記事提供:messy

ローラInstagramより。

1998年公開の映画『アルマゲドン』に出演した松田聖子。2006年に『ワイルドスピード3』に出演した妻夫木聡。

「ハリウッド映画進出!!」と日本国内で大きな話題となったものの、実際にその映画を鑑賞してみると「え、出番あれだけ!?」とあまりのチョイ役に観客が呆然となってしまうパターンは多い。

妻夫木の台詞は「GO!」の一言だけだったし、松田聖子は一瞬チラッと画面に写り込むのみで、どちらも“カメオ出演”だった。

タレントでモデルのローラ(26)が、2015年8月に自身のTwitterでハリウッド制作の映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』に出演すると明かした直後は、失礼ながら例に漏れずローラも超チョイ役だろうと思った。

『バイオハザード』シリーズといえば、日本のゲームメーカー・カプコンのゲームソフトを原案としたアクションホラーの大ヒットムービーとして全世界的に有名な作品である。

主人公・アリスはミラ・ジョヴォヴィッチの当たり役となり、続編がどんどん製作され、2002年8月の第1作目から14年が経つ昨年12月23日に日本で公開となった『バイオハザード:ザ・ファイナル』は第6作目だ。

そのサブタイトル通りこれが同シリーズの完結作であるとされている。

ローラは15年8月21日に、「みんなにご報告があるんだ!実は映画バイオハザードに出演する事がきまったの!とってもかっこいい女性役を演じるの!ハリウッド映画にでることはわたしの夢で英語も演技もずっと練習をしていたから合格してほんとうにうれしい。来月からしばらく南アフリカで撮影なの!がんばってくるね」とTwitterで報告。

撮影が始まってからは、撮影場所である南アフリカ滞在中の様子や、共演者とのショットなどを積極的に自身のインスタにアップした。

女戦士らしい衣装を身に着けて屈託ない笑顔を見せるそのショットは、ローラがハリウッド映画の制作現場をイキイキと楽しんでいる様子が垣間見える微笑ましいものだった。

主演のミラと並んで写る写真をアップしたこともある。

そして昨年12月、公開前に劇場に流れた予告編では「What are we gonna do?(どうする?)」とのセリフがあることも確認でき、筆者は「これはひょっとすると…」と大きな期待を寄せていたのだが…。

やはり実際に公開された映画本編では、ローラの出番はほとんどなかった。結論から言うと、予告編以上のものはなにもなかった、のだ。

セリフは「どうする?」と「撃つよ!」、確かに主人公のアリスと行動をともにする女戦士なのだが、登場シーンはわずか5分ほどで、すぐに無残にも食われてしまう。

残念ながらメインキャスト感はまったくなかったと言えるだろう。

世界に先駆けて日本では昨年12月に公開された同作品だが、アメリカでの公開日は今年の1月27日であった。公開に先駆けて1月23日(現地時間)にLAプレミアが行われ、ローラもミラら主要キャストと共にレッドカーペットをにこやかに歩いた。

1月29日配信のネットニュースは、このローラの様子を「主要キャストと並ぶ必要があったかどうかは疑問が残る」と痛烈に批判している(asajo)。

ローラがレッドカーペットを歩いたことでネット上では「ちょっとしか出てないのによくハリウッドに行けたな」「ドヤ顔が、恥ずかしい」などの辛辣な声が飛んでいることをあげ、さらにハリウッド女優たちと並ぶとさすがに顔もスタイルもかなわないとして、まるで<公開処刑>にあったかのよう、と書いている。

たしかに現在webで公開されているレッドカーペット上の写真を見ると、ほかの女優たちと並んだローラが小柄に見えることは否めない(ローラの身長は165cm)。だが筆者は公開処刑というほどでもないように思った。

主演のミラ(身長174cm)も、全体の比率はともかく、顔のサイズを測ったらローラとそう変わらないのではないか?

確かに今作でのローラはチョイ役だ。それは誰が見ても同じ意見だろう。

原作での<女戦士コバルト>はそれなりに出番も多くその心情もこまやかに描かれているとされており、ひょっとするとディレクターズカットではもう少し出番が多いのではないかと推測する声もあるものの…公開された作品では出演シーンが暗いこともあり、あれじゃローラでなくてもよかったとの声があっても仕方がないのかもしれない。

だが、ローラは「ハリウッド映画」に出ることを昔からの夢としており、そのために、日本のテレビバラエティに出まくっていた時期から毎朝自主的な英会話練習を欠かさなかったという。

今回のコバルト役はオーディションで勝ち取ったもので、ローラはL.Aでのワークショップで演技レッスンに励みチャレンジしたことでも知られている。

かつてテレビ画面で見せていた「おバカ」なキャラとは裏腹に、影では夢を実現させるために相当な努力を積んで彼女が掴んだこの役を、“超チョイ役のくせに”と嘲笑することは私には出来ない。

『バイオハザード:ザ・ファイナル』の1月25日までの日本での興行収入は40億円を突破しており、大ヒットといえるだろう。ローラが今作で念願の夢である女優業、しかもハリウッドの世界へと一歩踏み出したことには変わりはない。

たとえ今回は超チョイ役だったにしても、1作でも出演すればそれは確実に彼女のキャリアとなる。26歳とまだ若い彼女が今後大化けする可能性はゼロとは言い切れないだろう。

少なくとも活動拠点をニューヨークに移しアメリカで芸能活動を行うと宣言しているお笑い芸人のピース・綾部祐二よりも一歩先に進んでいる。

ちなみに渡米予定の4月まであと2カ月しかない綾部は、まだ小学生用のドリルで単語のスペルを覚えている最中だそうだ。大丈夫か、綾部?

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