年始のお話。

京都へ帰る新幹線の中で、おーちゃんが急に、「あっ!!」と、驚いた声を出した。

そして、「ねぇ、ママ!!自分の目って見えないんだね?!」

と、目をまん丸にしながら聞いてきたおーちゃん。

最初、何のことか分からなくてピンとこないでいたら、続けておーちゃんが、

「自分の目って、見えないんだね!ほら!ね!!ママの目も、おねえちゃんの目も、トウくんの目も見えるのに。…ぼくの目見えない。なんでだろう。なんで?不思議~!」

と、自分の目を自分で探しながら、宙をキョロキョロ一生懸命探してるおーちゃん。

そしてそのうち、

「あ、鼻も見えないや。あと…ほっぺたも!口は…。あ!こーやって、んーってとがらすと、なんか、さんかく、みたいなのがちょっと見える!!」

と、言い、口を尖らせ、小鳥さんみたいに口をパクパク動かし、寄り目になりながら、自分の目から見える範囲はどこまでなのか検証し出したおーちゃん。

自分の顔って、自分では見えないんだね。

不思議だね。

不思議なことに不思議だと気付けるその発想が、柔らかくて、好きだなぁって、いつも、こっちが、ふふってなる。

大人の当たり前は、あなたの、とびきりのビックリ。

不思議なこと、たくさんあるね。

昔は、不思議だったはずのこと。

ママにも、また、思い出させてね。

ライオンさんの目はシマウマさんを見つけて、しっかり捕まえるために顔の前についていて、

シマウマさんの目は周りをよく見渡して、ライオンさんから逃げられるように顔の横についてるんだよって、

落書き帳に、簡易イラストを描きながら話をしたら、

へぇ~?!不思議ー!!笑。と、目をキラキラさせたおーちゃん。

そして、「じゃあさ、ママの目は…前だね?」

と私の目の場所を指差し確認して言うので、

うん。おーちゃんのかわいいお顔ちゃんと見れるし、お目目見てお話したり出来るから、前なんじゃない?と答えたら、

「あぁ!そっか!大好きなひとをちゃんと見えるようにか!だからぼくもママのお顔見えるのか」

と、にんまり、にーん。

…あぁ、おーちゃんに反抗期がきたら、この時の話、聞かせてあげたい。笑。

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