出典 http://www.tsunku.net

シャ乱Qのボーカルで音楽プロデューサーのつんく♂さん、2014年10月喉頭がんの為、声を捨て生きる道を選んだとの発表は世間に大きな反響を呼びました。

2015年4月、母校・近畿大学の入学式で声を失ったことを発表した光景は、今も皆さんの記憶の中にあるのではないでしょうか。あれから2年、必死の食道発声法の訓練により、つんく♂さんが再び声を取り戻していたことを、1月18日発売の新潮45・2月号の特集「病の『人生学』」に寄せた手記「ガンとの闘いで僕が知った幸せ」で明かしました。

近畿大学平成27年度入学式祝辞のこと…

なぜ、今、私は声にして祝辞を読み上げることが出来ないのか…それは、私が声帯を摘出したからで、去年から喉の治療をしてきましたが、結果的に癌が治りきらず、摘出するより他、ならなかったから一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました。

私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。こんな私だから出来る事。こんな私にしか出来ない事。そんな事を考えながら生きていこうと思います

出典近畿大学平成27年度入学式祝辞より

世間を驚かせた声帯摘出の発表。祝辞を読み上げるのではなく、スクリーンにメッセージを映す形で新入生へ言葉を贈りました。

声は、人間にとって大切なコミュニケーション手段その声を失った時の絶望感は想像を絶します。特に歌のお仕事をしていたつんく♂さんにとって、声帯摘出はまさに心を引き裂かれるような決断だったことでしょう。しかし、あれから2年、食道発声法により「今は家族やスタッフとは何とか意思疎通できるようになってきました」と語るつんくさん♂

食道発声法とは?

「食道発声」とは、頚部に開けられた「気管孔」経由の呼吸とは別に、口や鼻から空気を食道内に取り込み、それをうまく逆流させながら、食道入口部の粘膜のヒダを声帯に代わる新声門として振動させて音声を発する方法です。これは、人為的に「ゲップ」を出し、それを新しい声とする発声法

出典 http://www.normanet.ne.jp

"声帯の代わりに食道の一部を振動させて会話をする"方法。もちろん簡単なことではありません。

「あ」や「い」のように1つの音から練習していき、単語、短い文、長い文とプロセスを追っていきます。しかし、努力を重ねても習得できる人は少なく、途中で諦める人も多いといいます。つんく♂さんも、この食道発声を知った時、ご自分で試してみたそうですが、まったくできなかったそう。しかし、訓練が始まった初日、「あ」の声に似た様な音を出すことができ、希望と不安の中、諦めずに必死の訓練を繰り返したそうです。

もちろん慣れない練習法、歯がゆい思いもしたと思いますが、つんく♂さんは一度も弱音を吐くことなく、ひたむきに練習に取り組み、遂に声を取り戻すことができたそうです。食道発声法の声は人為的に「ゲップ」を出すのですから、以前と同じ声ではないかもしれません。けれど、ご自身の中から出てくる本物の声なのです。

出典 http://www.tsunku.net

食道発声法の声は雑音に弱く、周囲が騒がしい場所では聞き取りづらいのですが、静かな場所なら問題ないそうです。

つんくさん♂曰く、ネットや本に書かれている練習法よりも、やはり実践者による訓練の方がとても分かりやすかったとのこと。また、今まで数えきれなほど、歌の指導やプロデュースをする「教える」という立場から、0から始める初めての発声法は「教わる」という立場に変わりとても新鮮でもあり、上手くいった時、褒められる喜びを改めて噛み締めることが出来たりと、気づくことがたくさんあったようです。

もし、いろんな場面で別の選択をしていたら、今はまだ違う結果があったのかなぁ

声帯を失った今、不幸せかというと、決してそうでない

出典新潮45・2月号特集「病の『人生学』2017年1月18日発売より

「ガン患者」当事者の気持ちに寄り添うことはできても、実際の心の内は私たちには分かかりません。患者さんだけではない、患者さんを支える家族の気持ちも。つんく♂さんも患者さんになり、いろんな思いがその胸の中を巡ったと思われます。

患者さんになったつんく♂さんは私たちに様々なことを教えてくれます。ガンサバイバーの方々は私たちの想像以上に多く、皆さんが諦めずに前へ進んでいること。このように食道発声法により失った声を取り戻すことが出来ること。つんく♂さんがつんく♂さんなりの方法で「生きる」という厳しさと力強さを示してくれているようにも思います。

この発表には喜びと応援の声が殺到。みんなが再びステージに立つ、つんく♂さんを待っているようです。

・がんばれ!
これしか言えないけど心の底から言うよ。
がんばれ!

・応援する。
歌える日を待ってる。

・この方病気されてから色々な経験をされたからか、今が1番イイ表情されてる気がします。どんなことでも頑張ってる姿は元気をもらえますし、応援したくなります!

・病は気からとかってもんじゃない。
相当、努力したのですね。
脱帽です。頑張ってください。

・つんくさんは、本当の意味で賢くて誠実な人だと思う。見習うべきところがたくさんある。

・食道音声による訓練は、並々ならぬ努力が必要だったと思います。
これからの活躍を応援しています。

出典 http://news-navi.xyz

「声帯を失った今、不幸せかというと、決してそうでない」

声を失って初めて気がつくことがたくさんあったであろうつんく♂さん。そして、当事者だからこそ、彼の語る言葉はとても重みがあると思います。もちろん、良いことばかりではない、葛藤の日々も続いたと思いますが、彼はきっと、マイナスもプラスに変えていく力を持っているのではないでしょうか。つんく♂さんには、見習うべきことがたくさんあるように思います。多くの人がつんく♂さんのことを応援しています。これからも、益々のご活躍期待してます。

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