記事提供:ガジェット通信

吉祥寺の『ソラZENON』で開催されている『クリィミーXmas展2016』に行ってきた。

『ソラZENON』は吉祥寺のビル内にありながら井の頭公園を見下ろすことのできる、オシャレなカフェであり薬膳酒ダイニングバーでもある。めちゃくちゃ普通にオッシャレィなカフェだ。

オッシャレィなカフェに縁のない記者が勇気をふるって馳せ参じたのは何もかも『クリィミーマミ』のためだ。

『ソラZENON』では現在11月21日(月)~12月25日(日)の間のみ『魔法の天使クリィミーマミ』とのコラボレーションイベントを開催中。

実は『クリィミーマミ』とのコラボイベントは三回目。去年から行きたいと思いながら行けなかった記者にとっては念願のイベント参加だった。

『魔法の天使クリィミーマミ』はスタジオぴえろ制作の魔法少女アニメだ。1983年7月~1984年6月までの放映で全52話。

日常描写に重きを置いたファンタスティックな魔法少女アニメで、主人公の『森沢優』(もりさわゆう)がアイドル『クリィミーマミ』に変身することで起きる騒動を描いている。

また『優』の想い人『大伴俊夫』(おおともとしお)は『クリィミーマミ』の大ファンになってしまう。『優』が必死で正体を隠しながらも、自分の大人になった姿である『マミ』にベタ惚れする『俊夫』にやきもきする…という恋愛ストーリーも見所だ。

恐らくはこのイベントの狙った客の年齢層は幅広いだろう。

当時少女だった世代も今ではすっかりいい大人だ。

我を忘れて一人で参加するにはちょっぴり恥ずかしいイベントであるが、記者は一人で行ってきた。友達がいない、パートナーがいない。そんな大人だっているのだ。

いいじゃないか。年末調整だって終えたし、色々今年は頑張った。ご褒美なんだ。だから気楽に一人で過ごしたいんだ。クリスマス?馬鹿言うな。クリぼっち?それがどうした。

今年は渋谷区で『パートナーシップ証明書』の交付が始まったことを皮切りに、全国のいくつかの地域で性的少数派を支援する方策が始まった。コミック『百合姫』(一迅社)は月刊化されたし、『百合の世界入門』(玄光社)という本も発売された。

来年は『百合姫』の人気漫画『citrus』『捏造トラップ』がアニメにだってなる。つまり、レズビアンが生きていたっていいんだ…と言われたような年だったのだ。

だからってレズビアンにパートナーがいるとは限らないわけだが、だからこそ好きなように色々してみたくなって当然ではないか。

昼すぎのピークタイムというのだろうか。夕暮れの見渡せるテラス席は既に満席で、入店するとすぐに店内の席しかないと言われた。

大丈夫です…ともごもご返事をする。だって、オタクだから。お外とか綺麗な眺めを見に来たわけじゃなくて、店内の複製原画が見たかったわけですから、いいんです。

店員さんが案内してくれたのは角の二人掛けの席だった。

他のテーブル席の客と視線があわないよう配慮された導線に感動する。しかし、本当に壁際にぴたりと寄せられ、L字型に座るその配置は完全にカップル同士専用ではないか…と若干俯きたくなる。

実は壁際には幼い頃から憧れの『マミ』の原画が飾られており、それに向きあう側に座ろうか迷った。しかしそれでは店内の別の席のカップルたちに程近い。

記者は別方向の椅子に腰かけた。びっくりするくらいに壁と面することになった。

この時点で何かこう悟りの域に入っていくような気がした。

『Magical Change』

まずお見舞いされたのはこの『Magical Change』だ。『クリィミーマミ』をイメージしたオリジナルドリンクだ。

覗き込むとまるで『フェザースター』の訪れる夜空が広がっているようだ。

しかもオリジナルのカルピス・シロップを入れると色が変化する。まるで夢のよう…。

しかし見上げると私の正面にあるのは壁だけだ。これが現実だ。

『CREAMYクレープ』

『CREAMYクレープ』は『優』の家のクレープ屋『CREAMY』をイメージしたクレープだ。放映当時は原宿でクレープを食べる風習が始まり、それはそれはオシャレであったそうな。

そんな習慣を取り入れたであろうヴィヴィッドな世界観満載だったアニメだが、幼かった自分は当然『優』の家がクレープ屋であることに絶望的な憧れを覚えた。

実はハート型と星型のマシュマロがつく品なのだが、品切れだそうでそちらはついていない。それでも充分だ。ついに憧れの『CREAMY』なクレープを頂くことができた。最高だ。

最高の気分だ。

…。

『クリィミーパフェ2016』

気分があがってきたところでラストは『クリィミーパフェ2016』。ストロベリーマスカルポーネと紫イモのアイスクリームに彩られ、まさしくCREAMY!

ファンシーな配色にうっとりする。器も星型で童心が目覚めてしまう。これこそご褒美パフェではないか。

そろそろ年賀状書こうかな…。

まとめ

正直言えば中盤のあたりでもうクリームがキツくなってきたし、もう少なくとも自分はクリーミィって年齢じゃねえなと実感したレズビアンである。

来年はきっと彼女をつくって連れてこようと思った。こうして魔法少女はいつでも夢という名の強迫観念を我々にうえつけてくださるのだ。

ありがとう、株式会社ぴえろ、ありがとう高田明美先生、ありがとう、ソラZENON!来年もきっときます!

そういうつもりでないにしても風邪予防で持参したサーモスの魔法瓶の生姜湯を帰り際にぐいぐい飲んで、甘さを中和しました。魔法は使えませんが、大人は準備がいいのです。

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