5年ぶり!香里奈主演の新ドラマ「嫌われる勇気」

1月12日(木)に放送スタートしたドラマ「嫌われる勇気」(フジテレビ系22時~)。女優・香里奈さんの5年ぶりとなる主演ドラマとしても話題になっています。

庵堂蘭子は、周囲の捜査に「明確に否定します!」とキッパリ断言し、難事件を次々に解決してきたエースでありながら、「世界一嫌われている女刑事」。

常に自分が信じる道を行く庵堂が、嫌われるのが嫌”な新人刑事・青山年雄とバディを組んで、事件を解決していく刑事ミステリードラマです。

「私は誰かのために生きているわけじゃありません」

ドラマで注目されるのは、周りに合わせることなく自分の道を行く庵堂のキャラクター。第1話でも、庵堂の独特の思考が浮かび上がる名言がいくつか登場しました。

「日常生活に不満があっても、このままの自分が楽であり安心だ。
そう思ってるんです。

あなたの不幸はあなた自身が選んだものです。」

出典ドラマ「嫌われる勇気」2017年1月12日放送より

「私は他人の目を気にするといった
不自由な生き方は選択していません。」

出典ドラマ「嫌われる勇気」2017年1月12日放送より

空気など読まない庵堂のキャラクターと、教授・大文字による庵堂の思考の根底にある「アドラー心理学」を解説。ドラマを楽しみながら、アドラー心理学の思考まで手に入るという2度楽しめるドラマの展開に、

・解説してくれる大文字先生も出てきて分かりやすいし、何か1度で2度おいしい的なお得感。
・すごいためになるドラマ
・蘭子さんの言葉が胸に刺さる……
最初は難しそうって思ったけどなんか考えさせられる感じ…
・お話しのなかでアドラー心理学をこう絡めて来たかーと。面白いです!

などなど、ネットでは驚きの声や、称賛の声が上がっています。

ドラマに登場する「アドラー心理学」って?

心理学の世界ではフロイト、ユングと並ぶ三大巨匠とされながらも、日本国内では知名度が低いオーストリア出身の心理学者アルフレッド・アドラー。彼が提唱する新しい理論に基づく「個人心理学」が、日本では「アドラー心理学」と呼ばれています。

▼「すべての悩みは対人関係の悩み」

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アドラー心理学では「すべての悩みは対人関係の悩みである」と断言。個人の「内面的な悩み」は存在しないとされています。もし、世界に自分ひとりしかいなかったら、人生に悩みは生まれないと言うのです。

他者からどう思われるかは、自分にはコントロールできない「他者の課題」であり、自分の課題と他者の課題を切り離す「課題の分離」により対人関係の悩みから解き放たれることを説きます。

他者から嫌われることを恐れない「嫌われる勇気」を持ちえたとき、人は初めて自分だけの人生を歩みはじめることができる。それがアドラー心理学の本質です。

出典 http://www.fujitv.co.jp

周りからの評価ばかり気にしていると、最終的には「他者の人生を生きること」になってしまいます。周りの目を気にして自分を押さえつける不自由な生き方をするよりも、「自分の人生」を生きることをアドラー心理学では提唱しています。

▼トラウマを全否定!過去を振り返っても意味はない

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今では、一般にも定着した「トラウマ」という言葉。アドラー心理学では、この「トラウマ」を全否定しています。過去にこだわっている限りは現状を変えることはできない、現状を変えるためには、今なにをすべきかを考えるべきだと主張しています。

自分の置かれた状況を認めず、他人や周囲の環境や過去に「原因」を設定して、課題から逃げることを、アドラーは「人生の噓」と呼びます。そして、そんなライフスタイルを選んだのは、他の誰でもないあなた自身です。

 ライフスタイルは、今ここで変えられます。そして、ライフスタイルを選び直す現実的な「勇気」こそ、人生にもっとも必要なものだ、とアドラーは説きます。

出典 http://blogos.com

引きこもりの人は、過去のトラウマから引きこもりをしているのではなく、「外に出たくないから不安を作り出している」というのがアドラー心理学の考えです。

ドラマ原案となった書籍「嫌われる勇気」は150万部ヒットのベストセラー

このドラマの原案となったダイヤモンド社の「嫌われる勇気」では、アドラー心理学を哲人(教える人)と青年(質問する人)の対話形式で、わかりやすく解説していきます。

アドラー心理学の根幹である「対人関係の悩み」に対する考え方が語られており、ビジネスマンのみならず人間関係に悩む女性にも大きく支持されました。

多くのメディアでも取り上げられた書籍「嫌われる勇気」は、150万部を超える異例の大ベストセラーヒットを記録しています。2013年12月の出版から今なお売れ続けており、2015年、2016年と2年連続の年間ベストセラーランキング1位(ジャンル別)となるほどのロングセラーを続けているのです。

芸能界でも愛読者が多い「嫌われる勇気」

大ヒットとなった書籍「嫌われる勇気」は、芸能界でも「読んだ!」「愛読書です」と公言している人が多く存在します。

▼片桐仁さん(ラーメンズ)

「嫌われる勇気」に登場するお前の顔を気にしているのはお前だけ」に共感したという片桐仁さん(ラーメンズ)。インタビューでは、売れなかった20代の頃の屈折した気持ちが、アドラー心理学の面から整理されたと語っていました。

本には「競争や勝ち負けを意識し続けると、他者全般、ひいては世界を『敵』とみなすようになる」とありますよね。まさにそんな感じで、「チクショー、みんなおれをバカにしやがって」となぜかいつも思っていました(笑)

出典 http://diamond.jp

※片桐さんが手に持っているのは「嫌われる勇気」の続編「幸せになる勇気」(ダイヤモンド社)です。

▼小林麻耶さん(フリーアナウンサー)

な、な、なんと!
今年一番出会えてよかった、
と思わせて頂いた本
【嫌われる勇気】の
岸見先生と古賀さんとの
ダイアモンド オンラインさんでの
トークセッションでした

フリーアナウンサー小林麻耶さんも人生を変えてくれた本」と、「嫌われる勇気」を愛読していることを公言しています。ブログに登場している書籍はご自身のものだそうで、びっしりとついたフセンから、熟読していることがうかがえます。

自己を肯定することがどうしてもできなくて。どうすれば、ありのままの自分でいいと思えるんだろうと悩んでいました。そんなとき『嫌われる勇気』を読んで、「そうか。自己肯定ではなく、自己受容なんだ」とすごく腑に落ちたんです。

出典 http://diamond.jp

自分の「考え」がガラリと変わるかも?

書籍「嫌われる勇気」のエッセンスを散りばめながら、刑事ドラマとしても楽しめるドラマ「嫌われる勇気」。これなら、書籍を途中で挫折してしまった筆者も最後まで楽しめそうな気がします!

他人の目が気になり、周りに合わせがちな日本人からすると、庵堂蘭子のような「アドラー心理学」の提唱する生き方を過ごすことは、まさに「勇気」がいることだと思います。

しかしアドラーの心理学は、他者を変える心理学ではなく、「自分が変わるための心理学」。書籍が難解で挫折した方も、まだ書籍を読んだことがない方も、このドラマで自分の意識改革をしてみませんか?

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へっぽこライターですが、文化的雪かきを目指して精進しています。

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