「なんでもイヤ!」のイヤイヤ期真っ只中の2歳の息子。

ショッピングセンターに家族で出かけたこの日も、「手をつなぐのイヤ!」と、私の手を振りほどいて、少し前を歩いていました。

上の階のお店へ移動するためエスカレーターに乗った時、一旦は手をつないだのですが、「つなぐのイヤ!」と、またまた手を振りほどき一人で立ちたがる息子。

「しょうがないな~」と息子より2段下がった所に立ち、見守ることにしました。

そして、エスカレーターがもうすぐ上の階に到着するという、その時。息子がエスカレーターの手すりを離し、横向きに立ったのです。

それは、あっと言う間の出来事でした。

エスカレーターのサイドの壁に背中をつけて寄りかかってしまったせいで、息子の体は上へ進むエスカレーターと反対方向に振られ、そのまま下段へゴロンと落ちてきたのです。

とっさに手を差し出しましたが間に合わず、息子はエスカレーターの角に思いっきり頭をぶつけてしまいました。

「ギャー!」と号泣する息子を抱え、エスカレーターを降りた私達は、通行のじゃまにならない所に移動し、ぶつけたところを確認しました。

息子の頭からは血がタラタラと出ていて、傷口は見えませんでしたが、内出血もしているようでみるみる頭が膨らんできます。

どうしようと思った時、お店の清掃をしていた方が私達に気付いて声をかけてくれました。「救護室の先生をお呼びします」とすぐに連絡を取って、お店の救護室で応急処置を受けることができました。

傷口を一緒に確認すると2~3センチほどの大きさで、それほど深さはないようです。

消毒をして氷のうで冷やすと、息子も泣き止み一安心しました。

「大ケガじゃなくて良かった~」とホッとしたのもつかの間、救護室の方より「傷は大きくはないけれど、ぶつけたところが頭なので、念のため病院を受診した方がいい」と言われました。

そこで買い物を中止して急いで自宅に戻り、近くの総合病院へ電話で状況を伝えて受診しました。電話口では整形外科を受診するように言われていましたが、受付をすると脳神経外科のドクターが診察をすることになりました。

傷口を見たドクターが「閉じた方が治りが早いから」と、ホッチキスのようなもので3針縫う処置をしました。

処置が終った後、泣き疲れて寝ている息子を抱いて、ドクターのお話を聞きました。

「言葉も反応もしっかりしているので、MRI検査はしなくても大丈夫ですが、頭を打った後24時間以内の体調の変化に気を付けて、異変を感じたらすぐに病院に来るように」とのことでした。

そんなことを言われ、ドキドキしながら自宅に戻り、夜中も何度も起きて息子の様子を見ていました。幸い言われたような体調の変化もなかったので、3日後、抜糸と傷口の消毒に病院に行きました。

今は傷口もキレイに閉じていますが、息子の頭には縫った後が残っていて、それを目にするたび、エスカレーターで手をつながなかったことを後悔しています。

子どもにケガはつきものと言われますが、防げるケガはあると思います。それ以来、エスカレーターで逆走して危険な遊びをする子どもの姿を見かけた時は、よその子でもやめるよう声をかけています。

どうぞ便利なエスカレーターが凶器となりませんように!

著者:gojimama
年齢:40代
子どもの年齢:0~19歳まで計5名

子どもに育てられている5児の母です。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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