10歳のときに、徐々に視力が落ちる網膜色素変性症を発症。25歳ではじめたブラインドサッカーで日本代表として活躍している落合啓士さん。

ブラインドサッカーとは、一般的なフットサルのルールに加え、キーパー以外のプレイヤーがアイマスクを着用するなどのルールがあり、転がると音が出る特別なボールを使用しながら「音」と「声」でコミュニケーションを取るスポーツ。パラリンピックの公式種目にもなり、近年注目を集めています。

落合さんはこれまで、視覚障害者の方の気持ちや知られざる本音を綴ってきましたが、今回「白杖もった視覚障害者が携帯の画面をみる理由」というブログを更新し、話題になっています。

「白杖もった人が携帯みてる」というツイートを見て

Twitterで「白杖もった人が携帯みてる。ほんとは視覚障害者ではないんじゃない?というツイートをみかけたという落合さん。

こういうことが広まってしまうと誤解を招くので今日は視覚障害者のスマフォ操作時に画面をみる理由について私の知っているかぎりお伝えします

出典 http://lineblog.me

白杖をもった視覚障害者が“携帯の画面をみる理由”

まず私みたいな全盲でも携帯を操作するときは画面の方向に顔をむけます

もしかしたら「みえないで音声で操作するときはどちらかの耳に近づけてするんでしょ。」と思っていませんか?

確かにそういう人もいるかもしれません。

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ただ、私は音のでているほうに視線をむけます。

なぜか?

「左右の耳で音を聞くため」です

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左右の耳で聞くことで音の距離感がとれるのだといいます。

「これは遠近感をはかるためには両目じゃないとうまくとれないのと一緒なのでは?」
と落合さん。ブラインドサッカーでも左右の耳で聞くことが大切だとされており、携帯を操作するのもトレーニングのひとつだと思っているのだそう。

また、ブログでは白杖を持つ方についても説明されていました。

白杖を持つのは全盲の方だけではない

勘違いされやすいことですが、白杖を持つのは全盲の方だけではありません。

弱視の人たちも白杖をもっています。

「見えているのになんで白杖もつの?」

法律では弱視でも白杖を持つように指示されています。
ただ、視覚障害者でも「白杖もちたくない」という人もいます。

昔の私がそうでした。
白杖持つことが「恥ずかしい」と思ってたんですよね…。

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話は戻って弱視の人はみえている目でなんとか、画面をみています。

最近はスマフォのアクセシビリティで文字を大きくできたり、画面の背景をみやすいようにカスタマイズできたり弱視でもみやすくなっていると思います。

なので、視覚障害者でも画面をみているんですよー

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画面に凹凸がなく、指の感覚だけで操作することが難しいスマートフォンですが、音声入力による操作も可能なため、視覚障害をお持ちの方もスマートフォンを使用しています。このことがあまり知られていないため、誤解されることも多いそう。

落合さんは正しい知識が広がってほしいという思から、このことをブログに綴りました。

落合さんのブログには「視覚障害者に接する4つのポイント」「見えない私がどうやってブログ書いているか教えます」など、興味深い投稿がたくさんありました。

ぜひブログもあわせてご覧下さい。

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