イギリスのハロゲイト駅でARRIVAの電車に乗ろうとした16歳の少年の身に起きたお話です。

寮生活をしていた少年は、母から祖父の死の報せを受け取り、家に戻ることになりました。少年は、電話で切符を購入しました。

しかし、その日のうちに出発することができなくなり、少年は再び電話で切符の変更を求めました。そして変更手続きは、すべて完了したと伝えられたのです。

翌朝の土曜日の7時、少年は駅に着き、電車に乗りました。ですが、車内で切符の確認にまわって来た車掌が少年の切符を見て、「この切符は有効ではない」と言いました。

電話で変更したはずなのに、手違いが生じたのか、ちゃんと変更されていなかったのです。

少年は、電話で昨日変更したこと、更に祖父が死亡して今日、どうしても家に戻らなければならないことなどを車掌に説明しました。

車掌は、どこかに電話で確認してくれたそうです。ですが、切符はやはり有効な物ではなかったため、少年は別の切符を購入しなければなりませんでした。

ですが少年は代わりの切符を購入するお金を持っていませんでした。それで、クレジットカードで支払ってもらおうと母親に電話をかけたのですが、母親は祖父の死のことで夜中の3時まで寝られなかったため、電話で起きることができませんでした。

少年はどうして良いのかわらかず、途方に暮れてしまいました。

すると車掌は、少年を電車から降ろすのではなく、なんと自分の銀行カードで少年の新しい切符を購入してくれたのです。それは55ポンド(約7,550円)しました。

車掌は少年に自分の名前と電話番号を渡し、「後で返してくれればいいから。」と言いました。

少年はお礼と「僕の名前と電話番号も教えておきます。」と言ったら、「それは必要ないよ。僕は君を信頼しているから!」と言って次の車両に行ってしまったそうです。

母親は息子からこのことを聞き、大変感激しました。

そしてその車掌の携帯電話にお礼のメールを送信したところ、「困っている人を助けるのは、当然です。」と返事が来たそうです。

母親はこの車掌に返金するだけでは、十分ではないと考え、このお話をARRIVA電車会社の良いサービスとして、フェイスブックに投稿しました。

すると投稿されてわずか5時間しかまだ経っていないのですが、既にいいね!超いいね!凄いね!が4,500人以上、シェアが400件以上、コメントは現時点で60件以上入っています。

この世界にはまだこんないい人がいるのですね!

この車掌さんに感謝します。良い会社ですね。神の祝福を。

父上(投稿した母にとって)がお亡くなりになったことは、お悔やみ申し上げます。きっと息子さんは、守られたのですね。

少年に助けの手を差し伸べて下さった車掌さんに感謝です。世界には、たくさんの良い人たちがいます。

車掌さんはとても親切でした。でも、この会社のミスで切符の変更がされていなかったので、この会社はこの方たちに切符の返金をするべきです。

車掌さんの親切に感謝。

と車掌さんの親切を称えるコメントや亡くなった方への哀悼の言葉がかけられていました。そして中には、切符の変更手続きがちゃんとできていなかったことに突っ込んだコメントもありました。

電話で変更手続きをしたのに、それがちゃんとされていなかったということは、日本ではあまり考えられないことなんですが、欧米ではよくあることなので、そのことに対して、人々があまり怒らないというのも、これはある種の国民性かもしれません。

でも、あの状態では、切符の変更手続きがうまくいってないのでそれをやり直すように申し出ていたら、電車を一度降りなければなりませんし、大変時間がかかってしまい、祖父のお葬式に間に合わない可能性が高かったでしょう。

なので、あの状況で何を優先させるべきかといえば、やはり新しい切符を購入し、一刻も早く家に戻るということだったと考えられますので、この車掌さんの機転が利いた親切は、とてもありがたかったと思います。なかなか、このような車掌さんはいませんので、母親がとても感激したのもわかる気がします。

この少年は、軍の寮に入っています。そのことに対して「わずか16歳で軍隊に入れてるの?信じられないわ!」というようなお門違いのコメントもありました。この母親の投稿は、それに対して触れるようなものではありませんでした。

人にはそれぞれ事情があり、そこに書かれた1つの言葉だけでを取り上げて、その家族のバックグラウンドも何も知らないのにも関わらず、そのようなコメントを入れる人が時々いらっしゃいますが、今回はあくまでも、親切な車掌さんに対する感謝の投稿でした。

見ず知らずの人に戻ってくるかどうかわからないお金を相手の名前も連絡先も聞かないで「君を信頼してるから!」とだけ言って代わりに支払ってくれたことに対する車掌さんの気持ちの大らかさに対する母親の感謝の気持ちが投稿されていたのです。

それに対しての短時間での多くの人たちのイイね!の反応でした。

こういうお話を聞くと、この世の中、まだまだ捨てたものではないと感じますよね!

この記事を書いたユーザー

さくらまい このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。

得意ジャンル
  • 話題
  • 動物
  • 社会問題
  • 美容、健康
  • コラム
  • 感動
  • ニュース

権利侵害申告はこちら