出典 https://www.gofundme.com

原型をとどめないほど、ぐちゃぐちゃになってしまった車体。

母親が運転していたこの車の後部座席には、5才と2才の誕生日を迎えたばかりの幼い男の子2人が乗っていました。

事故が起きたのはアメリカ、ワシントン州。この日は、前日降った雪のため路面があちこちで凍結していました。

出典 https://www.gofundme.com

運転していた女性はカイリー・バレットさん(Kylee Barrett)。

凍結した路面で運転していたピックアップトラックがコントロールを失い、対向車線の車との正面衝突を回避することはできましたが、車がスピンしたまま、あろうことか道路脇の木に激突してしまったのです。衝撃で車は上下逆さまになり停止しました。

バレットさんとバレットさんの後ろの席に座っていた長男コルトン(Kolton)ちゃんは、奇跡的にかすり傷を負っただけで車内から無事救出されました。

ひっくり返った際に最初に強い衝撃を受けた右側の後部座席でチャイルドシートに座っていたハンター(Hunter)ちゃんは、大腿骨骨折と打撲という大けがを負いました。

チャイルドシートが助けた命

出典 https://www.gofundme.com

この悲惨な状況の中で、親子が命を失わなかったのは、まさに奇跡です。ぐしゃりとへしゃげてしまったチャイルドシートをみれば一目瞭然、このシートが無ければ確実にハンターちゃんは命を落としていたでしょう。

バレットさんは、ニュースのインタビューにこう話しています。

「後ろ向きに装着したカーシートがハンターの命を救ってくれたと信じています。」

入院中のハンターちゃん

出典 https://www.gofundme.com

あの車の残骸と潰れた屋根の車内から、骨折したとはいえ、これだけの怪我で済んだことは、まさに奇跡としか言えません。

しかし、奇跡を導いたのは、母親のバレットさんがチャイルドシートをきちんと装着し、そこにハンターくんを座らせていたからです。

日本では、いまだに幼い子供や赤ちゃんをチャイルドシートに座らせず、抱っこして車に乗っている人を見かけます。助手席にチャイルドシートを置いている人もたくさんいます。

なによりも大切な子供たちの命を守るため、大人は責任をもって子供たちをチャイルドシートに座らせる義務があります。

日本ではお座りができるようになったら、チャイルド(ベビー)シートを前向きにしても良いと言われていますが、アメリカでは2才の誕生日を迎えるまで、可能であれば3才までチャイルドシートを後ろ向きにして取りつけることを薦めています。

後ろ向きにすることで、万が一事故に遭った場合、頭への衝撃を和らげることができること、交通事故は正面衝突が多く、後ろから追突されるよりもはるかにリスクが大きいこと、がその理由に挙げられています。

元気になったハンターちゃん

出典 https://www.gofundme.com

わずか100ドルのチャイルドシートのおかげで、ハンターちゃんの笑顔が今日もあります。

「泣いて嫌がるから」、「顔が見えないから」とチャイルドシートを使うのを避けたくなる親心は理解できます。でも、きちんと取りつけられたチャイルドシートに正しく子供を座らせることが、大切な我が子の命を守るための最善の方法であり、親の義務です。

ルールを守って安全運転をしていても、事故に巻き込まれる可能性はあります。もし万が一事故に遭った場合のことを考えれば、適切なチャイルドシートを選び、正しい姿勢で子供たちを座らせてから道路に出る事は不可欠です。

この記事を書いたユーザー

LittleD このユーザーの他の記事を見る

公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

得意ジャンル
  • 話題
  • 動物
  • グルメ
  • 育児
  • 料理
  • 暮らし
  • カルチャー
  • 感動
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら