先日、”63年間、仲睦まじく暮らして来た老夫婦はまるで後を追うように数時間違いで互いに天国へと旅立った”というニュースが全米を駆け巡りました。

本当に愛し合っている夫婦は、どちらか1人が先に亡くなると残された1人が後を追うように1か月以内に亡くなってしまうという事例は世界中で報告されているそうですが、今回のように数時間後に…というのは、ある意味、夫婦の究極の愛のカタチなのかもしれません。

妻を亡くした夫は、”傷心”が原因で、その数時間後に後を追うように亡くなりました。

妻のドロレス・ウインステッドWinsteadさん(83歳)と夫のトレント・ウインステッドさん(88歳)は、2週間前にテネシー州ナッシュビルのセントトーマス西病院で結婚64周年を迎えたばかりでした。

12月始めに、トレントさんは気分が悪くなり食事ができなくなったことで、娘のシェリル・ウィンステッドさんが救急病院に連れて行きました。すると、トレントさんは腎不全を患っていることが判明、集中治療室に入れられました。

「私は母の隣に座っていました。母が父をとても愛していることは判っていたので、私は母のことを心配していました。 母は"彼なしではどうしていいのか判らない "とかなり動揺していました。」と娘のシェリルさんは、当時のことを語りました。

家族は、集中治療室のトレントさんの傍についていました。「私たちは、医師が(父は)”回復する見込みがある”と語っていたので希望をもっていました。しかし、思いもよらぬことが起きたのです。」

トレントさんが入院してからわずか2日後の12月7日、今度は妻のドロレスさんが大規模な脳出血を起こして倒れてしまったのです。彼女はそのまま意識不明に陥ってしまいました。

「頭痛が母を襲った後、彼女は吐いてしまい、その後意識を失ってしまいました。私が彼女を起こそうとしても、反応がなかったので、これは大変なことだと感じました。」とシェリルさん。

「父は最初、何が起きているのか判りませんでした。でも、看護師が父を車いすに乗せて母の部屋に連れて行った時、父は泣き出して母を一生懸命起こそうとしました。」

「父は”ああ神様、彼女をどうか目覚めさせてください!”と祈りました。」

「看護師は、父を母と同じ部屋に移動させてくれました。そして、2人のベッドをくっつけてくれたのです。」

これはこの病院初の特別な措置でした。

「父は回復の見込みがあったのに、母がもう生きる望みがないと判ると、みるみるうちに生気を失っていきました。」

「父の腎不全は回復していたのに、今度は心臓の方が弱り始めたのです。これは父が腎不全を起こした時にはなかったことです。」

12月9日、妻のドロレスさんはトレントさんの隣で息を引き取りました。

家族はそのことを、夫のトレントさんにすぐには報せませんでした。

そして30分後に彼に妻の死を告げた時、トレントさんは隣に横たわっている妻に優しくキスをして「彼女にピンクのドレスを着させて、ピンクの棺に入れてあげてください。」と言ったそうです。

そして翌日の10日、夫のトレントさんは静かに息を引き取りました。

それは、妻のドロレスさんが亡くなったわずか数時間後のことでした。

「私の両親は、本当に愛し合っていました。彼らが歳を重ねるのと比例するように彼らの愛はどんどん深まっていたのです。彼らはどちらか一方だけでは生きられなかったのです。」と娘のシェリルさんはしみじみと語りました。

「私は、父は母を失った”傷心”で亡くなったと考えています。彼らの愛はこれで永遠になりました。」

ご夫婦が亡くなられてから1週間後に、彼らが出会った町にて葬儀が行われました。

妻のドロレスさんにはピンクの棺、そして夫のトレントさんにはブルーの棺が使われたそうです。

ご夫婦がほぼ同時に亡くなれたということは、とても悲しい出来事なのですが、これは究極のハッピーエンディングなのではないでしょうか。

現代社会は、離婚率がどんどん高くなっています。浮気や不倫の話もよく耳にします。そんな中で、これほど仲睦まじく最期まで愛を貫き、人生を全うできたというのは、ある意味とてもうらやましいお話ではないでしょうか。

このご夫婦には、きっとこの世での悔いは一切なかったと思います。

「死ぬときは一緒」とよく愛し合っているカップルが言いますが、このようにほぼ同時に人生を自然に全うできるというのは、奇跡的な事だと思います。

これぞ究極の夫婦愛ではないでしょうか。

God bless you !

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