがあった。

その経験から「メンバーの行動を制約してしまうならば“握手券”をやめよう」という思いが「特典なし」の形態に反映されたという。

結果は予想以上にCDを買ってくれる人がおり、鬼龍院は当時ブログで「特典に埋れていた音楽と僕もみんなも向き合うことができた」「音楽の力を感じることができてよかった」と心境を述べている。

新曲『#CDが売れないこんな世の中じゃ』にも似たような思いが込められていながら、音楽を取り巻く状況とともに「CD不況をネタにしたコント」というスタンスに変わったようだ。

出典 YouTube

権利侵害申告はこちら