NHKスペシャルトランプのアメリカ 世界はどうなる?」が放送されました。2016年の世界の衝撃的なニュースのひとつであった、トランプ時期大統領の誕生。意見はさまざまかと思いますが、少なくとも日本そして世界が変わる2017年の幕開けです。

トランプ大統領の出現で、世界はどう変わっていくのでしょうか?

メキシコには行かせない!

アメリカ国内のある工場は、人件費の安いメキシコへ工場を移転する計画が持ち上がっていました。そこでトランプ氏は、すでにその工場へ自ら出向き大幅な減税を約束。その工場のメキシコ移転計画を撤回させたのです。そのお陰で、1100人以上を解雇することを免れたとトランプ氏は語りました。

トランプ氏は、こうしたアメリカ国内の雇用をメキシコへ取られることを許しません

しかし、そんなトランプ氏の方針で困ってしまったのは、3年前にメキシコに移転した日本の会社。現地にあるアメリカの自動車メーカーと、取引の約束をしていましたが、トランプ氏がメキシコにあるアメリカの会社の規模を縮小しているため、取引が流れてしまう可能性が出てきたのです。そうなると、赤字へ転落するその日本企業

これはあくまでも一例です。そんな企業が日本だけでなく、他の国でも多数あることでしょう。

壁を作ろう!

去年大統領選挙中に大きな話題となった、メキシコとの国境に巨大な壁(Great Wall)を建設しようというトランプ氏の働きかけ。メキシコからの不法移民の流れを止めることができる!と大声で演説。

現在国境には、1/3のみにフェンスがあります。しかし、トランプ氏は全てに壁を作り、不法移民をなくそうとしています。

選挙後は、国境のフェンスの最終地点では、毎日のように不法侵入者や密入国者の形跡がみられるとか。入国者は、カーペットシューズを履くことにより、足跡を残さないようにしています。靴の裏側がカーペットのようなものでできているものです。
また、しかけた監視カメラには、不法移民の姿が多数。メキシコ人たちは、職を求めてアメリカへ不法入国するのです。

トランプ氏が「壁」を建設する前に!と、現在多くのメキシコからの不法移民が後を絶ちません。

強制送還!

アメリカには、多くの不法移民がいます。そこでトランプ氏はこんな決断をしています。

すでにアメリカ国内にいる不法移民者に犯罪歴がある場合、強制送還する!と。不法移民のビザ雇用を徹底調査するようです。アメリカ人の雇用を脅かすこの状況を許さないトランプ氏。

今までのアメリカでは、人件費の安い不法移民たちは、税金さえ納めていれば黙認されてきていたという現実があります。現在アメリカにいる不法移民は1100万人。彼らは、国内総生産の3%近くを支えているといいます。

自分たちが頑張って来たことに、アメリカ人たちは気づかないかもしれない」、「アメリカの屋台骨を支えてきたのはメキシコ人だ」と彼らは語ります。

メキシコからの不法移民たちは、もうすぐ巨大な壁ができるかもしれないということで、封鎖される前にと、国境のフェンス越しに、メキシコに残してきた家族と会ったりも。
あなたの仕送りのお陰で何とかやっていけてる…」と感謝の言葉を述べる家族たち。

これまでアメリカ経済を影で支え続けてきた不法移民たち…。しかし、トランプ氏は大統領就任後、200万人以上の強制送還を始めると宣言しています。

白人主義…

アメリカでは現在、差別的言動があらわとなってきています。

トランプ氏の勝利後、ナチス式の敬礼を捧げる人物が全米に放送され、多くの人々にショックを与えたりも…。「アメリカは白人のもの。全て白人が作り上げてきた…」という内容の演説もありました。
さらには、水飲み場にも「白人用」、「有色人種用」という張り紙が張られたり…

中間層の怒り

これまでアメリカでは、自動車工業など中間層の人々が経済を支えてきました。…が、賃金の安いメキシコへ移転が始まり、残されたアメリカ国内のそういった労働者たちは、他のサービス業などに転職したくも、すでに他の移民たちでいっぱいに。

よって、その取り残されてしまった労働者たちは、行き場を失い「怒り」でいっぱいに。トランプ氏は、彼らに職を取り戻すという政策をどんどん打ち出しました。例えば、メキシコに出て行った企業には、再度輸入で戻そうとしても、35%などという関税をかけてしまおうと言うのです(12月のツイッターで発言済み)。そうすることで、出て行った企業は、「じゃぁ、アメリカに戻るか…」となるわけです。

現段階で、すでにそういった動きを始めているトランプ氏。メキシコ移転をあきらめる企業もあります。

富豪だらけの閣僚

トランプ政権の閣僚候補たちは、実はビジネスで大成功をおさめた富豪ぞろい億万長者が、経済立て直しにふさわしいというトランプ氏の考えから。

トランプ氏の働きかけは、怒りに満ちた中間層を鎮めるためなのか、ただの金融業関連のつながりなのかは不透明でなままです。

世界経済のカンフル剤

トランプ氏が大統領になると、世界はどうなるのでしょうか。サントリーの社長の見解では、「世界経済のカンフル剤」になるようです。ビジネスに長けた人々が閣僚になることで、経済をより活性化できるのではという見方です。

アメリカの経済が改善されたところに、日本もチャンスとして捉えていくと、日本にとってもいい影響となりそうです。日本の最高の技術(例えば新幹線など)やノウハウでインフラ投資していくという出方もいいようです。

また経済評論家の意見としては、トランプ氏の影響で企業に利益をもたらしたとしても、家計にはマイナスなのではと懸念を。円安が止まらず進んでしまうと、モノの値段が上がってきてしまいます。給料が上がれば問題ないのですが、トランプ氏の政策がいまだ不透明であることから、経営者側はアメリカの動きを様子見しようとしています。
よって、モノの値段は上昇するが給料が上がらず…というのが、家計を直撃してしまうとみています。

保護主義に向かってる?

アメリカが外国製品の高関税など実現するという「保護主義」は、日本にも大打撃を与えかねません。

そうなってしまうと、日本からの輸出がさらにしにくくなっていきます。

で、どの程度の確率でそういう方向へ行ってしまうのか…といいますと、番組内の解説では…

日本も不景気に陥りやすいトランプ氏の「自由貿易見直し」「不法移民排除」「メキシコ国境に壁」というこれらは、現時点では「大きなこと」を言っていますが、実現してしまうと、アメリカ経済にも大打撃を与えてしまいますので、言われているほどやらないのではないか…という期待をマーケットでは持っているようです。

いつ透明化するの?

トランプ次期大統領の政策や働きかけで、アメリカ、日本、そして世界に衝撃を与えます。日々目が離せません。メディアで発信されているトランプ氏の発言と実際の裏での動きが、いまだ読めない状況。それも彼の「手」なのかもしれませんが、今年は常に我々もアンテナを張り続けて、アメリカの動きに着目していく必要がありそうですね。

この記事を書いたユーザー

シロクマInTheSky このユーザーの他の記事を見る

Spotlightプラチナライターとして執筆しています。日々の生活に役立つ情報をどんどんネット配信していきたいと思います♪日本も含め、海外などあちこちに出没しています(笑)世界中のいろんな記事を書いていきたいと思います(^_-)

得意ジャンル
  • インテリア
  • マネー
  • 動物
  • 海外旅行
  • 国内旅行
  • おでかけ
  • グルメ
  • 料理
  • テレビ
  • 美容、健康
  • ファッション
  • おもしろ
  • ニュース
  • 話題
  • ライフハック
  • 暮らし
  • カルチャー

権利侵害申告はこちら