野球、水泳、テニスなど、2017年も日本勢が活躍しそうな世界的スポーツイベントが目白押しです。特に今年は、“18年ぶりのトヨタ参戦”で脚光を浴びている「世界ラリー選手権(FIA World Rally Championship、通称:WRC)をきっかけに日本でもラリー人気がさらに広がる予感。

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今回、注目のモータースポーツ「ラリー」を初心者や女性も楽しんでもらうために、ラリーの魅力を知り尽くした方にお話をうかがってきました。

国内屈指のラリー選手・足立さやかさん

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ラリーの魅力を語ってくれたのは、なんと女性。ドライバーとコ・ドライバーと呼ばれるサポート役のペアで戦うラリー競技において、ドライバー歴2年、コ・ドライバー歴12年、国内ラリー競技で実績のある現役ラリー選手・足立さやかさんです。

現在はフィンランドに拠点を移し、トヨタのモータースポーツ活動「TOYOTA GAZOO Racing」と2017年のトヨタWRC参戦の指揮をとるラリー界のレジェンド、トミ・マキネン氏のチームの下で、若手育成プログラム「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラム」のスポーティングマネージャーとして次世代のラリー選手育成に励んでいます。また自身のコ・ドライバーとしてのキャリアアップも目指し、フィンランドでの様々なラリー活動を通じてラリー文化を広める活動をしています。

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一方で、「足立さやかラリー塾」というサイトでラリーの魅力や楽しさから練習方法まで、分かりやすく伝える活動もおこなっています。

ラリーに導かれた運命

初心者や女性でも楽しめるラリーの魅力の前に気になるのは、やはり足立さんがラリーにハマったきっかけ。

幼少の頃からラリーが好きで、家にあった兄のビデオをみていました。車がジャンプしたり激しく回転したり、映像のインパクトが強すぎて引き込まれた感じです。

ラリーを始めたのは就職した頃。職場にたまたまラリーを趣味でやっている同僚がいたのがきっかけで、「ラリーって普通にできるんだ」と思って始めました。

出典足立さやかさんインタビュー

子どもの頃に興味を持ち、社会人になって趣味でやっている同僚と出会って始めたラリー。仕事でお金を貯めては地元近辺で開催される競技に参加し、仕事とラリーの充実した生活を送っていたのだとか。そんな中で、“ラリーに導かれた運命ともいえる出会いがありました。

仕事をしながらラリーに出場し続けるうちに、チャンピオンを獲るようになってイベントに呼ばれることも多くなってきました。仕事、ラリー、イベントと充実しながらも多忙な時間を過ごす中で、とあるイベントでモリゾウさん(トヨタ自動車の豊田章男社長)と出会いました。その時にラリーの魅力を理解いただく機会があったことが、今回のプロジェクト(TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラム)への参加につながっています。

出典足立さやかさんインタビュー

トヨタの豊田社長との出会いから現在に至るまでのお話だけでも、足立さんが子どもの頃にラリーに興味を持った時点で運命が決まっていたように思ってしまうエピソードです。

ラリーの見どころは“人”

そんな足立さんが考えるラリーの見どころは、ずばり“人”なのだそう。

車ありきの競技なので、ラリーカーの性能や速さはもちろん魅力です。しかし、それを操るのは人、それをつくっているのも人。ですから、競技でも“人”に注目してほしいです。競技中はドライバーとコ・ドライバーとのコミュニケーションやコンビネーションが勝敗を左右します。お互いに命を懸けた車内でのコミュニケーションはほかのスポーツにはない緊張感があり、必見です。

また、競技中に壊れてしまう車を時間内に修復するメカニックスタッフが必死になっている姿だったり、作業が終われば「また全開で行ってこい!」とかける言葉だったり。ラリーを支えるさまざまな“人”に注目すると感動が味わえます。

出典足立さやかさんインタビュー

2017年のWRC開幕戦でも注目は“人”

出典 http://toyotagazooracing.com

ラリー界のレジェンド、トミ・マキネン氏をチーム代表に迎え、世界のトップドライバーとコ・ドライバー、そして屈指の開発陣の力を結集した参戦車両「ヤリスWRC」で2017年のシリーズに復帰参戦するトヨタ。世界が注目する最強クラスの“人”と、彼らが開発し操るマシンにも注目です。

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シリーズ開幕戦となる「ラリーモンテカルロ」ではトヨタのパフォーマンスとあわせて、世界トップクラスのドライバーとコ・ドライバーのコンビネーションやメカニックスタッフの動きなど“人”に注目しながら、18年ぶりに復活したトヨタを応援したいですね。

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