赤ちゃんに飲ませてあげる粉ミルク。
いったいどんなものを使っていますか?

自分のお子さんとアレルギーのことを考えていないお母さんはいないと思います。
しかし、それだけでは足りなかったりするのです。なぜなら赤ちゃんはとても繊細だから……

そのため、いつもの粉ミルクは大丈夫だからといって「どの粉ミルクも安心」というわけではありません。粉ミルクによるアナフィラキシーショックが話題になっています。実はこの「アレルギー」ってすごく怖いんです。

本日は、そんなお話しを見ていきましょう……

友利新さんの公式ブログで「別の粉ミルクを飲ませたら……」という事故があったことが判明

女医でタレントである友利新(ともりあらた)さんのブログで、その驚きの事が明らかになりました。

彼女には生後4カ月になる娘さんがいます。その娘さんに異変が起こったのは今年(2017年)のお正月。彼女のブログにはこんな文章が書かれていました……

今年は家族で沢山、お正月らしい事をしました!

(中略)

息子にとっては楽しいお正月になったようです。

でも実は、、
昨日は午後から救急外来へ受診したりと嵐のような1日になってしまいました。

本当に長い長い1日で、、

出典 http://ameblo.jp

そこで文章は終わっていますが、いったいなにが起こったのでしょうか?
医者である彼女が救急車を呼ぶというほどの緊急事態。それは……

粉ミルクによるアレルギー症状

正月2日目の昼、予期しないことが起きてしまいました。

4ヶ月の娘が生まれてからずっと使っていた粉ミルクが手元になくなってしまい、近所に買いに行ったところ、正月ということもあり、大きなサイズしか売っていなくて、実家もあと一泊だしと、別の銘柄のミルクのスティックタイプを買い、家に帰って早速飲ませました。

出典 http://ameblo.jp

予期しないこと――それが「粉ミルクによるアレルギー症状」だったのです。原因としては「いつもとは違う粉ミルクを飲ませたこと」というものだそうです。

「いつも粉ミルクを飲んで問題ないのだから、違うメーカーの粉ミルクを飲んでも問題ないだろう」

そう考えるのはごく自然なことです。ましてや医者である彼女がそう思うのですから、しろうとである我々はなおさら「平気だろう」と考えてしまいがちです。しかし、その結果……

(娘さんを)抱っこしていたところ、直ぐに顔の紅斑に気づきました。
まさかと思い、ロンパースを脱がしてみると、紅斑と蕁麻疹のような発疹が全身に出現していました。

さらに呼吸が弱くなり、ぐったりし泣くこともできません。
この症状からアレルギー反応であるアナフィラキシーショックの可能性を考えました。

出典 http://ameblo.jp

娘さんはとくにおかしな様子も見せず、規定量のミルクをおいしそうにゴクゴク飲んだそうです。しかし、そのあと異変が起こりました……

ミルクを飲みきったあとに発疹がでて、呼吸が弱くなってしまったそうです。

その様子を見て、彼女はすぐにアナフィラキシーショック(アレルギー反応)の可能性を考えたそうです。このあたりはさすが医者。娘さんの異変にパニックになりそうなところを、きちんと適切な判断と対応をとられたようです。

その結果が「すぐに救急車を呼ぶ」という選択肢だったというわけです。

急いで救急車を呼んだ理由はシンプルです。
アナフィラキシーショックならば迅速な対応をしなければいけない。さもないと最悪の事態も起こり得るからです。それだけは絶対に避けなければいけません。

幸い、救急車は娘さんの症状がでた5分後くらいに自宅に到着したそうです。
そして娘さんといっしょに病院へ……

救急車のなかでの処置は?

救急車のなかで、すぐに処置が行われました。
最初に行ったことは「バイタル(生命兆候)のチェック」。
その結果、血圧低下はなかったものの、少し身体の酸素飽和度が低下しているということが判明。娘さんに酸素マスクがつけられ、近くの救急外来まで搬送という流れになったそうです。そして……

病院での処置は?

