年末年始、帰省や旅行で飛行機を使った方も多かったのではないかと思います。小さなお子さんがいる家族は、飛行機の旅は気苦労も多いもの。ましてや、赤ちゃんが初めて飛行機に乗る時には、心配が絶えないでしょう。

人気の次世代ブロガー、アリエル・ノア・チャーナスさんも、そんな一人でした。昨年末、生後9か月の娘ルビーちゃんと一緒に初めて飛行機に乗ることになり、ルビーちゃんがゆっくりと眠れるようにと、ファーストクラスのチケットを購入しました。

しかしその飛行機で、アリエルさんは大きなショックを受けることになります。その時の事を、アリエルさんは自身のインスタグラムに綴りました。

客室乗務員から「エコノミーへ移動してくれ」と

初めての飛行機の中、ルビーちゃんはぐずって泣いてしまっていました。なんとか泣き止ませようとしましたが、赤ちゃんというものは、なかなか親の思う通りにはなりません。

搭乗して10分が過ぎた頃、一人の客室乗務員がアリエルさんの所にやってきました。けれど、その客室乗務員はアリエルさんを手助けしてくれるわけではなく「他の乗客の方から苦情が出ているので、後ろの座席へ移動してほしい」と言ってきたのです。

後ろの席とは、エコノミークラスの事。長いフライトだからと赤ちゃんのために購入したファーストクラスです。それを諦めてほしいという客室乗務員の言葉にショックを受けたアリエルさんは、すでに緊張とストレスでいっぱいいっぱいになっていたこともあり、飛行機の中で泣き出してしまいました。

『みなさんはどう思いますか?』の問いかけに

この時は、アリエルさんはエコノミーへの移動を拒否。通路を歩いてあやすなどしているうちにルビーちゃんは泣き止み、離陸時には着席したためフライトにも影響はなかったそう。しかし、ずっと悲しい思いを抱えたままのフライトとなってしまったそうです。

アリエルさんは、赤ちゃん連れて飛行機に乗ることへの賛否があることはわかっているとした上で、今回の一件について「みなさんはどう思いますか?」と問題提議しました。

アリエルさんのInstagramのフォロワーは約95万人。この問いかけに、2千を超えるコメントが寄せられ、賛否両論が巻き起こりました。

『正規料金を払っているのだから問題ない』

『赤ちゃんは泣くもの。子育てをした人ならわかる』


などのアリエルさんを擁護する意見もある一方で

『ファーストクラスは快適な空間を買っているようなもの。赤ちゃんの泣き声は迷惑』

『そもそもファーストクラスに赤ちゃんを乗せるなんて非常識』

などの意見も少なくありませんでした。

日本では「グリーン車に赤ちゃん」で炎上したことも

日本では、2014年にタレントの辻希美さんが自身のブログで、子供達と一緒にグリーン車に乗っている写真を公開して炎上したことも。

新幹線に乗り、子ども達はくつろぎTime
soraも寝てるので大人も
さぁ駅弁頂きます
soraがゆっくり寝てくれる事を願います

この時は、辻さんは第三子であるsoraちゃんを抱っこして乗車。ブログでも「ゆっくり寝てくれる事を願います」と書いています。

この時も、アリエルさんの件と同様に『グリーン車は高い料金を払って快適な環境を買っているのに、子供連れとかありえない』『グリーン車に子供いると金返せって思う』など、否定的な意見が多く聞かれました。

赤ちゃんの泣き声は騒音なのか

以前、堀江貴文氏が『子供の泣き声がうるさくて舌打ちした』人を批判したツイートに対し「舌打ちくらいいいんじゃないかと思ったりするwww』とし、物議を醸し出したことがあります。

赤ちゃんは泣くのが仕事、大人の思惑でどうなるものではありません。そして子育て中の親というものは、常に赤ちゃんのことを考え、そして外出時には周りにも気を使い、気持ち的にも余裕がありません。

そんな時、隣の席から舌打されてしまったら、泣き止まない赤ちゃんを抱えた母親はさらに追い詰められただろう事が想像できます。

けれど同じように、子育て中ではない大人たちも、様々な環境の中でストレスフルな生活をしているのも確かです。この舌打ちをした女性は、赤ちゃんの泣き声にイライラし、舌打ちする事でなんとか我慢する事が出来たとも考えられます。

この件は新幹線の自由席での出来事ですが、そんな思いをしたくない、せめて移動中には体や心を休めたい、と考えてグリーン車やファーストクラスを選択している人からすると、泣きだした赤ちゃんに「勘弁してほしい」という気持ちになるというのも、わからなくありません。

余裕のない社会で子育てをするということ

昨年、アメリカ国内線LCC「JetBlue」が、「母の日」限定の一日限りのサプライズキャンペーンを行った動画が話題になりました。

「Fly Babies」というこのキャンペーンは、子供が1人泣くごとに、次回の航空券が25%ずつディスカウントされるというもの。つまり4人泣いたら100%のディスカウント、つまりタダ!

この動画では、子供が泣くと乗客達はみんな笑顔になったり拍手をしたり。そして親御さんも「お願いだから泣かないで」と祈る様な気持ちで緊張して過ごさなくて良いため、とてもリラックスした表情で過ごしているのが印象的です。

出典 YouTube

全く同じ状況に対しても、ちょっとした意識の違いで、感じ方が180度変わってしまうものです。ストレスフルな日々の中で、現代人はハッピーな事よりも、自分にとって苦痛や不安などのマイナスの要素にフォーカスしがちになっていると感じます。

しかし、それが今、私たちが暮らしている社会。子育て中の人も、そうでない人も、気持ちよく共存してゆけるように、一人一人が考えなければならない時が来ているのかもしれません。

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