「夢奪われ悔しい」被害者の冨田真由さん、供述調書で重い処罰求める(産経新聞)

本当に痛ましい事件。

狂った愛情を暴力に変えて、将来のある若い女性を傷つけた許しがたい犯罪。被害にあった冨田さんの「出所したら今度こそ殺しにくるのではと思ってしまう」という感覚は当然の感情。

いや、むしろその可能性は今の日本で十分にある。

現在の日本における大きな課題は『再犯者率』であることはニュースでも繰り返し報じられている。

こちらが最新の犯罪白書のデータだ。

ご覧いただいて分かるように、日本は犯罪が減ってきている国だ。一目でわかるほどに年々、日本は安全になってきていると言えなくもない。

が、問題はこの折れ線グラフである。

せっかく犯罪が減ってきている上に「初犯率」が劇的に改善しているにもかかわらず、再犯者率…つまり、一度犯罪を犯した人間が、繰り返し犯罪を行うケースを減らしきれていない。その結果…『再犯者率』が50%近くまで伸びてしまっているのが分かる。

要は、更生できていないのだ。

犯罪とは少々異なるが、アメリカの「ドラッグコート」の紹介をしたことがある。

私が元プロ野球選手の清原和博氏のことを「被害者という側面があることを理解しなければ更生に近づけない」とコラムを書いたところ、何も知らないネット民の一部が「また長谷川がふざけたことを言っている」とバカにしていたようだが、これはそれらの書き込みを行った人間たちの認識が完全に間違い。

今回取り上げた、異常ストーカー犯罪者の場合、被害者である冨田さんの予測は当たる可能性が十分にある。少なくとも上記した犯罪白書のデータからは「絶対にない」とは到底言えない数値であることが分かるだろう。

今の日本ではこの犯罪者を「刑務所に数年間入れておけばいいだろう」となってしまう。

ここが間違い。

この犯罪者は「異常者」なのだ、という認識をしっかりと社会で共有することが必要なのだ。

要は、この犯罪者に必要なのは「2つある」ということを理解すべき。

一つは当然、犯罪を犯したのだから法的に刑務所に入って自由を奪われる=懲役刑だ。

そしてもう一つが「治療」である。

犯罪の内容が記事にある。よく読んでほしい。「普通の人間」の行動ではないことが一目瞭然だ。

人権だ~なんだ~と言ってる暇があったら、可哀そうな冨田さんのような犯罪被害者を増やさないためにも、こういう輩は「病気なのだ」という認識を持つ必要がある。

そして、刑務所で罪を償った後は、明確に「治療」を徹底的に行うべきで、その治療が終わるまでは一般社会に戻してはいけないのだ。この覚悟が今の日本には足りない。

その結果、上記したグラフでわかるように、本来であれば苦しまなくても済む『再犯者による犯罪』とその「被害者」が生まれているのだ。

初犯まで完全に無くせ、と言っているわけではない。そんなユートピアは存在しない。しかし、再犯者を生み出しているのは社会の構造の問題が要因の一つだ。これは「改善できる部分」のはずだ。

明らかな異常者は、

1. まずは罪を償わせる

2. その後はちゃんと治療しない限り社会復帰はさせない

くらいの事は検討してもいい。

それくらい、この冨田さんの心の傷は大きいものと推察する。

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