産後ってみなさんどのようなイメージをお持ちでしょうか。

「生まれたら寝られなくなるから妊婦のうちにいっぱい寝ておいた方がいいよ」とか「我が子の世話や家事にバタバタで気づいたら2、3日シャワー浴びてなかったよ」とか、周りの先輩ママからの話に「産後、色々と大変そうだ」とは感じていた私。

日々泣く赤子の世話というのは漠然と理解していたものの、まさか自分が日々泣き続けるとは考えてもいませんでした。

出産翌日からそれは始まりました。

全然出てこない母乳。うまく吸えず大泣きする息子を腕に、私も気づいたら号泣していました。

生まれる前は「母乳が出るなら母乳で、出なかったらミルクで問題なし」という気持ちでした。そんな私が「母乳も満足にあげられない母でごめんね」と泣いているのです。

産後3日目、母乳が出るようになり、これで一安心、と思いきや今度は息子のおっぱい拒否。

哺乳瓶に比べて飲みづらいのが原因のようでしたが、そう言われても「我が子に乳を拒否されるなんて聞いたことない…不味いのかな…息子に嫌われてるのかな…」と思い込み涙。

病院にラクテーションコンサルタントという母乳育児の専門家がいるのですが、その方には「産後数日では味の好き嫌いなんてないし、あなたを嫌いなんてことじゃないから安心しなさい!数ヶ月もしたら授乳のプロよ!」となだめられる始末。

産後1週間の検診。ドクターの「順調に育っているわね~。お母さんえらいわよ~」の言葉に反応し、気づけば心の中の何だか分からないものが大量の涙として溢れてきました。

一緒にいた旦那はギョッとしていましたが、さすがはドクター、慣れたもので、息子の検診もそこそこに私に色々と助言をくれました。

そして、自律神経が乱れているところに、全然寝てくれない息子との夜は想像以上にストレスとなりました。疲労はマックス。夜になるのが恐怖でした。

日中、家のことを一生懸命手伝ってくれる実母と、協力的な旦那がいるのに、何でこんなにイライラするんだろう…泣いてばかりだし…母親なのに…と、やっと寝てくれた息子の横で一人泣くこともありました。

こんな突然泣きまくる私の変化を一番身近で感じていた旦那。3ヶ月ほど経過した頃「あの時は〇〇(私)が産後うつになってしまったと思って、どうフォローしたらいいか分からず困っていた」と言われました。

当時はそのようなそぶりは見せず、ただひたすら協力的に家事や育児に取り組んでくれていたので、聞いて驚きました。当時を思えば、日々一生懸命私を褒めてくれていたなと気づきました。

ホルモンバランスも自律神経も乱れ、究極の寝不足。感情コントロール機能が著しく低下していた当時の私。そんな褒める作戦ですら、とにかく泣いてばかり。ひたすら家庭内を湿っぽくしておりました…。

今思えば、泣くことで溜まっていたストレスを発散して、どうにか心のバランスを取ろうとしていたのかもしれません。産後数ヶ月を過ぎた頃からホルモンバランスの乱れも緩和し、些細なことに突然号泣といったことは無くなりました。

今でも、産後すぐの友人が「うちの子よく寝てくれるし、いっぱい飲むし、かわいくて本当に幸せ~」と言っているのを聞くと、羨ましいやら何やらで、どうもモヤモヤしてしまう私の苦い思い出です。

著者:poppy
年齢:30代前半
子どもの年齢:2歳4ヶ月

チーズとイチゴとニンジンが大好きな息子と日々バタバタ過ごしています。最近ハマったクロスステッチが今のストレス発散法。アメリカ在住。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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