記事提供:女子SPA!

日本で生理用品といえばナプキンやタンポンが一般的ですが、最近チラホラ噂を聞くのは『月経カップ』(ムーンカップ)。

海外では一般的というその月経カップ、どうやって使うのか、使い心地はどうなのか、膣のゆるみやニオイなど、女性特有の悩みを専門としている産婦人科専門医・上田弥生医師にお話を伺ってきました。

◆膣内に挿入しておくシリコンカップ

月経カップはシリコンでできたカップで、生理中に膣内に挿入しておくと、カップが経血を受け止めてくれるというものです。

カップの外側底面には、ステムと呼ばれる出っ張りがついていますが、長すぎるときは切っておきましょう。挿入の際にはよく手を洗い、カップを細く折り曲げて入れやすくして。

タンポンは奥の方までグイッと入れますが、月経カップは膣の入り口のほうが定位置。第一関節まで指を入れて、先ほどのステムに触れるぐらいがちょうどいいと言われています。

◆使い回せて、漏れも臭い漏れ、かぶれもナシ!

「メリットは慣れれば簡単なこと、経済的なこと。そして臭いが少ないことと、うまく使えば漏れにくいです。しかも蒸れない、かぶれない。ナプキンを使っていないので繊維が残らない。またナプキンとタンポンですと、それらに細菌が繁殖して感染症のリスクが生じますが、そうしたリスクが減ること。メリットは多いですね。ナプキンをつけなくて良い方もいらっしゃいます」(上田先生)

なんだか、良いことだらけじゃないですか!?これは是非使ってみたい。だけど個人的には、保管方法や、生理中の洗浄方法、出し入れのときに指が汚れてしまうのではないか?などなど、様々な疑問や心配があるのですが…。

◆生理以外の時は洗ってジップロックへ

「保管方法については、生理が終わったら綺麗に洗ったうえで、清潔に保てるようにジップロックみたいな袋に入れておくなどしておいて、使う直前に煮沸消毒をするのが一番安全性が高いと思います。

また生理中は、最低でも1日に一度はカップを洗浄してほしいのですが、お風呂の時にいったん出して洗うのが、手っ取り早いです。古い血液がカップについて固まったりするのでちょっとお湯につけておいて、それから洗うといいですね。

洗浄力の高いものや殺菌効果のある洗浄料を使い、すすぎ残しのないようきちんと流してください。その後、アルコールスプレーをかけておくのがおすすめです」

生理中、量が多い日はトイレに行くたびに経血を捨てて入れ直した方がよいそう。少なくなれば半日に一度でもオッケーらしいのですが…。

出し入れのとき、手が汚れてしまいませんか?また、ネイルをしていたら、出し入れ前後に手を洗うのが大変そうなのですが。

「手をきちんと洗ってからやるのが一番良いですが、手を殺菌したり、殺菌作用のあるウェットティッシュで手をふいてから出し入れするか、あとは使い捨ての手袋を使うか、ですね。使い捨て手袋は使っている人が多いと思います。出し入れの時に汚れないというのは難しいですし、指先についたところで外にでて手を洗うのもなかなか難しいですから。お医者さんが使っているようなピタッとしたゴム手袋はネットでも販売されています」

確かに血まみれの手でトイレの個室から出るのは抵抗感ありますし、手袋は良いですね。月経カップ、ナプキンについた経血でかぶれたりする方には、おすすめですよ。

ちなみに、漏れてくるかもしれない、という心配がある方、初心者の方はナプキンを併用するのもアリだそう。肌が弱い方は、布ナプキンにしておけば肌当たりも優しいです。

◆慣れるまでは難しい

一方、デメリットとしては、コツをつかむまでの出し入れが難しいこと、あとは、爪を伸ばしたりネイルをしている人だと、素手で膣内にカップを挿入することで、中をひっかいてしまったり、傷つけたりしてしまうこと。

爪の間には細菌がついているので、不潔になりやすいことですね。本当はなるべく爪は短い方が良いそうですが、そういう意味でも、ゴム手袋は必須ですね。

肌が弱い方は、是非一度試してみてはいかがでしょうか?

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