12月25日クリスマス。TVではクリスマスムード溢れる番組が放送される中、ある人気番組の内容が斬新すぎるとネットで話題に。

その番組とは、日本テレビ系「鉄腕DASH」

クリスマスの夜に、意外というか、いやむしろしっくりくるというか、そこに映し出されていたのは、新宿にあるベース基地でただ黙々と畑作業を行うTOKIOの姿の生中継

「花壇に土入れて種まいただけの生放送w」「こんな地味な生放送初めて見た」「なぜ生でやったww]「何のクリスマス感もないTOKIOらしいDASH」など、ネットもざわざわ。

でもこの生放送には、とても大切なわけがありました。

畑に植えたのは何より大切なあの”種”でした

TOKIOが植えていたのは、DASH村でお世話になった亡き三瓶明雄さんから、三年前にいただいた種。

TOKIOと明雄さんが出会ったのは、今から16年前。2000年に始まった人気企画・DASH!村のスタートの時から、まだ何もわからなかったTOKIOに畑の耕し方から伝授してくれたのが農業の達人・明雄さんでした。今では楽器よりも握りなれている鍬の持ち方を教えてくれたのも明雄さん。

DASH!村は、5年前の3月11日、東日本大震災によって自分たちの畑を失ってしまいました。3年前、そんなTOKIOに、自らも避難生活を送る明雄さんが「どうしても渡したかった」と言って預けたのが、このホウレン草とカブの種でした。

大切な種だからこそ、イチから自分達が作った畑に

TOKIOはこの種を「自分たちの手で野菜を育てられる日が来るまで」と3年間大切に保管。ようやく、その約束を果たす時が来たのです。

10月9日の放送で、土を作り始めたTOKIO。生き物を復活させるためと探した栄養満点の策の池からとった泥。そこに新宿区内のラーメン屋さんで頂いたコンブから抽出したアルギン酸を混ぜて作った、TOKIOオリジナルの土壌

そして土がすぐ冷たくなってしまうと植物が育たない可能性があると、間伐材などから作った新素材のレンガで土留めとなる枠作り。大切な種だからこその、妥協を許さないこだわりが感じられます。

大切な種だからこそ、自分達がイチから土壌を作った畑に植えたTOKIO。自分達が責任を持って育てられる新宿を、その地に選んだTOIKO。明雄さんから教わった「パラパラ撒き」で種を土に埋めて行きます。本当にただただ、黙々と丁寧に作業してゆくだけの生中継。

達也「明雄さんに言われたように、畝に筋を入れて、パラパラ蒔きね。深く蒔くと怒られるから、明雄さんに」

出典 http://www.ntv.co.jp

亡き後もTOKIOにメッセージを残し続ける

2014年6月6日、明雄さんは避難先で84歳で亡くなられました。けれど、亡くなった後もTOKIOにメッセージを残し続けているのです。2016年6月19日放送回では、福島DASH村16度目の米作りが行われました。TOKIOオリジナル品種改良米の「新男米」に挑戦するも、雑味が足りないため味に深みが出ません。

そこで「雑味のある米」と「新男米」を掛けあわせようと考え、そこで思い出したのが、DASH村スタートした頃、村の仲間達が作ったカレーのお米。

そのお米を作っていたのが、明雄さんでした。しかし明雄さんは「あきたこまち」「ササニシキ」「チヨニシキ」の3種類を作っていたため、あの時のカレーに使っていたお米がどれなのかわかりません。そこでこの3種類を食べ比べて、あの時のお米を探そうとします。

を食べただけで判別するアイドル」「を覚えてるアイドル凄い」「ここまで理解してるアイドルって…」

さすがに驚きを隠せない様子で見守る視聴者も、リーダー城島さんの「これだ!」で思わず涙腺が崩壊してしまいます。TOKIOオリジナル品種改良米の「新男米」に足りなかったのは、16年前、まだ出会ったばかりの頃に味わった明雄さんの「チヨニシキ」でした。

これには山口さんも「明雄さんすごいね。さらに交配させるために、初めから何も言わずにメッセージを残してる」と思わずつぶやきます。15年間の米作りでぶつかった壁、それを打ち破る答えが明雄さんのお米。このまさかの16年越しの伏線には「明雄さんの遺志がTOKIOメンバーに引き継がれた!」と大きな反響がありました。

この明雄さんの「チヨニシキ」とTOKIOの「新男米」の交配は、今回はほとんどが失敗でしたが、なんとか107粒が成功。新たなる品種となるかもしれない貴重な107粒は、桐の箱で春まで保管されます。品種改良は簡単ではありませんが、来年は穫れた107粒を実際に田んぼへ。「まだまだ」です。ここからが本番です。

クリスマスに蒔いて、来年に、次に、繋げたい

明雄さんは、農業のいろはだけでなく様々なことを教えてくれました。人も農作物も、すべて繋がっているということも。明雄さんおお米との交配のTOKIOの「新男米」は、来年、また新たな一歩を踏み出します。

ホウレン草とカブも、すべては収穫しないで花を咲かせて種を取り、毎年繋げていくはずのものでした。その大切な種は3年の時を経て、新宿で再び繋がりました。

長瀬「でも、リーダー、なんでクリスマスに蒔くの?」
城島「明雄さんに頂いた種やから、クリスマスというか、年内に蒔いて、来年に次に繋げたい

出典 http://www.ntv.co.jp

6人目のTOKIOと言われる三瓶明雄さん。クリスマスの生中継は、最後まで真摯に農作業を続けるTKOKIOの姿を映し続け、放送が終了しました。「放送が終わっても、TOKIOは作業を続けます」のアナウンサーの言葉を残して。

明雄さん、僕たちは明雄さんに教えてもらった、自分の手で作り、育てることの素晴らしさや大切さをずっと忘れずにやっていきます。だから僕達がしっかりやれているか見守っていてね。

出典日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』2014年6月8日放送

大切な人々の想いを背負いながら農作業に本気で取り組むTOKIO。今後もアイドルとしての活躍を期待するとともに、「新男米」の成功や、新宿ベース基地の豊作を見守り、応援していきましょう。

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