興行収入200億円を突破し、正月の動員数も前週から41%アップと驚異的な数字を記録した、新海誠監督の長編アニメーション映画『君の名は。』ですが、昨年の秋頃にそのワンシーンを再現した黒板アートが話題になりました。

(※権利者の許可を得て掲載しています)

その黒板アートはTwitterに投稿されるとたちまち話題となったのですが、投稿されたのは奈良県の県立高校で美術講師をされている、浜崎祐貴(はまさき ひろたか)先生。

浜崎先生はTwitterアカウントで、他にもたくさんの黒板アートを公開されています。

レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐や…

葛飾北斎の冨嶽三十六景!

ピカソのゲルニカに…

ジブリ映画トトロのネコバスまで!

どれも凄い黒板アートばかり!

更に、黒板アートを生徒が消していく姿を動画に撮って、それを逆再生することで、消すと絵が現れる不思議な映像を作ったりもしているんです。浜崎先生曰く「消すところまでが黒板アート」なんだとか。

そんな浜崎先生に、黒板アートを始められたキッカケを伺うことができました。

「美術への関心興味の入り口になれば」

「少しでも子どもたちの美術への関心興味の入り口になればいいなと思ってはじめました」

そう話す浜崎先生ですが、実は黒板アート以外にも色々なものを試みてきました。シャボン玉やアイスクリームで絵を描いたり、葉っぱやカイロに絵を描いたり…

“描く”という行為も、描画材に変化をもたせることで、どうにか魅力ある授業づくりに繋げられないかと、試行錯誤を繰り返した中で出会った教材研究の内の一つが“黒板”だったんだそうです。

黒板アートを始めたキッカケは、ある教え子から「黒板にピカソのゲルニカを描いて」とリクエストされたことと、好きなチョークメーカーさんが廃業することをニュースで知り、大量のチョークを衝動買いしたことだったそうです。が、もっと根本的な部分には、単純に昔から黒板が好きということがありました。

黒板自体の魅力…「おおきさ」「あたたかさ」「はかなさ」、これは学校でしか味わえない部分があり、ましてや日頃何気なく目にしているものに、急に何かが描き込まれていたらサプライズで楽しいかなと思った…そんなことが相まって、学校に勤める内に自然とやりたいなぁと思うようになっていたとのこと。

黒板に絵を描くこと自体は、“黒板アート”という言葉が今ほど浸透していなかった頃からありましたが、それを授業の中で“板書”として取り入れることに、新しさや面白さがあると感じて描くようになったそうです。

「ここ数年で“黒板アート”が世間に広まったこともあり、行為自体の新鮮味には欠けてきているが、“関心興味の入り口”として在り続ける為には、新しい試みを取り入れながら、更に一歩先の“板書”なり“黒板アート”をしたい」という話を美術部の部員たちといつも議論しているとのことです。

そんな美術部ですが、昨年『第1回 日学・黒板アート甲子園』という黒板アートのコンテストで、全国で2番目にあたる優秀賞を受賞されています。

部員全員が団結して一つの作品を仕上げたことに、受賞は勿論ですが、チームとして成長していく姿を見ることができて、顧問としてひとしおだったと浜崎先生。

今年も参加予定で、「今年こそはてっぺん獲りたいね」と部員も先生も燃えているそうです。コンセプトをしっかり練って、人の心に響く作品を目標に、全員で日本一を目指しているとのことなので、今年の結果も楽しみですね!

Instagramでも素敵な作品を見ることが出来ます

浜崎先生はInstagramのアカウントもお持ちで、フォロワーは2万人以上。こちらでは黒板アート以外の作品も沢山投稿されているので、その中の一部をご紹介しますね。

チョコレートアイスで描いたモナリザ!

カイロに描いたドナルドダック!

プーさんの落ち葉アート!

どれも凄いですね…!

こんな誰もが楽しくなる作品を作りながら、教え子さんたちとの距離も近い先生、理想的すぎます。こんな先生のもとで教わったら、美術が好きになること間違いなしですね!

羨ましい限りです!!

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