記事提供:日刊SPA!

2020年のオリンピックの開催までに様々な変化が見込まれる東京。

新国立競技場や晴海地区など開催や競技に直接関係する施設だけでなく、渋谷駅前に代表される再開発、ホームドアの設置やJR山手線の新駅といった計画が進行していることはご存知の方も多いだろう。

東京はただでさえ変化が激しい街であるが、施設や交通に関する大きな変化がオリンピックを契機に生じることは間違いない。

しかし、オリンピックの“副作用”の中には、こうした大規模な都市開発だけではなく、当然よりミクロな規模で、ともすれば見過ごしてしまいそうな漸進的変化も多くあるようだ。

◆2020年、東京の街から消えてしまいそうな意外なもの

本記事では行政や企業の公開情報やニュースに基づいた3年後の東京オリンピックまでに、東京の街から消えてしまいそうな意外なものをいくつかご紹介しよう。

◆3位:和式トイレ

日本人でも馴染みが薄くなりつつある和式トイレ。

東京都は、都立公園や小中学校、都営地下鉄の駅などのトイレの洋式化のために、今年度の予算で40億円弱を計上することを決めた。

都営地下鉄の28駅、都立学校の272棟のトイレを和式から洋式に順次改修し、旅館やホテル、会場周辺の民間鉄道の駅も対象となっており、2020年度までに8~9割の整備を完了することを目指しているという。

その背景には訪日客外国人にとって和式トイレが使いにくく、トイレを汚してしまうトラブルや、「トイレの数が足りない」などといった観光庁への苦情や相談が目立ってきているという事情もあるようだ。

他人とお尻を直接くっつけたくないなどの理由で和式トイレを愛用する人も少なからずいるようだが、“お・も・て・な・し”を強調してしまった以上、これもやむを得ないのだろう。

◆2位:コンビニの成人誌コーナー

時代とともにサービスや商品を変えてきたコンビニ。「写ルンです」や「プリペイド式携帯電話」など消えていったモノやサービスは数多いが、10年後にはそこにエロ本も加わるかもしれない。

国際的な大規模イベントの際に、風俗街などで浄化作戦が行われるのもよくあることだが、コンビニが重要な販路となっている現在のアダルト系出版社にとっては死活問題。

欧米・アジアも含め、世界のコンビニではエロ本の販売はNGというのが当たり前らしく、キオスクなどでたまに売られていたとしても、子供の目に触れないように十分配慮されているのが普通だそうで、「ヌード雑誌が白昼堂々と売られているのは日本だけ」とは言い切れないにしろ、子供への教育面や“恥じらいの美学”などを考慮すれば、やはり日本は特殊なのだろう。

返す刀でコンビニのタバコ販売もなくなるかも、なんていう話もあるようだ。

◆1位:ホームレスの路上マンガ販売

街に捨てられているマンガ雑誌などを拾い集め路上で販売するホームレスの路上マンガ販売。

基本的には道交法や古物営業法など法律上の問題はないそうで、現在も西武新宿駅付近などで見かけられるが、気づけば数年前は見られた新橋のSL広場や新宿アルタ横のスカウト通りなどではすっかり見なくなっている。

特に都心部では地価の高級化「ジェントリフィケーション」が進められており、その流れの中で東京都が生活保護を積極的にかけるなどホームレス自体の数も減っている。

加えて、少年向け・青年向けのマンガ雑誌が発行部数を落としている最近の傾向や、スマホで読める電子書籍の普及の影響もあって、紙のマンガ雑誌自体が駅のゴミ箱や街になかなか捨てられておらず、拾い集めるのが大変なことも大きな原因となっているとのこと。

ハコモノではないソフト面での街の変化は、たいていあとから気づくもの。

電柱に貼られたピンクチラシ、右翼団体や左翼セクトのビラをあっという間に見かけなくなったように、あとから「あった、あった!見なくなった!」と過去を振り返りながら酒を飲むおっさんは多い。

今のうちに、そんな過去を忘れないようになんとなく街の写真を撮っておくのもよいのかもしれない。

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