今も昔もテレビ番組で人気の企画といえば、クイズ

「クイズ$ミリオネア」「ネプリーグ」「なるほど!ザ・ワールド」など、これまでに数々の名クイズ番組が生まれていますが、中でも超定番のクイズ番組といえば、「高校生クイズ」こと、「全国高等学校クイズ選手権」

「アメリカ横断ウルトラクイズ」の高校生版として、1983年の大晦日にスタートした同番組は、学校ごとにチームを組んで地区大会を勝ち抜いてきた高校生が、母校の威信をかけてクイズで争い、これまでにもさまざまな名勝負を残しています。

高校生クイズ優勝者は、その後なにしてるの?

見ているこちらも、自分の出身校でもないのに、ついつい力が入ってしまうような熱戦が毎回繰り広げているこの番組ですが、かつて優勝した高校生たちは、その後どんな人生を送っているのか気になりませんか?

そこで今回は、2012年の第32回大会に出場し、開成高校チームの一員として優勝を果たした水上颯(みずかみ・そう)さんに直撃インタビューを敢行。水上さんは、現役東大医学部クイズプレイヤーであり、テレビ番組「最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王」2連覇を果たしたこともある天才プレイヤーです。そのクールなイケメンぶりに女性ファンも多く集めています。

そんな水上さんに、早速、最近のことを質問してみました。

高校生クイズ優勝後は東大へ進学

――水上さんは高校生クイズで優勝して、たくさんの注目を浴びたと思うのですが、生活に変化はありましたか?

水上さん:僕の場合は、高校生クイズで優勝しても特に生活は変わりませんでしたね。部活をしたり、放課後にゲームや麻雀をしたり、普通の高校生活を送っていました。

――クールなお答えありがとうございます!現在は東大の医学部に在学中とのことですが、めちゃめちゃエリートな進路ですよね。

水上さん:僕は昔から医者になりたいと思っていて、あと東大にも入りたいなという気持ちがあったので、それを両立するために、東大理科3類(理科3類は、おもに医学部に進学する学部)を志望しました。

東大に入学して、首尾よく医学部に進学して(東大は2年の夏の時に学部を選択する「進学振り分け」という制度がある)、今に至ります。当面の予定は、大学を卒業して、医者として一人前になることですね。

――東大進学と医者への道、ともに実現させるところはさすがですね…。

周りの人に「クイズ王」扱いされて突然問題を出されることも

――水上さんは、現在も「頭脳王」や「Qさま」などで活躍され続けていますが、クイズに精通するために日々心がけていることはあるんでしょうか。

水上さん:僕は大したことはしていませんが、日々の生活で知らない単語を聞いたら、ひとまずなんでも調べるようにしています。あとは、新聞を読んだり雑誌を読んだりすると、やっぱり自分の知らない知識が得られるので為になりますね。

テレビはほぼ見ないのですが、最近の芸能や流行についていけていないので、最近はときどき「王様のブランチ」を見るようになりました。

――クイズが得意だからこそ起こりがちなことはありますか?

水上さん:クイズ番組に出ていると、やっぱり周りの人に「クイズ王」扱いされて、突然問題を出されることは多いですね。うまく問題に打ち返せたときはいいのですが、答えられないときには、結構いたたまれない気持ちになります…。「何でも答えられる」境地にまで至りたいものですが、なかなか難しいものですね。

クイズのいいところは「どんな問題でも出る」ところ

――現役東大医学生として、またこれから就職をされる立場として、クイズの知識はどのような場面で活きていると実感しますか?

水上さん:クイズのいいところといえば、「どんな問題でも出る」ところです。ただ、逆に言うと、「そんなこと覚えていて何の役に立つの?」みたいな、いわゆるトリビアな知識を蓄えることも必要になります。

僕の場合、医学部の勉強に費やす時間とクイズの勉強に費やす時間はトレードオフの関係にあるので(どちらも座学が大切です)、むしろクイズの勉強に時間を費やして学業に支障が出ることすらある気がします。

とはいえクイズで覚えた知識が医学部の勉強で再登場すると理解の手助けにはなりますし、医学部の勉強で得た知識を使ってクイズに回答できると「おっ、ラッキー」という気持ちになります。かわいらしい役立ち方ではありますが、こういうささいな喜びがクイズの楽しさなのかなと思います。

お尻は痛いし頭も疲れるし…けっこう大変だった高校生クイズ

――今だから語れる、高校生クイズ出場時の裏話があれば教えてください!

水上さん:僕が出場した回の高校生クイズは、日テレの麹町スタジオというスタジオですべての収録を行いました。放送時は確か尺が3時間の番組だったと思うのですが、収録には、オフを含めて5日間かかりました。1日中、昼から夜までぶっ続けで収録を行っていたので、終盤に差し掛かるとお尻は痛いし頭も疲れるしで、けっこう大変でした。

問題を1問答えるたびに芸能人の方から「どこでこの知識を得たんですか?」という質問を受けるので、回答をボードに書き終えた後に「今度はどういう風に受け答えしようかな」とか考えていたりしてました。

――収録に5日間もかかっていたなんて、まったく知りませんでした!頭脳と気力の勝負だったんですね。

優勝メンバーの2人とは東大同期で今でも仲良し

出典 https://twitter.com

水上さん(手前列・右)

――ところで、当時の優勝チームのほかのメンバーの方々や先輩など、優勝経験者の方はその後、どのような道を歩まれているのでしょう?

水上さん:ほかのメンバーの2人も首尾よく東大に合格して、今でも仲良く同期をやっています。2人とも一時期はクイズを離れてしまったのですが、最近はまたひょこっとクイズの場に現れたりするようになり、たまに一緒にクイズをやったりします。

過去の優勝チームだと、僕たちが勝った回の1年前と2年前に勝った伊沢拓司さんは、今でもテレビのクイズ番組で大活躍していらっしゃいますね。最近では新しいバイラルメディアを立ち上げたりしていて、とっても精力的です。

クイズは肩の力を抜いてできるいい趣味

――では最後に、水上さんにとってクイズとはどのような存在なのでしょうか?

水上さん:先ほども話しましたが、クイズの魅力は「なんでも出るところ」。道を歩いていて目にしたことや、友だちと話していて聞いたことがたまに役に立つこともあり、そういうときが一番うれしいですね。

熱心に頑張っていた高校生クイズのころと違い、最近はクイズのための勉強はほとんどしていないのですが、そんな僕でも肩の力を抜いて続けることもできる、いい趣味だと思います。これからもクイズにゆるっと携わっていたいですね。

――今日はありがとうございました!

ご自身とクイズのかかわりについて語ってくださった水上さん。今では、肩の力を抜いて楽しんでいらっしゃるようです。これからも水上さんがクイズ番組でクールに回答する姿に要注目ですね!

【取材協力】水上颯さん

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