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大災害後に問題になる「人々のつながり・コミュニティ」の再興。17日、阪神淡路大震災から22年を迎えた神戸の町で行われた追悼行事に参加した1人の男性がいる。陸前高田市議会議員の佐々木一義さんだ。

「被災した人達の気持ちを本当に自分たちも味わって、やっぱり祈りたいということで来ています」

佐々木さんは5年前から毎年追悼式を訪れている。きっかけを作ったのは、神戸新聞の元記者でジャーナリストの西岡研介さんだ。佐々木さんは6年前の東日本大震災による津波で妻を亡くし、勤務先のホテルも被災した。

震災から半年後、地元の復興の力になりたいと市議選に立候補し、当選を果たした。西岡さんは、東日本大震災の取材中に佐々木さんと知り合った。

佐々木さんは神戸で陸前高田市の復興のヒントを探している。

陸前高田市では現在、公営住宅に住む高齢者の孤独死が問題になっているという。「去年の暮れに、飛び降り(自殺)があったという話がありまして…」と語る佐々木さん。

人との関わりを避けてしまう被災者に対し様々なアプローチをしてきたというNPO法人コミュニティ・サポート神戸の飛田敦子さんから、様々なアドバイスを受けた。

また、集合住宅でのコミュニティづくりを手がけた魚崎町防災福祉コミュニティの明珍信宏さんからは、「マンションだけで固められてしまうと、地域としてはあんまり良くない。(マンションの)理事会が開かれたなという時に声がけをして『皆さん、よくこの自治体へ来ていただきました』『自治会で歓迎会を開きますので』とやるのですよ」と、ともすれば閉鎖的になりがちなマンションコミュニティと地域自治会との連携を強めていく方法を聞いた。

神戸・中央区の東遊園地で行われる追悼行事に 今年も参加した西岡さんは「22年経てば集まる方もかなり減ってきていて、風化が進んでいるのは致し方ないなと感じます」と話す。

自身も、「震災後3年は現地で取材を続けていたのですけれども、記事を書いても書いてもなかなか復興というものが見えてこないというのが正直しんどかったんですよね。それで一時期神戸を離れてしまいました」という。

一方で、東日本大震災や熊本地震を機に、神戸を訪れる人が増え、阪神淡路大震災の教訓が活かされているという実感もあるという。

「被災地の中で、次世代、すなわち“縦”に継承していくということも大切。一方で、不幸なことではありますが、東日本大震災や熊本地震など、そういうようなところで1人でも震災関連死を減らす、コミュニティを再生させるというような意味で、“横”に阪神の教訓を活かしていかなければならない」と話した。

「やっぱり1人では生きれないし、本当に心が繋がることが大事だなと。神戸がこんなに頑張っているんだもん、俺たちも頑張らなきゃ」と、東北に戻っていく佐々木氏は力強く語った。

出典 YouTube

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