先週18日(水)、イタリア中部のアブルッツォ州の山間部でマグニチュード5以上の地震が4回連続的に発生しました。

その後も夜通し余震が続いたことが原因とするグランサッソ山で、現地時間午後4時半(日本時間19日午前零時半)から午後5時40分の間に雪崩が発生し、ファリンドラ町にある四つ星のリゾートホテル「リゴピアノ」を直撃したことで、ホテル利用客や従業員など約30人が生き埋めとなりました。

地元住民による通報があったのですが、吹雪が続く悪天候の中、最初の救助隊が現場に到着したのは、翌日19日午前4時(日本時間正午)のことでした。

救助隊は、20日朝、崩れた天井の下の隙間にいた6人の生存者を確認し、雪崩発生から約43時間後の同日昼ごろ、救出することに成功しました。

その後も必死の救出活動が続き、3人が救出され、これまでのところAP通信によればこども4人を含む合計9人が救出されました。(救出者は10人~12人という他の報道もあり)救出された人たちは、大人1人が腕の手術を受けましたが、残りの8人に怪我はなかったそうです。

救助隊はほかにも生存者がいるとみて、捜索を急いでいます。これまで5人(そのうちの2人はホテルのウエイターたち)が遺体で発見されています。

1月22日のイギリス・メトロの報道によると24人がまだ行方不明となっているとのことです。

無事救出された9人のうちの1人であるジョルジアさん(22歳)が、インタビューで自身の体験を語りました。

地震発生後、宿泊者たちは、救助を待つため、ホテル1階に集まっていたところを雪崩に襲われたそうです。

ホテル宿泊者で雪崩に遭い、無事救出されたジョルジアさん

ジョルジアさんは、ホテルのロビーのソファーにフィアンセのヴィンチェンツォさん(25歳)と一緒に座っていたところを雪崩に襲われたと語りました。

雪崩に巻き込まれた後は、真っ暗で音も何も聞こえなかったそうです。

「私たちの声は反響し、ヴィンチェンツォは、それが雪の影響で起きると説明してくれました。外の音は他に何も聞こえませんでした。ホテル内部から他の人たちの声だけが響いて聞こえていました。」

彼女たちは暗闇の中、一緒に来た人たちと携帯電話を使い、お互いの精神を守るために励まし合っていたそうです。

「(救出されるまで)私たちが食べたのは雪だけでした。異常な状況下におかれアドレナリンが働いていたせいか、空腹はそんなに感じませんでした。」と彼女は語りました。

「私は時間の感覚を失いました。それは今も続いています。救出されるまで2日かそれ以上かかったと思います。」

彼女たちのグループは、1月20日(金)午前11時に救出されました。

彼女たちは58時間雪を食べて生き延びました。

「救出されてすぐに誰が救出されているのか、まだ誰が中に残されているのかみんな見極めようとして名前を聞きました。」とジョルジアさんはインタビューの最後に語りました。

イタリア中部のでは昨年8月24日にマグニチュード(M)6.2の大地震が起き、リエーティ県アスコリ・ピチェーノ県アマトリーチェ、アックモーリ、ペスカラ・デル・トロントの町村などで多数の死者を出したばかりでした。

残されている生存者の方たちが一刻も早く救出されることを祈ります。

(新着ニュース)1月23日、昨年12月に誕生したマレンマシープドッグの子犬3匹がホテルから救出されたというニュースが入りました。

これは希望が持てるニュースですね!

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