ピットブルは「闘犬」用として人間によって作られた犬種のため、攻撃性が高いという印象が強く、欧州の一部地区では、危険犬種法によって飼う事が禁止され殺処分の対象となっています。

しかし、ピットブルの攻撃性を高める訓練を敢えて行ってきたのは人間です。

闘犬用として、一部の人間たちによる私利私欲のために強制的に闘わされ続け、それによって危険という汚名を着せられ、人々の脳裏に埋め込まれてしまったピットブルは、実は悲劇の犬種なのです。

でも、ピットブルには、別の良い面もあるのです。

ピットブルの別名は”ナニードッグ”です。

これは意外かもしれませんが、ピットブルは昔から子守に適している犬として、人々の信頼を得ているのも事実です。

ピットブルは飼い主に対して忠実で、頭もとても良い犬です。

その性格を活かして、欧米ではセラピードッグとしても幅広く活躍しています。

また、歴史上の有名人、著名人には、ピットブル愛好家が多いことでも知られています。発明家のトーマス・エジソンやアメリカのルーズベルト元大統領、ヘレンケラーなどがピットブルを飼っていたそうです。

米国では、そんなピットブルをK9として、訓練する新たな動きが出ていて、徐々に話題を集めています。

全米の警察や軍がK9として訓練されたピットブルを採用し始めています。

これまでK9として訓練を受けたジャーマンシェパードやベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアを買い取るためには、1頭、約1万〜1万5000ドル(約116万~170万円)の高額な費用が必要でした。

でも現在、アニマルシェルターからピットブルを引き取り、K9としてのトレーニングを積み、警察や軍でピットブルを採用する動きが広まっており、確実にその成果をあげています。

この新しい試みは、ピットブルにとっても、明るい未来となりますし、同時に税金の節約にもなります。

これは、ピットブルの信じられないくらいの従順な性格を、最大限に生かせる絶好の機会を得たことになります。

もちろん、彼ら(ピットブル)が得た新しい分野でのこの職務は危険と背中合わせとなります。

しかし、罪を犯してもいないのに、人間によって殺処分される危険犬種法(BSL)の方がよほど彼らにとっては脅威なのです。

K9として保護され、訓練され、活躍することで、ピットブルがとてもプロフェッショナルな動物であるということを多くの人々に示し、ピットブル=危険という印象を少しずつ変えて行くことが望まれています。

警察犬のトレーナーたちは、ピットブルは訓練に最適な犬種であるという信念を持っていると言います。

これまでピットブルに対して人々が危険と判断していた難点は、彼らは攻撃性が高いということでした。でも、警察犬として犯罪に立ち向かうためには、その性格が最高に適しているのです。

警察や軍で活躍し、輝かしい功績をあげることで、ピットブルが危険な犬であるという印象から、彼らはヒーロー犬なのだと思わせる日はそう遠くはないのかもしれません。

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