日米首脳会議が注目を集めている中、2月8日のワシントン・ポスト電子版、2月9日のワシントン・ポスト紙で、その話題を凌ぐサイズの紙面を割き、ある日本のお笑い芸人が掲載されました。そのお笑い芸人とは、ビヨンセの物真似で日本だけでなく海外でも人気の高い渡辺直美さん。

なんと1ページの紙面を全て使って掲載されたのは、渡辺さんのインタビュー。紙面のトップには、以前、渡辺さんのInstagramに投稿された写真が大きく印刷されていました。

掲載されたのは、2015年の投稿のこの写真。そして写真に添えられた記事タイトルは

「In super-skinny Japan、she's living large」


痩せ過ぎた女性が多い日本において、彼女はプラスサイズで生きるとして、全体的に痩せた体が美徳とされている日本で、ぽっちゃり体形を誇り、その姿のまま成功をおさめた渡辺さんの生き方や、その思いを多くの写真と共に紹介しています。

ワシントン・ポストは、日本の女性はアメリカに比べ肥満体型の人がほとんどいないばかりか、全体的に細すぎる傾向があるとし、そんな中で「日本女性の平均体重の約2倍もある」渡辺さんが、生き生きと活躍していることを称賛。

その生き方で、痩せていなくても、自分に自信を持ち幸せになれるのだということを証明しているとしています。

2016年にはワールドツアーも

昨年には、ニューヨーク・ロサンゼルス・台湾の3都市を巡るワールドツアーを決行した渡辺さん。この時も、海外メディアのインタビューに「日本という国では、女性はとても痩せていて、90kgの女の子が踊っているだけでとても驚く」としてこう答えました。

大きいサイズの女性は、それだけで心ない事を言われたりする。だから体型を隠すような服を着たり、全身を黒で纏ったりする。でも自分の体は隠すものではないんです

そして、ステージからは「私も欠点がたくさんあるし、自分の長所を見つけて、努力して生かして行くことが大事!」とメッセージを送りました。

人の気持ちを変えるより、自分がハッピーに変わってほしい

今回のワシントン・ポストのインタビューでも、「太った人に対しての他人の気持ちを変えることよりも、太った女性自身の心を変えたい。自分の体に自信を持って前向きに生きる手伝いがしたい」と語った渡辺さん。

ワシントン・ポストは「日本のファッショナブルな店にはMサイズまでしかない。それはつまりそれが日本の女性の体型に対して深く根付いていた認識であり、渡辺さんはそれに挑戦している」として「渡辺直美は、痩せた女性が称賛される日本において、太った女性も、自分の体を前向きに捉えてファッションを楽むことができるというお手本となっている」と、その存在を称賛しました。

そして2014年に「太った女性が着ることができるお洒落なブランドがない」と立ち上げたブランドPUNYUS(プニュズ)を紹介。

「大きな女性だって、もちろんファッショナブルでありたいと思っているんです」

実はPUNYUSの最大の特徴はフリーサイズから6Lまでの豊富なサイズ。今までファッショナブルな服がないと悩んでいた人だけでなく、細身の女性にもファンが多いのが特徴です。

それは、渡辺さんのこだわり。太っていようが痩せていようが、全ての女性が、自信を持って自分を表現して行ってほしいという思いがあるのです。

ワシントン・ポストのインタビューでも、日本社会は圧倒的に男性社会であり、家庭に入るのを望む男性が多いこと、もっと多様な選択肢を持てるといいと思うと述べつつ「日本の女性たちは変化してきていて、自分というものを表現できる女性が増えています。そうして多くの女性たちが、自信に溢れて過ごす姿を見ることで、私も成長できるのです」と語りました。

今がベストだから!

過去に番組の企画のためにダイエットをしたことがあるものの、日本テレビ系『人生が変わる1分間の深イイ話×しゃべくり007 安心できない合体SP』では「一切痩せる気はないです。今がベストなので」と言い切った渡辺さん。

デビューした当時は、体型も含めてイロモノとして面白がられるという要素が強かった渡辺さんですが、今ではその個性が圧倒的な魅力となり、ファッションアイコンとしても、言動や生き方も、多くのファンが憧れる存在になりました。

それはまさに「人を変えるのではなく、自分がハッピーに変わること」が生み出す魅力に他なりません。渡辺さんの明るさと強さ、ポジティブな力が滲み出るその姿が、多くの人を惹きつけ、笑顔にしてくれているのでしょう。

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