この冬ドラマの中でも、大人のドラマとしてを集めているのが、TBS系の火曜22時枠で放送されている『カルテット』

キャッチコピーの「全員片思い、全員嘘履き」という言葉通り、散りばめられた伏線の中で全く予想できない展開。そして、松たか子さん、満島ひかりさん、高橋一生さん、松田龍平さんという、なんともクセの強い役者たちが、嘘と秘密を抱えながら織りなす会話劇は見応え十分。ミステリー仕立てのラブストーリー、様々な要素が入り交ざった、まさにがっつりと作り込まれた大人のドラマです。

実はこのドラマ、物語の展開もさることながら、登場人物の台詞が名言ばかりだと話題になっています。

「人生には3つの坂がある。登り坂、下り坂、まさか」

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「絶対なんてないんです。人生ってまさかなことが起きるし、起きたことはもう元に戻らないんです。レモンかけちゃった唐揚げみたいに。」

松さん演じる巻の夫が、1年前にコンビニへ行ったきり帰ってこなったことを明かしたこのシーン。結婚以来、唐揚げにレモンをかけ続けてきた巻が、実は夫がレモンを嫌いだと知った時の思い…夫婦って些細なことの積み重ねだからこそ、些細なことが大きな意味を持ってきますよね。「夫婦って別れられる家族なんだと思います」

みんなで唐揚げを食べた時の「レモンかけるかけない」論争を笑って見ていた視聴者は、まさかこの後に語られた巻の過去につながるとは想像もしていなかったでしょう。

「いなくなるって、消えるんじゃなくて『いない』がずっと続くこと」

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松田さん演じる別府が、運命を感じた巻に告白。しかし、巻はそれを信じません。

「別府さん、夫がいないって言うけど、いなくなるのって消えることじゃないですよ。いなくなるのって、いないってことがずっと続くことです。いなくなる前よりずっと傍にいるんです。捨てられた女なめんな。」

「質問に質問で返す時は、正解らしいですよ」

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満島さん演じるすずめすずめが、別府に「別府さんって真紀さんのことが好きですよね〜」と聞くと「え?何がですか?」という答え。それを受けての、このセリフ。

そして後半、「別府さんのこと好きなんですか?」って訊かれたすずめは「…なんでですか?」と質問で返しました。これは…!みぞみぞします。

「泣きながらご飯食べたことある人は、生きていけます。」

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時間が解決してくれない悲しみや辛さ。探し求めていた自分の居場所を守りたくて、ずっと笑顔でいたすずめ。

人間て、どんなに悲しくてもお腹が減る、それは悲しくも可笑しく愛おしい時間です。泣きながらカツ丼を食べるその姿に、自分を重ねた人も多かったのではないでしょうか。

「好きな人には好きって言わずに会いたいって言うでしょ?会いたい人には会いたいって言わずに、ご飯行きません?て言うでしょ。言葉と気持ちは違うの。」

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高橋さん演じる家森の「行間案件」力説シーン。

こんなのデートじゃないんだからね!って言うのは、デートでしょ?絶対に怒らないから本当のこと言ってって言われて本当のこと言ったら、めっちゃ怒られるでしょ?それが行間!」

これだけわかっているのに、自分は行間が読めてない家森、愛しすぎです。

脚本は言葉の魔術師・坂元裕二さん

「カルテット」の脚本を務めるのは、言葉の魔術師と呼ばれている坂元裕二さん。昨年は、月9ドラマ「いつかこの恋を思いだしてきっと泣いてしまう」で、多くの人のを揺さぶりました。

実はあの伝説のドラマ『東京ラブストーリー』を、23歳の手がけていた坂元さん。これまでにも、数々の名言を生み出しているんです。

「東京ラブストーリー」

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「誰も居ないから寂しいってわけじゃないから。誰かが居ないから寂しいんだから」

「人が人を好きになった瞬間って、ずーっとずーっと残っていくものだよ。それだけが生きてく勇気になる。暗い夜道を照らす懐中電灯になるんだよ」

「ねぇ、セックスしよう」

「最高の離婚」

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「外で食べたら、レジでお金払うでしょ。家で食べたら『おいしかった』って言うのがお金な。言わなかったら食い逃げな

「女は好きになると許す。男は好きになると許さなくなる。」

「結婚だって、離婚だって、どちらも幸せになるためにするもんじゃないですか?」

「mother」

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「あの子は嘘でしか、本当のことが言えないの」

「世間の目を見るのが母親じゃないじゃん。子供の目を見るのが、母親じゃん」」

「おかあさん…いつ迎えに来てくれるの?毎日寝る前に荷物用意して待ってるんだよ。おかあさん…また誘拐して…」

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」

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「恋人には2種類あるんだよ。好きで付き合ってる人たちと、別れ方がわかんなくて付き合ってる人たち」

「東京は夢を叶えるための場所じゃないよ。東京は夢が叶わなかったことに気付かずにいられる場所だよ」

「好きな人って居て見るんじゃなくて、見たら居るんだよね」

読めない展開と珠玉の台詞「カルテット」から目が離せない!

最初に紹介した「唐揚げにレモン」のように、何でもないように見えた言葉やシーンが、まさかの伏線になっていることの多い坂元さんの脚本。シンプルでリアルなのに、どこか不可思議な魅力を放つ台詞たち。

「カルテット」でもその魅力が存分に発揮されています。物語の展開だけでなく、その珠玉の台詞に注目しては如何でしょう。

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