ある日、お出かけの準備をしている時に、ふと、ゆうちゃんが言った。

「ねぇママ。ママは世界で1番誰が好き?」

「んー?ママ?ママは、パパと、ゆうちゃんと、おーちゃんと、トウくんが世界で1番好きだよ♡」

いつも、「ママは、誰が1番好き?」と子どもたちに聞かれた時はこんなやり取りしていて、

その日も同じように答えた。

そうしたら、ゆうちゃんが言った。

「うん。でもさ。じゃあさ。自分のことは?自分は1番好きじゃないの?」

そう、ゆうちゃんに聞かれて、あぁ…。そうか、なるほどなぁ。

その質問、ゆうちゃんらしいなぁと思って、

「うん!ママはね、自分のことも好きだよ!

でも、それはもう当たり前のことだから、いつもわざわざ考えたりしてないだけで、自分のことはとっても大事。

だから自分は、0番かな!自分のことはちゃんと好き。

だから、みんなのことを世界で1番大事。好きだ。って思えるのかもしれない。

ゆうちゃんもよく横断歩道渡る時に『自分大好き♡』って叫んでるけど、

(過去記事探したけど見つからなかった)自分で自分のことを認めてあげられたり、好きって思えることは大切なことだよ」

そう答えた。

そしたら、嬉しそうな顔をしたゆうちゃんが、

「ふーん!そっか!じゃあさ、ママはさ、自分のどんなとこが好きなの?」

なーんて聞いてきたので、

「ママかぁー…。うん。

ママねぇ、毎日、お料理したり、お掃除したり、お洗濯したり、ママらしく(適度に、テキトーに・笑)頑張ってるとこ好きだし、

たまに忘れっぽくてみんなに『もー!』って怒られちゃうけど、なるべく忘れないようにしてるとこも好きだし、焦ると怒っちゃうこともたまにあるけど、

やっぱり「いいよ、いいよ~~」ってにこにこしてる自分のこと好きだし、大好きな人にちゃんと『大好き』って言えるとこも好きかな」

と、「自分で思う自分の好きなところ」をここぞとばかりに答えてみたら、私が答えている間ずっと、

「うん♡うん♡あー、そうだねぇ。私といっしょー♡うん、うん、私もそんなママが好きー♡」

って、相づち打ってくれていたゆうちゃんが、たまらなく嬉しそうな顔でにこにこ笑っていて、

私は、とても、とても、嬉しかった。

ママね、あなたたちには、まずは自分を大切に思える人になってほしいと思ってるの。

それにはまず、自分を大切にしてもらう経験が必要なんだ。

誰かに愛してもらった経験があれば、あなたたちは、その経験から、

人生の中で出会う、様々な人たちを、大切に想われている自分と同じように、大切に思えるようになるはずだから。

道行く知らない誰かも、必ず誰かの大切な人だって気付くはずだから。

だから、イライラしたり、怒ってしまことがある毎日の中でも、

「愛されている実感」「許されている実感」

を、あなたたちにこれからも伝えていきたいと思うんだ。

あなたたちは心配するから言わないけれど、あなたたちのためなら死ねるって、内緒だけど、ママはずっと思ってるよ。

でも、それは自分が大切じゃないとか、そういうことじゃ、まったくなくて。

自分の心地いい選択をしたいと思うし、自分が笑顔でいられる選択を迷わずしていきたいと思っているけれど、

それでも、あなたたちが熱を出して苦しそうな時は、代わってあげたいと心底思うし、美味しいものは、まずはあなたたちに食べさせてあげたいと思うし、

あなたたちの命が、ママの命で救えるのなら、迷いなくこの命を差し出したいと思う。

自分は大切だ。とても、とても大切だ。

でも、いざというその時に、私には、私以上に大切だと思えるものがあるのだという、奇跡のように幸福な、この震えるような感情が、ママの“ここに”あるんだ。

だから、ママは、やっぱり、世界で1番、あなたたちが大切なんだ。

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