記事提供:ORICON NEWS

ソフトバンクCMでのジャスティン・ビーバーとの共演も話題になるなど、エンタメシーンで大活躍中の若手No.1人気女優・広瀬すず。

14歳からこの世界で仕事を始めて今年19歳になる広瀬に、女優として、女性としての10代最後の1年への想いを聞いた。最新主演映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』についても語る。

女の子ばかりの現場って気を使うと思っていたら…

――『チア☆ダン』は、チアダンスに打ち込む女子高生たちの汗と涙がまぶしい映画でした!どんな現場でしたか?

広瀬すず キラキラしたカワイイ女の子たちに囲まれて、幸せな気持ちでした(笑)。今まで出演してきた学園ものは、男子が多い現場が多かったので、最初は女の子ばっかりって気を使うかなと思ったんです。

でも、みんなガツガツ、サバサバしたタイプだったので、小3男子が集まったみたいな感じになって(笑)。みんなで筋肉の話とか食べ物の話をしたり、モノマネしたりして楽しかったです。

モノマネは、私が井上陽水さん、(山崎)紘菜ちゃんがフリーザになって、“もし井上陽水さんとフリーザが友だちだったら?”っていうのをひたすらやってて。みんなで涙が出るほど笑いました。

チアダンスのレッスンの様子。

大会シーンの撮影現場。

――みんなでチアダンスの練習をしたことで、特別な絆も生まれたのでは?

広瀬すず すごくありました。それがあったから仲良くなれたんだろうなって。みんなで何かするとき、普通なら気を使ってお互いに譲り合ったりすると思うんですけど、私たちは「私、行くから!」ってどんどん行っちゃう(笑)。

声をかけるときも「オイッ!」って言ったりして、ホントに女の子同士って感じがしなかったです(笑)。そういう空気が、映像にもそのまま映っていると思いました。

――半年に渡るチアダンスの練習で大変だったのは?

広瀬すず 自分たちが踊っているのに、周りを応援したいっていうチアの精神を持たなければいけないのが大変でした。踊りとお芝居のことで頭がいっぱいなのに、笑顔で踊るのが難しくて…。

あと、私は体がすごく固かったんです。柔軟のシーンで、体が曲がらなくて「ハ~ッ!」って叫ぶところは、本気の叫びでした(笑)。それでも30分に1回くらい柔軟をやり続けて、少しずつ足が上がるようになりました。

なんとなく女優を始めたから、やめたくなってしまうこともある

――クライマックスのダンスシーンはすごい迫力でした。

広瀬すず あのシーンは2日かけて撮ったんです。1日目にガッツリ踊って、2日目は目線とか細かい部分を撮って。1日目は本当にハードだったので、次の日の朝、起きたらビックリするくらいバッキバキの筋肉痛でした(笑)。

2日目の撮影はワンフレーズくらい踊っただけで息切れしちゃって。自分が映らないシーンで、ほかの人の目線のために踊っているときは、もう全然笑顔になれなくて半目状態でした(笑)。

――チアダンス初心者だった主人公・ひかりが、全米制覇を目指してがんばる姿をどう思いましたか?

広瀬すず 気持ち的な部分は、自分に似ているかもしれないです。なんとなく部活に入って、楽しくないからやめようとするんだけど、周りから厳しくされて。

そこからのヤケクソ感というか、悔しさをバネにしてがんばる強さが「ああ、似ているな」って思いました。

私もこの仕事をなんとなく始めたので、やめたくなってしまうこともあるんですけど、悔しいことを言われると「負けられない!」っていうテンションになるので。

――悔しさをバネに、実際に夢をつかみ取ってしまうのがすごいですよね。

広瀬すず すごく尊敬しました。同世代の女の子たちがこんなふうに世界を舞台に戦って、自分とも戦って…。戦いのレベルが、自分とは比べ物にならないくらい高いなって。それが本当にすごいなと思って、刺激をもらいました。

大人になったら別のことをしてみたいと思うかもしれない

――広瀬さんには今、つかみ取りたい夢ってありますか?

広瀬すず 今はまだわからないんです。14歳からこの仕事をしているので、たぶん大人になったら感覚も変わるだろうし、もしかしたら何か別のことをしてみたいって思うかもしれない。

だから具体的な夢はないんですけど、今目の前にあるお仕事は楽しいし、好きだからやっていることなので、精一杯努力したいなって思うんです。

――でも、女優としてはまだ10代とは思えないキャリアですよね。先日も日本アカデミー賞の優秀主演女優賞、優秀助演女優賞をダブル受賞するという快挙を達成して。

広瀬すず それは本当にうれしいです。運がいいなあって思います。

『チア☆ダン』撮影現場で監督から演出を受ける広瀬すず。

ダンス大会シーンはアメリカでも撮影が行われた。

――『海街diary』や『怒り』はオーディションで勝ち取った役でしたが、最近は大作の主演にオファーを受けることが多いですよね。気持ち的に変化した部分はありますか?

