女性はいくつになってもキレイでいたいもの。そんなニーズに応えるべく、宝島社から、大人の女性をターゲットに“品格美容”を提案する『& ROSY』今月23日より月刊誌として創刊されました。

『MAQUIA』(集英社)、『VoCE』(講談社)、『美的』(小学館)など、既存の美容誌は30代前後を対象にしているのに対し、『& ROSY』は40代をターゲットにした宝島社初の美容誌となります。

ビューティ界に新規参入する『& ROSY』は、今後読者をどのように取り込むつもりなのか、梅田美佐子編集長にお話を伺いました。

美容をライフスタイルの一部として紹介する誌面作り

――『& ROSY』創刊の背景を教えてください。

梅田美佐子編集長(以下、梅田):美容の世界では春や秋の新色発売のシーズンとなれば、新製品を並べて紹介するという見せ方が常識になってるんです。

でも、「ちょっと待てよ」と。「そもそもなぜメイクするんだっけ?」とか「美容ってファッションやライフスタイルにリンクさせるものだったんじゃないのかな」という気持ちを抱くようになりました。

――「美容」を「ライフスタイル」としてとらえると?

梅田:そうですね。私はもともと『sweet』で美容ページを担当していて。ファッション雑誌の場合、例えば『sweet』なら“いくつになってもかわいいものが大好き”とか雑誌によって好みや世界観、ライフスタイルなどがありますよね。

美容誌でも雑誌のコンセプトや世界観がまずあって、それに合わせてメイクを提案する美容誌があってもいいんじゃないかと。美容について、成分などマニアックなことを追求するのではなく、“商品のパッケージがかわいい”や“いい香りがする”といった女性の気持ちがアガるという感性を大切にしたり、「この洋服に合うメイク」などライフスタイルとして紹介していけたら、違う新しいジャンルの美容誌を作れると思いました。

“品格美容”がキーワード

――そこで『& ROSY』が打ち出しているのが“品格美容”というキーワードですね。

梅田:たぶん20代の頃は必死に“かわいい”を追いかけていた世代だと思うんです。でも30、40代となっていろいろな悩みが出てくるのは当たり前のこと。その加齢現象に対して無理に繕おうとすると悪目立ちしてしまいます。なので、自然体で年齢と向き合いながら、美容を楽しむことを伝えたいな、と思って。

『& ROSY』は「一、肌 二、髪 三、気品」というキャッチフレーズをつけて、美の根本になる肌と髪の健康状態をもう一回見直して、プラスアルファで自分の気品でカバーしていく新しい美容方法を提案していきます。自分と素直に向き合い、自らをいたわってあげることから生まれる美しさは、大人ならでは。私も読者層と同じ43歳なので、読者目線に立った誌面を作れるのではと思ってます。

――そのコンセプトが読者に響き、月刊化の前に発刊された季刊ムックは、2週間で10万部を完売しました。これはスゴイことですよね。

梅田:素直にありがたいです。宝島社は付録も大きなコンテンツとして考えているので、いろいろな角度からアイディアを出し合います。一番大切なのは、読者が本気で欲しいと思うアイテムを考えること。昨年の9月発売号は“フローフシのモテライナー”“コモエースのクロ猫アイマスク”を付けました。

最新号は“コスメデコルテの新・美白美容液”『& ROSY』オリジナルキャラ、気品ねこの“ロージーちゃん”のイラストの入ったポーチを付けます。

――9月と12月発売号の表紙を飾ったのが井川遥さん、5月は篠原涼子さんとなっていますが、抜擢の理由は何だったのでしょうか?

梅田:お二人とも年齢が読者層に近いことと、あとは自然体で美容に頑張りすぎていないイメージがあります。

美に関してとても“職人的”なところが『& ROSY』のコンセプトに合っていると思い、オファーをさせてもらいました。年齢を重ねた美しさを大切にする価値観をお持ちで品格と華やかさ、どちらも併せもっていらっしゃるかなって。

『& ROSY』誕生号の表紙

「ママ」かどうかは関係ない。職場に思いやりを持つことが大事

――しかも、梅田編集長は2人のお子さんのママでもあるということで、仕事と家庭を両立するのはなかなか大変ではないですか?

梅田:大変は大変ですね。上手く立ち回る方法としては“完璧を求めないこと”だと思います。私は編集長になったばかりですし、子供も5歳と2歳で母親歴はたった5年。

だからできないことはできないと早く見切りをつけて、素直に誰かに助けを求めています。開き直るわけじゃないですけど、甘えるのは大事だと思います。

――育児休暇を終えて仕事復帰した際など、戸惑いはありませんでしたか?

梅田:仕事に復帰するとき、同じ年の友人に「『私はママなんだから…』というニュアンスを職場に持ち込まないほうがいい」と言われました。確かにママであるという立場を特別視するのではなく、母親でもそうでなくても、職場に思いやりを持って仕事をしていれば、困ったときに協力してくれるのかなって感じています。

――仕事と家庭を両立しているお母さんたちに向けて、二足のわらじを履きこなすコツは何かありますか?

梅田:私は週末1時間だけジムに通っていて、そのときは仕事も家庭のことも何も考えないようにしてるんです。だから私と同じ立場の方は何でもいいので週に1時間、何も考えない時間を作るのがオススメですね。そうすることで、切り替えができますよ。

『& ROSY』もそういう忙しい人でも読みやすく、大人の女性のメイクに馴染んでいけるような雑誌にしていければと思います。

――ありがとうございました!

『& ROSY』(宝島社)
発売日: 2017/3/23
価格:890円

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