病院で行った処置についての詳しい記載はありませんが、救急外来でもしっかりとした処置を行ってもらったそうです。その結果は、彼女のブログの中盤に書かれていました。

救急外来で処置をしてもらい、2〜3時間で紅斑と発疹も消えバイタルも安定していたので、その後も少し様子をみて帰宅となりました。

原因はある程度想定していますが、来週アレルギー検査の結果がでる予定ですので、それをみてまた詳しく説明させてください。

出典 http://ameblo.jp

病院ではアレルギーの検査をしていただいたそうです。
そして、その結果が一週間後にでるという形になったそうです。娘さんの症状が治まってほっとひと息つけたということがこの文章を見てもわかります。

また病院を受診後「今までの粉ミルクに戻した」ところ、おなじような症状がでることはないということだそうです。それについて彼女はブログの後半部分で、こんなことを書いています。

最近は救急車を軽度な症状で呼ぶことが、社会問題となっているので、不必要な出動要請は控えるべきです。

しかし一方で、命に関わる可能性があるアナフィラキシーショックに対する認識は、社会全体で理解を深めることが必要です。

アレルギーは、急に予想もつかない事態が起こることもあります。

出典 http://ameblo.jp

そして……

友利新さんの娘さんのニュースを知ったお母さんたちのTwitterでの声は?

今回のケースを参考にしてほしいと、このブログの文章をつづったそうです。この事実は、2017年1月16日朝放送の「スッキリ!」でも放送されました。それを見たTwitterの声は……

「いつもと違うメーカーの粉ミルクを飲ませて」

一見、まったく問題がないように思えますが、決してそうとはいいきれないことのようです。そして、こういったケースは友利新さんの娘さんだけではありません。たとえば……

子育てをされているお母さんのなかにも、やはりおなじケースでアレルギー症状がでてしまったという方も多くいるようです。

たしかに、予期せぬところからの症状なのでパニックになってしまい、気が気じゃなくなってしまうことでしょう。

ちなみに。
粉ミルクのアレルギーについては、こんなことが考えられています。それは、この方のツイートを見るとわかりやすいかもしれません……

粉ミルクとアレルギーの関係

「スッキリ!」でも放送されていたことですが「タンパク質の分子量が小さいミルクの方がアレルギーが起きにくい」という傾向があるそうです。

しかし、タンパク質の分子量――これを考えて粉ミルクを購入するということはとても難しいことですよね。

ひとつだけいえることは、赤ちゃんはとてもデリケートであるため、より確実な安全性を考えるのならば「いつも飲んでいて、飲んでもアレルギー症状がでない粉ミルク」を飲ませ続けるということが大切なのかもしれません。

様々な事情はもちろんあるのでしょうが、たまたまメーカーを変えざるを得ない状況で「しかたがない」と変えてしまったために大切なお子さんが苦しい思いをされてしまってはお子さんもお母さんもみんなつらい思いをしてしまうので。

本当に、そうですよね。
単純に「こわっ」、これしか言葉がでません。分子量の違いでアレルギー反応がでることがある、なんていうことは防ぎようがありませんから。ちなみに……

アレルギー症状がでにくい粉ミルクはどんなものがあるの?

たとえば上記の「ニューMA-1」のように「ミルクアレルギー用」と記載されている粉ミルクがそれにあたります。

この粉ミルクの分子とアレルギーの関係については岡山県にある「姉尾小児科」のHPにわかりやすく書かれています。

わかりやすくいえば「アレルギー用粉ミルクとは、もともとミルクアレルギーを持つ子どものために開発されたミルク」のことです。とてもシンプルですね。

アレルギー用粉ミルクと通常の粉ミルクとの違いは「タンパク質を低分子化」させているという点です。これによって、アレルギー症状がでにくくなるといいます。

たんぱく質を低分子化させることによってアレルギー症状がでにくくなるという理由は以下が根拠になっています。

「ミルクのタンパク質は加水分解することによって、アレルゲン性が低下する」

こういった根拠の元、アレルギー症状がでにくいミルクとして開発されたものが「アレルギー用粉ミルク」というわけです。


※もっともこれを選んだからといって絶対にアレルギー症状がでないわけではありません、あくまで「通常の粉ミルクと比較したときにアレルギー症状がでにくくなる」という程度のものです。

友利新さんの娘さんの検査結果&今後のアレルギー対策の方針は?