広瀬すず オファーをいただけるのは本当にうれしいんですけど、いつになってもオーディションは受けたいです。私にとってオーディションって、自分の力の小ささを目の当たりにする場なので。

『怒り』のオーディションでも、演技はヘタだったらしいんです、私。でも、とにかくやりたいオーラが全開で、そこの気持ちの部分で選んでいただいたと後から聞きました。

ヘタでもやる気だけは誰にも負けていないなら、ほかの人がその役をやっても、それ以上のものは出ないって思いたい。そういう気持ちはいつになっても大事にしたいし、自分を信じてあげたいって思うんです。

――ずっとハングリーな部分を持っていたい?

広瀬すず 持っていたいです。そのためには自分を信じなきゃって思うんですけど、それってすごく難しいんですよね。私は自分のことも常にこれでいいのかなって疑っているし、周りの人にもなかなか心を開けないところがあって。

でも、『怒り』の李相日監督から、「自分のことだけはもっと信じてあげてもいいんじゃない?」と言われて心に響きました。

永遠に10代でいられる気がしていた。20歳になるのを考えるのが恐ろしい…

――じゃあ、前より自分を信じられるようになりました?

広瀬すず う~ん、まだ数年はかかると思います(笑)。自分の悪いところってどんどん見えてくるんですよね。

私は今まで自分に厳しいほうだと思っていたんですけど、よく考えるとまだまだ甘くて、自分のなかで言いわけをしてることが多いなって。

人ってどうしても自分に甘くなっちゃうので、今年はもっと自分に厳しくすることを目標にしたいです。そうすれば少しは自信がついてくると思うので。

――今年6月で19歳になって、10代最後の1年を迎えますよね。そのことで何か意識は変わりそうですか?

広瀬すず 自分は永遠に10代でいられる気がしていたので、今言われてグサッときました!20歳になるのが恐ろしくてしょうがないです(笑)。もう誰も甘やかしてくれなくなるんだなって思うと…。

自分が年下の子を甘やかす立場になるなんて信じられない。この前、お母さんがイチゴを買ってきて一緒に食べたんですけど、最後の2粒を私にくれたんです。

その精神、すごくないですか?私だったら、自分の子どもにでも譲る自信ないです。2個あったら1個ずつにするし、1個だったら子どもがトイレに行ってる間に食べちゃう(笑)。

――広瀬さんならそれでもきっと許されますよ(笑)。お仕事の面では、大人になることって意識しますか?

広瀬すず 私は制服を着る役が多いので、いつ脱ぐことになるのかなって思います。姉(広瀬アリス)はわりと早かったんです。

青春ものもやるけど、早いうちからキャバ嬢とか色っぽい役も演じていたし、シリアスな役も多くて、振り幅が大きいのがいいなって。私も今後は10代ではできない役ができるようになって、もっと振り幅が増えていくのかなって思うと楽しみです。

<広瀬すず、『チア☆ダン』撮影現場のメイキングカット>

チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~

県立福井中央高校に入学した友永ひかり(広瀬すず)は、中学からの同級生の孝介(真剣祐)を応援したいためだけにチアダンス部へ入部する。

しかし彼女を待ち受けていたのは、顧問の女教師・早乙女薫子(天海祐希)によって「目標は全米大会制覇!おでこ出し絶対!恋愛禁止!」という超厳しいスパルタ指導!

早々に周りが退部していくなか、チームメイトの同級生・彩乃(中条あやみ)の存在もあり何とかチアダンスを続けていく決意をするひかり。チアダンス部は“全米大会制覇”に向かって走り出す!フツーの女子高生たちの夢への挑戦が今、始まる。

監督:河合勇人
出演:広瀬すず 中条あやみ 山崎紘菜 富田望生 福原遥 真剣佑 柳ゆり菜 健太郎 南乃彩希

2017年3月11日(土)全国公開【公式サイト】(外部サイト)

(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会

プロフィール

広瀬すず

広瀬すず(ヒロセ スズ)女優。1998年6月19日生まれ、静岡県出身。AB型。2012年に『ミスセブンティーン2012』でグランプリを獲得。その後、セブンティーンの専属モデルとして活動。13年4月、ド…

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