今や、独身アラサー女のバイブルと化している『東京タラレバ娘』(東村アキコ/講談社)。その最新巻が5月に発売され、読者をさらなる恐怖に陥れていると話題です。

同作の主要キャラクターは、東京で暮らす33歳独身女性、倫子、香、小雪の3人。

彼女たちは、はたから見れば“自立した女性”ですが、その実態は「●●してれば」「●●だったら」と、さまざまな妄想と後悔が入り交じる女子会を毎晩のように開いている「タラレバ娘」だったのです。

そんな彼女たちと偶然出会った人気モデルのKEYは「行き遅れ女の井戸端会議」と罵り、倫子の順調だったはずの仕事にも暗雲が立ち込める…。恋愛も仕事も行き詰まりを感じている独身アラサー女性に捧げる、激痛ラブコメディ漫画。

以前、このダ・ヴィンチニュースでは登場人物と年齢の近い、独身アラサー女性の仮面座談会を開催し、結婚への想いやタラレバ体験を赤裸々に語ってもらいました。

そこで今回は結婚への焦りとは程遠い、20代前半のうら若き乙女たちにお集まりいただき、『東京タラレバ娘』を読んだ感想や、結婚を望むアラサー女性に思うことなどなど、忌憚のないご意見を聞かせてもらいました。

大園彩奈さん(23):サロンモデル。趣味はネイルやアクセサリー作り。好きな漫画は『orange』『東京喰種』など。彼氏アリ。

本間美咲さん(23):ナレーター・MC。趣味は料理と釣り。好きな漫画は『ねこぢるうどん』や『黄昏流星群』など。現在、24歳年上の彼氏と同棲中。

名嘉眞礼(なかまあや)さん(20):大学生。好きな小説は百田尚樹の『影法師』。彼氏アリ。

凪原亜季さん(23):渋谷、新宿を中心に活動する地下アイドル。日本酒が大好物。ハマっている漫画は『キングダム』。

――『東京タラレバ娘』を読んだ率直な感想をお願いします。

本間美咲(以下、本間):読者として、純粋に続きが気になりますね。KEYくんと倫子ちゃんの関係がどうなるのかとか。ただ、あんまりこの3人には共感できなかったです。

凪原亜季さん(以下、凪原):結婚したい相手がいる美咲ちゃんに余裕があるからだよ!ウザいわ~~!

本間:そうなのかな?私なら、第1巻の冒頭で23歳の倫子さんに告白してフラれちゃう早坂さんと最初の段階で絶対に付き合ってるの。もともと早坂さんみたいなモテなそうな男性が好みなので、出だしから「え!?そこ選ばないのかよ!」って思いましたね。

指輪がダサいところとかも超いい!で、最終的に早坂さんはかなりの優良物件になるわけですから「私の好みって間違ってないんだ」と思ってホッとしましたね。

大園彩奈さん(以下、大園):私は、正直外野って感じでこの漫画を読みました(笑)。

30歳までに結婚できればいいかなって思ってるから、今は全然焦ってないんだけど、この漫画を読んで「33歳になったらこうなっちゃうのかな」と思って、不安になりましたね。イヤだ…、本当にイヤです!

名嘉眞礼(以下、名嘉眞):私は、今学生なので大学を卒業してから自分で働いて、一人で生きていけるくらいの経済力を持ってから結婚したいです。

旦那さんに頼りたくないんですよ。この漫画の人たちはちゃんと経済力もあるけど、3人ともあんまり好きじゃないです。とくに恋愛の感覚が共感できない。あんまり友達になりたくないなぁ。

本間:どうして?

名嘉眞:KEYくんと倫子ちゃんが一度そういう関係になったときに、すぐLINEで集合かけるのも、ちょっと理解できないですね。この漫画だと、KEYくんが言ってることに共感する部分が多いです。

でも、彼女たちの気持ちもわかりますよ。元カレとダラダラ続くとか、結婚してる人と不倫しちゃうとか、それは個人の自由なんだけどこの3人は友達もみんな巻き込んでるのが微妙かな。

本間大園:あ~!!あれはヤダ!

凪原:そんなこと言って、みんな女友達に絶対言うでしょ!?「ヒミツだよ」とか言いながら!

大園:電話とかなら相談するよ。でも、居酒屋で大きい声で話すのはちょっとイヤかな~。スマホのハンズフリー機能使って、気になる人との会話とか周りに聞かせるのもやりすぎな気がする(笑)。

本間:しかも、この漫画の場合はお父さんもいる居酒屋だからね!でも、それだけいろいろオープンにできる年齢なのかも。

――私、28歳の独身アラサーなんですけど、居酒屋でこういう話は…しますね!