検査から約一週間後、娘さんの検査結果がでたことを友利新さんはブログで公表しました。内容は以下のもの……

今回の娘のアナフィラキシー症状はミルクアレルギーによるものでした。
ミルクたんぱく質に陽性がでたのです。

今後は、現在飲んでいるミルクは、アレルギー症状が出ていないので、引き続き同量飲ませるよう指導を受けました。

出典 http://ameblo.jp

やはり原因は友利新さんが想像した通り「ミルクアレルギー」だったようです。しかし、それに対する医者の指導は以下のものでした。


「今飲んでいるミルクはアレルギー症状がでていないので、引き続き同量を飲ませるように」


ミルクアレルギーなのに、今のミルクは飲んでもOK。
そういった指示がでたそうです。その理由についてもブログに書かれていました。

(現在では)アレルギー検査で陽性がでても、直ぐにその食物を除去しなければいけないとならないのが、現在のアレルギー治療の主流です。

出典 http://ameblo.jp

どうやら、今の治療法としましてはアレルギー検査で陽性がでたとしても「すぐにその食べ物を除去しなくても良い」という方法が主流のようです(もちろん、ケースにもよりますが)。とにかく「食物除去は必要最小限にとどめる」という方法をとるケースがほとんどのようです。

そして、アレルギーについて熟知した医師による適切な指導のもと、食べられるものは積極的に食べていくことで免疫寛容につなげていくという方法をとっていくそうです。

これが現代のアレルギーに対する治療の主流の方法というわけです。

今回の件で友利新さんの心境は?

彼女は娘さんがアナフィラキシーを起こした原因が自分にあると思ってしまったそうです。これはお子さんを想うお母さんなら誰でも考えてしまうことです。それは一般人である我々も、医者である彼女も変わりません。

ですが、アレルギーは母乳でもでる子どももいます。決して自分を責めてはいけません。その不安は赤ちゃんにも伝わってしまうことになってしまうから。

彼女は今後、娘さんとアレルギーとのつきあい方について「いつか娘が牛乳を普通の子と同じように飲めるようになるまで、しっかりみていくつもりです」とブログ内でその決意を表明しています。

きっと娘さんのアレルギー克服は簡単なものではありません。
しかし、専門のお医者さんとの二人三脚、そして娘さんのがんばりをあわせた三人四脚、またご家族のサポートもたくさんあって……みんなで歩いていこうと考えています。

とても強くまえむきな思いが伝わってきます。ちなみに……

赤ちゃんとお母さんとアレルギーとのむきあい方

Twitterでは、こんな形でアレルギーとむきあっている方がいました。

「病院のある日に、アレルギーの可能性がある食べ物を赤ちゃんに食べさせてみる」という方法です。

たしかに、友利新さんのように予期せぬところからアレルギー反応がでてしまうよりも「アレルギーがでる可能性がある食べ物を与えているんだ」ということを意識することは一番大切なことなのかもしれません。

さらに、それを「病院にいく日」にあわせることでよりリスクを軽減させています。もし、万が一、アレルギー症状がでても病院にいくという発想がすぐに頭にでてくるので、有効な方法のひとつだといえるのではないでしょうか?

もちろん「病院にいく日」に克服を設定するのではなく、可能性がある食べ物を与えるときには「病院がひらいている昼間」にしたり「少量から与えていく」という方法をとるのもひとつの手なのではないでしょうか?

まとめ

いつも飲んでいるメーカーから、粉ミルクをべつのメーカーのものに変えただけで、あわや大惨事になる――そんなことがあるんですね。

子育てには様々なイレギュラーがつきものです。
赤ちゃんは繊細ですから、なおさらです。

平気だろうと思っていることどころか、考えもつかない場所からなにか問題が起こってしまう。そういったことはわりと頻繁にあったりします。

ですが、まずは気をつけてあげられることは普通に気をつけてあげること。そして、万が一なにかがあった場合は、慌てるなかでもきちんと対処してあげること。それが大切になってきます。

友利新さんの娘さんも元気になってくれたことがなによりです。
これからの成長のなか、ミルクアレルギーの克服に少しずつでも進展があるよう心より願っております。

全国のがんばるお母さん。
アレルギーは本当に怖いので、気をつけてあげてくださいね。

うのたろうでした。

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