出典後藤武浩

今年でデビュー15周年を迎える2人組デュオ・コブクロが、約4か月に及ぶ全国ツアー『KOBUKURO LIVE TOUR 2016 “TIMELESS WORLD”』を完走した。

6月に発売されたアルバム『TIMELESS WORLD』を引っさげてのこのツアー、タイトルからもわかるように「時間」がテーマになっており、これまでのCDジャケットをスクリーンに映し出すなど、彼らの活動の歴史を振り返る演出が随所になされていた。今回は追加含め全28公演行われた中から、11月20日に行われたさいたまスーパーアリーナでの模様をレポートする。

序盤から「コブクロワールド」全開

出典後藤武浩

オープニングは最新アルバムと同じく『SUNRISE』でスタート。これから待っている展開への期待を否が応でも高めてくれる軽やかなポップナンバーだ。続けて『六等星』『hana』、そして『SNIFF OUT!』と、タイプの違う楽曲を繰り出し、序盤から会場をコブクロワールドに染める。

スベリ知らずなMC

出典後藤武浩

センターステージまで二人が行き『Tearless』を披露した後には、恒例とも言える軽妙なMCがスタート。

客席で腕にギプスをしている人を見つけた二人が体を気にかけたところ、その観客は症状の説明を飛ばして「月曜に折れました」と返答。すると黒田は即座に「知らんがな!」とツッコミをし、会場は笑いの渦に。その後は小渕も加わり、「♪月曜日に腕を折って~ 火曜日にコブクロライブ~」と、『一週間』の替え歌を披露。息のあった二人だからこそなせるトークだ。

そんな2人の爆笑トークに続いては、路上時代に出来た弾き語りナンバー『Flag』をしっとりと聞かせ、緩急をつけていくことを忘れない。

超強力ヒットナンバーを立て続けに披露

出典後藤武浩

9曲目『何故、旅をするのだろう』では、スクリーンに二人の旅の様子が収められた映像が映し出される。全国ツアーを重ねてきた彼らが歌う「帰る場所が一つ増える度 会いたい人がまた一人増えてく」という詞は、より一層リアリティを持って耳に残った。

そして後半に差し掛かったところで『桜』『蕾』『未来』と、大ヒット曲を立て続けに披露。それぞれの曲に意味付けされた映像と合わせ聞く歌は、より強度を持って響き、自分にとってもハイライトと言える瞬間だった。

再び爆笑MCへ

出典後藤武浩

『未来』が終わると、スタンディングオベーション含めた今日一番の拍手が。この余韻をしばらく続く…かと思ったが、再び二人の軽妙なトークがスタート。

今日はDVD収録のためのカメラが入っており、黒田は「小渕は今日に限ってガチガチ」「オシャレしておいて良かったなあ」と、小渕をいじる。対して小渕も、ライブ前に行われていた即売会で黒田そっくりの格好をしていたファンを見つけたらしく、「服を真似されるんやから、ダメージジーンズじゃなくもっとしっかりした格好せい!」と言ったところ、黒田から「お前もやん!」とツッコミが。そう、今日の小渕の衣装もダメージジーンズで、まさかの墓穴を掘ってしまったのだ。そのやり取りに、会場からは再び大きな笑いが。

「10年後も会いましょう」

出典後藤武浩

そして終盤、「ストレスはここで発散していくぞ!」と小渕のかけ声からアップテンポなナンバー『サイ(レ)ン』を歌った後は『tOKi meki』『SPLASH』『LOVER'S SURF』と怒涛の畳み掛けで本編は終了。もちろん、まだまだ足りないと感じる観客からは、アンコールの際におなじみとなっている『ストリートのテーマ』の合唱が。

しばらくして登場した二人は『今と未来を繋ぐもの』を披露し、最後のMCへ。小渕が「僕らは最初は20cmぐらいのステージでした。そんなある日1日で出来た曲です」と、路上ライブ時代の映像とともに『STAGE』がスタート。「僕らのSTAGEはこの街すべて」「10年先も僕らのSTAGEを支える柱はきっと君なんだ」という歌詞は、“場所は関係ない、ファンあってこそのコブクロ”を印象づけてくれる。

最後に二人からは「また会おうね、元気でね。10年後も会いましょう」とのセリフが。さいたまスーパーアリーナという大きなホールだったが、距離は遠くても気持ちはそばにいるような、そんな不思議な錯覚にさせられるのが、彼らのライブの特徴なのだろう。

そしてこの模様は、2017年3月にCS放送「TBSチャンネル1最新ドラマ・音楽・映画」でテレビ初独占放送される。コブクロワールドを体感できるこの機会をぜひ逃さないようにして欲しい。

この記事を書いたユーザー

東田俊介 このユーザーの他の記事を見る
得意ジャンル
  • 音楽
  • スポーツ
  • おでかけ
  • グルメ
  • エンタメ
  • ファッション
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら