「大富豪になりたい!」とまではいかなくても、「収入を増やしたい」なら誰しも思ったことがあるはず。そのため、副業をしたり資格を取ってみたり、はたまた食費を削り節約に努めたり…様々な方法を試した方も多いかと。

しかし、その行動は本当に「お金を増やす」ことにつながっていたのでしょうか?

実は、「大富豪」と呼ばれる人たちは、お金を増やすために「意外な」お金の使い方をしているんです!

『大富豪が実践している お金の哲学』(冨田和成/クロスメディア・パブリッシング)は、大富豪の考え方やマインドを知り「お金を増やす正しい方法」を培うためのビジネス書です。

本書は「大富豪」「小金持ち」「一般人」の三者を比較し、「大富豪」の考え方がいかに「その他」と異なっているのか、分かりやすく説明してくれています。

私(一般人)が考える「金持ち像」はせいぜい「小金持ちレベルだったのね…」と思うこともしばしば。

今回は本書の内容の一部をご紹介するので、ぜひ「大富豪マインド」と「その他」の違いに驚いてほしいと思います。

(ちなみに、本書における「大富豪」は「純金融資産で1億円以上を保有する人」のこと。「小金持ち」は年収数千万円はあるが、純金融資産が1億円未満の人。それ以外を「一般人」と定義しています)

◆年収を上げるために…

一般人は、時間でお金を稼ぐ

小金持ちは、運でお金を稼ぐ

大富豪は、仕組みでお金を稼ぐ

収入が増えない人に共通するのは「お金に対して受け身の立場でいること」。

大半の人は、お金を増やそうとする際、「時給を上げる」「仕事時間を増やす」「副業をする」くらいしか思いつきませんが、どれも「時給で働く行為は自分の『時間』を雇用主に売っている」という点で、収益モデルに変わりはないのです。

時給で働くデメリットは3つ。

・有限な自分の時間を切り売りしているため、売り上げに上限があること。

・時間を売ることで、自己研鑽や人脈構築の時間といった、「お金を増やし得る」機会が乏しくなってしまうこと。仕事に追われ、チャンスを逃す可能性が高まること。

・単価が安いこと。また、海外の労働力や人工知能が発達すれば、マーケットそのものが失われる分野も今後出てくる可能性があること。

出典『大富豪が実践している お金の哲学』(冨田和成/クロスメディア・パブリッシング)

その状況を打破するため、一攫千金を狙い、怪しい投資やパチンコや宝くじといったものに走る人もいます。それで「運良く」成功すれば「小金持ち」にはなれるかもしれませんが「再現性がない」ので、「大富豪」にはなれません。

「大富豪」は「いかに自分の時間を売らないで済むか」を念頭に置き、「時間が買えるのであれば、積極的に買い」「自分の時間を売らなくてもお金が生まれる『仕組み』づくり」をします。

その仕組みの代表格が「人を雇う立場になること」。

とは言え、経営者になることは簡単なことではありませんから、サラリーマンなら(正しい知識に基づく)投資・アフィリエイト、小売や飲食のオーナーであればフランチャイズフィーなどなど、とにかく「寝ている間にもお金が生み出せる」仕組みを作ることが大切なのです。

◆大富豪がどうしてタクシーを使うのか?

「お金持ち」と言えば、高級車を乗り回しているイメージがあったのですが、これは「小金持ち」のお金の使い方。大富豪は「タクシー」を使うのだとか。

これはひとえに「時間」を価値のあるものだと考えているから。

公共交通機関に乗ると、「電車を待っている時間」や「路線の迂回(車で直進すればもっと早い)」などが時間の浪費になってしまう(通勤ラッシュで、貴重な資源である「体力」を消費するのもムダ。風邪などに感染するおそれも高まる)。

また、高級車で自ら運転をしてしまうと、「その間、仕事が出来ない」ことが時間の浪費だと考えるのです。

移動時間を活用して昼食、仮眠などをとり、生産性を上げる。食事の時ですら「人脈作り」「他者とのコミュニケーションの場」と考えている人も多いのだとか。

一般人代表として、「日常的にタクシーに乗るお金がそもそもないよ!」と一瞬思ったのですが、大切なのは「時間と安全はお金を出してでも買う」という「大富豪マインド」を学ぶことかと。

金融業界にいて、サラリーマン時代に多くの「富裕層」と関わりを持っていた著者の経験と知識をもとにまとめられた本書は、「大富豪になりたい」とまでは思っていなくとも、少しでも収入を増やしたい、「お金」で苦労をしたくないと考えている(おそらくほぼ全ての日本人)読者におススメしたい一冊です。

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