アメリカの大手スーパー『WAL-MART』などで貸し出されている電動カート。巨大な広さを誇るショッピングセンターなので、身体の不自由な人や太っている人が電動カートに乗る姿がよく見かけられていますね。

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アメリカのスーパーマーケットでは、身体の不自由な人のために電動カートが用意されていることは珍しくはないようです。アメリカでは太り過ぎで歩行困難な人は、障害者として認められることもあるようです。

「Reddit」などで「Walmart People 」などのワード検索をすると、度々見かけるのがこちらの画像。

SNSで拡散され、この画像を検索してみると数えれないほど「Funny」というカテゴリで公開されています。その影響か、日本のサイトでも「アメリカ ウォルマート」や「アメリカ 電動カード」などで検索すると、ふくよかな方たちの中に度々出現するこの画像がおもしろおかしく紹介されています。

この画像の人物は、Jennifer Knapp Wilkinson(ジェニファー・カンプ・ウィルキンソン)さんという39歳の女性。
彼女は、この画像が世界中に共有されていたこと、屈辱的で残酷なコメントに対し長い間我慢していたようですが、昨年12月、ブログに自身の思いを書き綴りました。

The story behind the picture(写真の背景にある物語)

この画像の最悪なことは、太った女性が買い物かごの上を転がすにはあまりにも怠惰で、ソーダケースを取るために太った女性がカートの上でひっくり返ったと思われることです。

私は脊椎すべり症と呼ばれる症状があります。脊椎すべり症は、脊椎の骨のひとつが椎骨と呼ばれ、前進して外れます。これは脊柱に沿ってどこでも起こりますが、私の場合は腰椎で最も一般的です。

(中略)

私は背中の状況を助けられないほど非常に肥満です。私は持病の精神病のために食事療法を知りました。私は毎日体重と戦い、最近ジムに通いはじめました。しかし、私の減量は戦いの途中です・・・

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脊椎すべり症は、主に年配者に多い腰椎疾患のようです。彼女の場合、肥満による体重増加で腰に負担が掛り、若い年齢のうちから発症したのでしょうか。さらに精神疾患もあるようで、食事療法を試し、減量のために毎日ジムに通っているということです。

”あの写真”は数年前に起こった(2011年〜2012年頃)こと。私は健康管理の点で非常に甘かったと思います。私は”その日”にも多くの苦痛と衰弱を経験していました。私はこの日、家族のために買い物をしていたのでカートを使いました。

私は夫のためにソーダを手に入れました。(彼はガロン<約3.8リットル>でソーダを飲む)私は棚からケースをつかむようにしてカートを傾けました。私は光のフラッシュを見て、若い女の子たちの笑い声を聞きました。

人が私を楽しませたり面白いことを言われるのに慣れているので、何も考えませんでした。それは特にはじめてのことではなかった。

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数ヶ月後、私はウォルマートの人々を楽しませるサイトでこの写真を見ました。

また、この写真がこの状況について真実でない物語に付けられているのを見ました。唯一喜ばしいことは、私の顔を捉えていないということだけです。世界中の人々が、この写真を共有している理由は、障害を持つ人々を笑うのは面白いと思うからです。

あなたは私の障害を見ることができませんが、写真の彼らはそこにあり、彼らはリアルです。だから次回は人々を楽しませる写真を見るだけで、彼らが毎日直面しているこれらの人々の闘いについては何も知らないことを覚えておいてください。

誰かを笑うことは決して無害ではありません。上の写真が私であることを証明するいくつかの写真があります。

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ご主人が飲むソーダを買うために、棚からケースを掴もうとして電動カートを傾けた瞬間、若い女の子たちの笑い声が聞こえ、フラッシュを浴びて撮られた写真のようです。

その後ジェニファーさんは、自分の画像をあちこちのサイトで見かけるようになりました。自分の顔が撮られていないということが唯一の救いだったようです。

しかし、世界中にシェアされた理由は、太っている女性が電動カートに乗っている姿が面白いということ。ブログには、とても丁寧な言葉で綴られていますが、障害者を笑うのは面白い?、という屈辱を訴えています。

そして、”あの画像”が自分であることを証明する写真を公開するのです!

5~6年前にウォルマートで撮られた写真を世界中に拡散されたジェニファーさん。あの画像は後姿しか撮られてはいません。それは、写真撮影した女の子たちが後ろから気づかれないようにこっそり撮ったのかもしれません。

後からSNSで画像を公開しようと企んでいたのかもしれません。自分の恥ずかしい画像が、おもしろおかしく世界中に共有された屈辱感をじっと耐えていたことでしょう。

ですが5年ぶりに、あの写真は私です!と証明する顔写真を公開されたのです。

私は支持的な言葉に感謝したいと思います。また、明確にするためにいくつかの点を追加したいと思います。私の脊髄疾患は、退行性椎間板病で始まりました。退行性椎間板疾患は、通常では50歳近い時に始まります。私の場合、20代前半に始まり肥満になる前でした。

私の両親はこの病気の一形態を持っていて、30年代初めに両者とも手術を受けなければなりませんでした。だから、私の子供たちが同じ背骨病を発症する可能性は十分あります。私の肥満はアメリカの食生活と私の精神病によって引き起こされたのです。

私は大うつ病性障害・うつ病・人格障害を持っています。これらの病気につながる感情的な外傷のいくつかのケースを持っています。だから私は精神病に対処するために食事療法に集中しました。

私が怠け者であるために人々が私が太っていると仮定しているという事実は誤りです。あるいは、彼らは私が障害者になりたいために太っていると仮定します。肥満の人は、人間よりも嘲笑されるものとして扱われます。私は太っている人も人間であることを知ってほしいです。

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この勇気あるブログに言葉を失ってしまいます。脊椎すべり症のことも、持病の精神疾患のことも事細かに説明されています。辞書が必要ないほど克明ですよね。

そして、彼女は病気のために前向きにダイエットに励んでいます。毎日ジムにも通っています。

ブログを読んだ方のコメント

私がこの写真を見るたびに、私は誰かがあなたを助けることを願っていました。

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私はアメリカの食事とPTSDに関するあなたの陳述が出るまで、心を開いて共感していました。

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すべての私たちの問題を解決するだろう

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これが広がることを願っています。あなたの挑戦でがんばって!

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その他、彼女が精神疾患のために肥満なのか?というような批判的なコメントもありました。

・かなり悲しいです。彼女はインターネットの匿名性がこの残酷さを許すことを理解してくれることを願っていますが、もし彼女を知っていれば、人々はシェアしなかったでしょう。

・悲しいことに、私たちの社会はまともに助けてくれるのではなく、人の怪我や痛みの写真を撮るだけです。

など、ジェニファーさんを擁護するコメントも寄せられていました。

太っている人も同じ人間です!

SNSが普及する現代では、いつどこで、自分の写真を見知らぬ人に撮られ、画像サイトに投稿されるか分かりませんよね。

特に「Funny」サイトに投稿される画像は、おもしろ画像を見て思い切り笑うこともあります。撮影された方の思いや、その時の状況を語られることなどありません。

撮影された人物の、その時の状況や心境など考えたこともありませんでした。世界中に拡散された画像は今後も共有され続けることになります。彼女の立場になって考えてみると、どんなに屈辱的で耐えがたい思いだったことでしょう。

5年経って、あの画像は私です!、と証明するために顔写真とともに投稿された彼女の思い。「太っている人も同じ人間であることを知って欲しい」と訴えかけた彼女の勇気ある言葉を世界中に届けたいですね。

ジェニファーさんの運命が変わることを心から願います。

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