本間:本当にするんだ…。でも、この3人は高校時代からの友達だから、見栄とか張る必要がないのかもしれないですね。

凪原:私は、この漫画のキャラクターに共感しかできない。1巻でネイリストの香が「もっと手っ取り早く酔っ払いたいが」って言うんだけど「死ぬほどわかる~!!」って思いました(笑)。

いつものメンツで、仕事が終わったら居酒屋に集合っていう流れを、ほぼ毎日してるんです。昔は、ちょっとオシャレな店に行ってカシオレとか頼んでたんだけど、いつまで経っても酔えなくて、気がついたら大衆居酒屋で日本酒ばっかり飲んでました。

――23歳にして、すでに『タラレバ』予備軍ですね!

凪原:はい。この漫画読んでたら、怖すぎて怖すぎてさらに酒が進みましたね…。

本間:漫画がおつまみになっちゃったんだね。

――タラレバ予備軍の方もそうでない方も、作中で印象的なシーンはありましたか?

本間:倫子が映画好きの奥田さんと別れたエピソードが、ちょっと納得できなかったな。一緒にいたら疲れちゃう、みたいな理由だったけど、その気持ちを正直に伝えて、もっと話し合えばよかったのに。

大園:もったいないよね!?かっこいいのに!

凪原:う~ん、結婚相手としてはアリかもしれないけど、自分の趣味を押し付けてくる男はイヤだな。

本間:「タラ」になっちゃうけど、あの人いい人っぽかったからちゃんと言ってたら?わかってくれたかも…。倫子ちゃんは自分から壁を作って先に進めなかったから、もったいないなって思った。

凪原:倫子は、彼氏に歩み寄る体力がもう残ってないんだよ。受け入れてほしいとしか思ってないんだよね。

本間:そっか~、じゃあ60歳くらいの人がいいと思うけどな~。(※本間さんの彼氏は47歳です)

大園:そりゃ60歳だったらなんでも受け入れてくれるよね(笑)。たしかに、一回ダメって思ったら、全部ダメになるのはわかる。でも、33歳だったらもう少し妥協していいんじゃないかな、とも思うよね。

名嘉眞:本当に好きな人なら、自分もその趣味を好きになろうとしますよね。

凪原:でも、さすがにつまんない映画を見せられたら「一人で見れば?」って言う。

大園:相手が私と見たいって思ってくれてるなら、強くは言えないな~。あ、でも、この奥田さんも倫子が好きな映画を否定したりしたから相手も難ありか…。

凪原:どっちも自己主張が激しいよね。年齢を重ねるほどに、妥協できないものが出てきちゃうのかも。若ければ「彼氏の趣味に合わせよう」とするけど、33歳で独身だと厳しいのかも…。

本間:じゃあ、うちらまだちょっと若いんだね。

大園:よかった…。

――みなさんの若さを再確認できたところで、身近に『タラレバ娘』のようなアラサー女性はいますか?

凪原:こんな友達しかいない!いつも一緒に飲みに行くのは30歳前後の友達ばっかりなんですよ。

大園:だから、思考も『タラレバ娘』なのかな?

凪原:あ~、たしかにそうかも。毎週飲んでる友達は今年29歳なんですけど、漫画読みながら「これ、あかねちゃん(友達)と私じゃん!」って思うシーンばっかりだった!本当に飲んでばっかりだから(笑)

一同:アイドルなのに!

凪原:冷酒とほっけでダラダラ飲んでますよ。

本間:そのほっけは、まだ話しかけてこない?

凪原:かろうじて、ほっけは喋ってないね。友達のあかねちゃんは、スタイルもよくて顔もかわいいんだけど、まだ独身なんです…。

名嘉眞:意外と、かわいい人が残ったりするんですね…。

凪原:最近、あかねちゃんに久々に彼氏ができたんですけど、もう別れそう。

毎日のように「私が我慢すればいいの!?」っていう、愚痴電話がかかってきて、そのたびに「もうちょっと話し合ってみよう?別れたら、また酒しかなくなっちゃうよ!?」って言ってます。

大園:お友達は結婚願望が強いの?

凪原:めっちゃくちゃ強い!あかねちゃんが22歳のときに、私と知り合ったので、その頃から、ずっと「結婚したい」って言ってたんですよ。当時は4年間くらい付き合ってた年下の彼氏がいたんですけど、夢追ってる系の若者で…。

一同:うわ~~~~~~~!(悲鳴)

凪原:その彼氏が夢破れて地元の福岡に帰ったんです。そのときに「俺は福岡でイチからスタートするから、待っててくれや!」って言われたんだけど「もう待てません」って言って別れたの。

じつは、あかちゃんの今カレも年下で夢追ってる系男子だから、難しいんじゃないのかな?とは思ってる(笑)。

本間:そういうジャンルが好きな人いるよね!

凪原:彼女、母性本能が強すぎるんですよ。頼りにされたい!みたいな。あの子は結婚できないかもしれない…。

大園:どうしよう、結婚できなかったら。

凪原:できるよ。大園さんは匂いが違うもん。

後編はこちら】“電車で女性の隣に座ったら浮気!”浮気のボーダーラインはどこまで?

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