長谷川豊です。

東京都の「専門家会議」、大荒れでしたね。週明けからのテレビは恐らく、この話を徹底的に流すことでしょう。

小池百合子東京都知事の「東京大改革」。その中でもとても注目されているのが「築地市場の移転問題」です。新たに移転先になっている豊洲の地下水を、しっかりと調査してみたわけです。

今まではどうせ色んな利権が絡んでいた場所。利権まみれになった挙句、週刊文春さんに「入札の実態は特定の企業が99%の落札!」なんてエライ記事も出されていましたね。はい。そうですね。都議会自民党の闇は、多くの方々が感じている通りで、それなりに深そうです。

では、本当に豊洲への移転で問題ないのか?小池百合子さんが改めて調査を指示したわけです。すると…

いや、どんだけ豪快に出とんねん。

取りあえず、詳しくニュースを知りたい人は上記リンク先の毎日新聞さんのページを見てみてください。「そもそもベンゼンって何よ?」みたいなところからしっかり解説されていて分かりやすいです。

毎日新聞さんな~。反安倍が行き過ぎててどうなのかな~って思う時が最近多いのですけれど、こういう記事とかを読むと、やっぱり力あるよな~と僕でも思う時が…。

すみません、話を戻します。

このニュースのポイントを述べますと…

1. 千代田区長選挙の結果はもはや決定

東京都に住んでいない人や、そもそも東京でも千代田区に住んでいない人にとっては本当にどうでもいいニュースですけれど、もうすぐ東京の千代田区の区長選挙があります。そこで、小池百合子さんの推す候補と、都議会自民党の推す候補が戦うんですけれど、まぁ、この報道を受けて小池さんの推す候補が「圧倒的な有利」になりました。ま、ボロ勝ちするんじゃないかな。「やっぱり小池さんの言う通りだったわ~」と多くの主婦の人が感じたはず。

2. とは言え、「健康被害はない」という事実

今回の専門家会議でも繰り返し説明されていたことですけれど、安全基準値の79倍の有害物質が検出されても、「健康に被害などはありません」という事実。ここから紐解けるのは「そもそも安全基準が狂ってんじゃね?」という一点だけです。

そうです。役所仕事ですからね。責任を取りたくなかったんでしょ?世界的に見れば「いやいやいや!そこまで徹底しなくても全然大丈夫だYO!ヘイ!」と言いたくなるレベルのアホみたいな安全基準が設けられていることが今回のケースで浮き彫りになってきました。恐らく中国とかから見たら「ニッポンの安全基準、おかしいアルヨ」といった感じでしょう。この行き過ぎた「安全基準」についてはもう少し考察があってもいいかもしれませんね。

長谷川の視点

さて、今回のニュースについてですが、正直な話をしますと豊洲への移転って、けっこうもうキツイような気がしてきました。と、言いますのもベンゼンは79倍とかでも大丈夫だと思うのですが実は、猛毒のシアンが検出されているんですよね。

これは結構きつい気がします。もう、風評被害の面も含めて、このニュースの後に豊洲に移転しましたって言って、いったい誰がそこの魚を食べたいんだって話。「安全なはずです~」と言われたとしても、念のために他で買う人が増えるのは当然の話のような気がします。

しかもタチが悪いのは今まで8回の調査をしてきているって話。今回は9回目。9回目にして突然79倍の調査結果が出た。こんなの…今までは改ざんしてきましたって断言しているようなものです。

ここはもう感情論の話になるんですが、感情って結構大事な部分で、特に夕食を作っている奥様方は小さなお子さんをお持ちの方が多いので、「理論的に安全かどうか」なんてどうでもよかったりします。人間は感情的に動く生き物です。これは生物なのでどうしようもないでしょう。小池さんはそこのところをよく分かっていますよね。もちろん、論理的には全然安全なんでしょうけれどね。

なので、私の結論から言うとこのニュースって実は結構大きなニュースで、豊洲への移転が「完全白紙」になる可能性すらも秘めているのではないかと見ます。

政治的な目線で言うと、大事な千代田区長選の直前に出てきたニュースなので、「あ~上手い時期に出してきたな~」なんて意地悪な目線も持ってしまいますけど…ま、今回はそれは置いておきましょう。

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モノ申すフリーアナウンサーとして、テレビ・雑誌・講演と幅広い分野で活躍中。特に多くの取材経験からニュースを多角的な視点で見る文章に定評がある。現在は執筆や講演会など多方面で活躍中。

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