乳首の色が濃い人は経験豊富だ」という噂を中学生や高校生の頃、耳にしたことはありませんか?

いかにもくだらない、この噂の真偽を確かめるべくSpotlight編集部は「ゴリラクリニック」で美容医療などを手がける稲見文彦 総院長にお話を伺いました。

「乳首の色が濃い女性は経験豊富」という説は正しいの?

出典Spotlight編集部撮影

ゴリラクリニック・稲見文彦ドクター

ーさっそくなのですが、「乳首の色が濃い人は経験豊富だ」という噂は本当なのでしょうか。

稲見 : 人間の体、特に乳首のあたりは「色素沈着」といって、慢性の刺激で色がつくことは決して珍しいことではありません。だから可能性の1つとして乳首の色が濃い人は性行為の経験が多いかもしれない、と言えるでしょうね。

ただし性的な経験が多いことだけが黒ずむ原因ではありません。他にも、スポーツをして乳首がウェアにこすれれば同様のことが起きる。だから必ずしも「乳首が黒い=性の経験が豊か」とも限らないですね。

その上、現代では乳輪や乳首の色を薄くできます。お顔のシミなどと一緒で、塗り薬を使ったり、場合によってはレーザーを使うなどして色を薄くする治療が行われています。

ということは仮に性行為の経験が多く色の濃い乳首になったとしても、治療で薄くできるので、経験の多さと色の濃さがイコールで結べなくなってきています。

出典Spotlight編集部撮影

ーこすれると色素沈着が起きるというのは、どういう原理なんでしょう?

稲見 : わかりやすい例はランニングでしょうか。走っていると、乳首がウェアでこすれますよね。そうすると肌が弱い方は赤くなったり、腫れたり、痛くなったり、と炎症を起こします。

それ以降はニキビと一緒です。膿が出てニキビが治ってもしばらく患部は赤いままだったりしますよね。炎症が何回も積み重なると、消えないシミとして残ってしまうんです。この結果がいわゆる「黒い乳首」や「黒い乳輪」ということになります。

ーということは、治療で乳首の色を薄くしても、こすれたりすればまた黒くなってしまうんですか?

稲見 :はい。そのようなことが起きます。色を最も気にされる若い女性にもよくこんなことを言っています。「もちろん治療は可能で、色は薄くできる。けれど出産したらまた色は濃くなるからね」と。

女性に限って言えば、乳首や乳輪が黒くなることで授乳がしやすくなる効果もあります。乳首の色が濃くなれば赤ちゃんが識別しやすくなるので、迷うことなく口にくわえられます。育児的な役割を含めて、乳首の色が濃い女性は「経験豊か」ということになるのでしょうね。

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