私はお菓子が大好きです。食べる・作るはもちろん、お菓子の写真や絵、レプリカを見たり、レシピ本等のお菓子に関する本を読むのも大好きです。

そんな私が最近読んだ本の中に、様々なお菓子の由来について紹介されている本がありました。

ティラミス

ティラミスは直訳すると「私を上に引き上げて」という意味。「私を元気にして」、「私を天国に連れて行って」と意訳されることもある。材料のエスプレッソがカフェインを含んでおり、夜遊びをする前に食べられたことからこう呼ばれるようになったという。

出典猫井登(2008).『お菓子の由来物語』株式会社 幻冬舎ルネッサンス

この意訳がすごいキュートだと感じたのは私だけでしょうか?

「これ食べてテンション上げていこうよ!」という元気いっぱいな感じではなく、「私を元気にして?」とちょっと甘えたような小悪魔な言い方にドキッとしました。

恥ずかしくて意中の彼を誘惑できない!という乙女がこんな感じでお誘いしたら可愛いんじゃないかなぁと思いました。

ミルフィユ

日本では、ミルフィーユと発音されることが多いが、フィーユ(fille)は娘さんの意で、直訳すると「千人の娘さん」という意味になってしまうので要注意。

出典猫井登(2008).『お菓子の由来物語』株式会社 幻冬舎ルネッサンス

「ミルフィーユ」だとそんな意味になるんですね。「フィユ」より「フィーユ」と伸ばした方が発音しやすいように感じるので、そう定着しちゃったんでしょうか?

これからは「ミルフィユ」とおすましして発音していきたいと思います。

エクレア

エクレアとは、フランス語で「雷、稲妻」を意味するが、なぜ、このような名がついたかには、以下の説がある。①生地を焼いたときにできる表面の亀裂が稲妻に似ているからという説、②表面にかけられたチョコレートやフォンダンが稲妻のように光るからという説、そして③中のクリームが飛び出さないように、稲妻が光るが如く、素早く食べなければならないからという説である。

出典猫井登(2008).『お菓子の由来物語』株式会社 幻冬舎ルネッサンス

「クリームをこぼしたくない」=「食べ方もきれいに食べたい」ということだと思うんですが、この食べ方では本末転倒のように思うのは私だけでしょうか?

でも、それでも食べたい美味しいお菓子!ということですよね。

ドーナッツ

17世紀、オランダで作られていたくるみを生地の真ん中にのせて揚げたお菓子、オリ―ボル(oliebol)が原型であるとされ、doughnut(ドーナッツ)の語源は、dough(生地)+nut(ナッツ)であるという。その後、イギリスの清教徒(ビルグリム)が、一時亡命していたオランダでこのパンの製法を覚え、アメリカに渡ってから作ろうとしたが、くるみがなく、代わりに真ん中に穴を開けて作ったのがはじまりとする説。穴は、インディアンの矢が生地に当たって開いたものだという説もある。

出典猫井登(2008).『お菓子の由来物語』株式会社 幻冬舎ルネッサンス

同書には他にも「中心部が生揚げだったので、中心に穴を開けた」「アメリカ軍兵士(doughboy:俗語)が夢中(nuts:俗語)になったのでドーナッツ(dough-nuts)と呼ばれるようになった」「イギリスのバンズを焼くかわりに揚げたものに由来する」「ドイツ人が考案した」説等が紹介されていました。

しかし、絵で描いてみた「インディアンの矢」説が正しかった場合、果たしてどういう状況下でドーナッツを作っていたんでしょうか?逆に誤っていた場合でも、どうしてこんな突拍子もない説が生まれたのかがとても気になりました。

プリン

1588年、英西戦争においてイギリスがスペインの無敵艦隊を破り、海の覇者となる。当時、航海中の最大の問題は食糧である。船上では手持ちの食糧を有効活用しなければならない。肉の小片やパン屑でも簡単に捨てるわけにはいかない。しかし、問題は料理法である。あるとき、余った食材を全部合わせて卵液と一緒に蒸し焼きにしたら、ごた混ぜの茶碗蒸しのようなものが出来上がった。これが「プディング」のはじまりである。

出典猫井登(2008).『お菓子の由来物語』株式会社 幻冬舎ルネッサンス

最初はお菓子というより食事だったんですね。

料理をすると足し算が多いように思います。例えば卵焼き。卵を混ぜてお出汁を入れて、舐めたらちょっと物足りない。甘くしたいから砂糖を入れて、コクが欲しいからみりんも入れて、味をしめたいから塩や醤油を入れて……というように、足し算が多いイメージです。

引き算して生まれた、というのが面白いなぁと思いました。

アイスクリーム

日本で最初にアイスクリームを食べたのは、1860年に日米修好通商条約の批准書交換のため渡米した徳川幕府一行といわれる。

出典猫井登(2008).『お菓子の由来物語』株式会社 幻冬舎ルネッサンス

初めて食べたのは江戸時代の方だったんですね。上に描いたものは私の勝手な想像ですが、とっても驚いたでしょうね。本当に、どんな反応をしたんでしょう?非常に気になります。

由来を知るって面白い!

同書には他にもいろんな由来が紹介されていましたが、どれも興味深いものばかりでした。これから、「これは○○という意味なのか」「これは××が食べていたお菓子か」と感じながらお菓子を食べるんだと思うとまた楽しみです。

こんなに身近なお菓子にもこんなに面白い由来があるなら、きっとお菓子以外のものにも興味深い由来があるんでしょうね。もっと色んなものの由来が知りたいなぁと思いました。

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餡子 このユーザーの他の記事を見る

仙台出身、結婚を機に夫の地元:栃木に移住。主婦。
0歳児の長男に振り回される日々を送っています。

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