28週でやっと性別判明。検診の帰路、電話で夫に報告しました。「男の子だったよ、ウフ♡」

そしたら夫、電話の向こうで固まりましてね。「もしも~し、クロとら??もしも~し」

女児希望とは知っていたが、まさかショックで気を失うほど女児推しだったとは。

「パパ~」「あはは、うふふ、待ってよぽのちゃん(仮名)」

脳内の妄想女児に勝手に「ほのか」と名をつけていたようです。

「ぽのちゃんはもう、どこにもいないんだね…」涙ぐむ夫。

いるだろうが!わたしたち二人の子ならまだ腹に!

「さよなら…ぽのちゃん」壁に向かって妄想女児にお別れを言う夫。

お前!この一幕、絶対生まれた子にばらす!嫌われろ!嫁はそう誓いました。

お腹の子は授かり物、それを忘れておごったせいか、妊娠29週で切迫早産になりました。

今産まれてしまうと1000gに満たないお腹の子が命の危険!

夫の不始末でなぜ私が神罰に当たるかな、夫が便秘にでも下痢にでもなればいーじゃん。

自宅で安静を言い渡されましたが、さらに悪化したので入院になりました。

頸管がこれ以上短くならないよう、張り止めのお薬を経口投与のうえベッドで安静生活です。

しかし張りがおさまらず頸管の開きが悪化していき、

「トイレもベッドで!」など安静度があがり、お薬も強い点滴になりました。

その甲斐あって、子宮頸管長が2.7cmに!

子どももどうやら危険な未熟さを脱し2000gを超えています。

「もう退院していいよ」と担当医師。

うきうきして部屋に戻る道すがら、胎児もうきうきしたものか、

「ドグゥワ」最大の…妊娠期間を通して最大の…、

「大キック」を見舞われました。しかもよりによって子宮口に!

一気に1.8cmの最短記録をたたき出す子宮頸管長!…入院延長です。

「ひと蹴り十万円!」入院延長で増えた医療費、入院経費です。

「バットひと振り百万円」には届きませんがけっこうなお値段です。

胎児やめてくれ!看護師さんがひっきりなしに来てくれて、

優しい声かけをしてくれる病院を、お前まさか、

まだ退院したくなくて…いや、まさか。

まあいろいろありましたが、無事に産まれました。

産まれてみれば全てよし!赤児も無事だし、

母親の私は、寝たきりだったせいで筋力が落ち、

産後が辛かったけどね。

そして、これほど猶予をやったのに、

夫が男の名前を考えていなかった事案は、次の議題と致します。

著者:まきりえこ

ゆると:2001年生まれ。お腹の中からダンスィだった。

イラストレーター。2008年、疲れ気味の男子育児からの現実逃避でスタートした子育てブログ「ちくわの穴から星☆を見た」がなぜか人気に。

アメブロ子育てランキング1位、のち書籍化。書籍「小学生男子(ダンスィ)のトリセツ(低学年編・高学年編)」「園児(エンジィ)のトリセツ」にて、やらかし系おばか男子「ダンスィ」を描き、母親たちの熱い共感を得た。

「ブログ:ちくわの穴から星☆を見た NEW」。イラストマンガ参加書籍「#アホ男子母死亡かるた」など。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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