記事提供:favclip

ニューヨークの地下鉄の駅構内で撮影されたこちらの写真。

写真では、駅のホームで折りたたみのテーブルと椅子をセットして座っている少年と、彼の話に耳を傾ける男性の姿が見えます。

この少年は、ブルックリンに住む小学生のチロ・オルティーズくん(11歳)。彼はこのように、地下鉄の駅で不安や悩みを抱える人々へアドバイスをおくる活動を行っているのです。

きっかけは「他人に親切になりなさい」という親の教え

この活動は「感情に訴えるアドバイス」(Emotional Advice)と名付けられ、毎週日曜日の正午から2時間ほど行われており、2ドルで5分間のカウンセリングを受けることができます。

チロくんのカウンセリングを受けた人々からの評判は上々で、1日に50ドルを稼ぐ日もあったそう。

そんな彼がこの活動を行うきっかけとなったのは、学校でいじめを受けていた彼を両親が励ますときにいつも口にしていた「他人に対して親切になりなさい」という教えでした。

そしてチロくんは、2016年の10月から毎週日曜日に地下鉄の駅に向かい、悩みを抱えている人たちの手助けをするようになります。

ところが、この活動は最初から順風満帆ではなかったといいます。

この活動を始めた最初のころ、チロくんは自信がない状態だったそう。しかし、人々の悩みを聞き解決していくなかで自信をつかみ、数週間後には「素敵な人にいっぱい会えて、たくさんの友達ができた」と感じます。

そしていまでは、自身の活動にやりがいを感じるまでに成長しました。

さらに彼は、この活動で得たお金を自分のために使うのではなく、学食で食べ物やお菓子を買うことができない子供たちのために使っているそうです。

そんな彼へ悩みを打ち明けに来る人々の中で最も多い相談事は、「状況や環境の変化に対する対処方法について」なのだとか。

この悩みに対してチロくんは、NEW YORK POSTの取材のなかで、「解決法は、変化を受け入れることだね。人生に変化はつきものだから」ときっぱり提案しています。

権利侵害申告はこちら