ジブリ出身・米林宏昌監督の新作映画が来年夏公開!

かつてスタジオジブリに所属していた米林宏昌監督の新作アニメーション映画が、来年夏に公開されることが発表されました。

気になるタイトルは「メアリと魔女の花」

今回のテーマは「魔女」となるようです。

気になるストーリーは?

原作はイギリスで1971年に出版されたメアリー・スチュアート作「The Little Broomstick」という児童小説。日本でも1970年代に「小さな魔法のほうき」というタイトルで出版されていました。

作品の主人公は、11歳の少女メアリ。夏休みに大おばさんの田舎の屋敷へ行くことになります。そこで奇想天外なストーリーが始まるのです。

おばさんの家へあずけられたメアリー。ほうきに「夜間飛行」の花の汁をつけると、ほうきは彼女を乗せて空に舞い上がりました。行き着いた先は魔法学校。そこで入学を許可されたメアリーは・・・。

出典 http://www.ehonnavi.net

「魔女」となる女の子が主人公の物語…となると、元スタジオジブリの米林監督でなくても「魔女の宅急便」という大ヒット映画を思い出してしまいますよね。米林監督も最初は抵抗を示した、と提案した西村義明プロデューサーは会見で話しています。

魔女というテーマを提案した際は米林に顔をしかめられたが、「(スタジオジブリの)『魔女の宅急便』は僕らが子供時代に喜んだ作品。それとはまったく違う、新しい魔女の物語をやろう」と説得したそう。

出典 http://natalie.mu

米林宏昌監督の過去の作品と言えば…

イギリスの児童文学を原作とした映画、と聞いてジブリファンの人なら「また?」と思ってしまうかもしれません。なぜなら、米林監督がスタジオジブリ時代に手掛けた2つの映画も、イギリスの児童文学が原作だったのです。

≫≫「借りぐらしのアリエッティ」(2010年)

イギリスの児童文学作家メアリー・ノートン作の『床下の小人たち』(1952年)が原作となった映画。古い屋敷の床下で、人間の生活からモノを借りてきて生活している”借りぐらし”の小人の少女アリエッティと、人間の少年の触れ合いの物語です。

もともと宮崎駿監督が企画していたこの作品で、米林監督は初めて監督に抜擢されました。公開当時、米林監督は37歳。ジブリ史上最年少の監督でした。

≫≫「思い出のマーニー」(2014年)

イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学「思い出のマーニー」(1967年)が原作となった映画。幼い頃に両親を亡くした12歳の少女・杏奈が、夏休みに訪れた海辺の村で出逢った不思議な金髪の少女マーニーとの交流を描く物語でした。

スタジオジブリの長編作品としては初めて宮崎駿監督・高畑勲監督が一切制作に関わらない作品となりましたが、アカデミー賞長編アニメ部門にノミネートされるなど話題になりました。

かつてのスタジオジブリのスタッフが集結

米林監督はもちろん、かつてスタジオジブリに所属していたスタッフでした。しかし、スタジオジブリが製作部門を解散したため、2014年末にスタジオジブリを退社しています。

そして、同じくスタジオジブリに所属し「かぐや姫の物語」「思い出のマーニー」のプロデューサーだった西村義明さんと共に、新しいスタジオ「スタジオポノック」を2015年に設立しました。

新スタジオ「スタジオポノック」では、「JR西日本 Summer Train!」のCM作成や、2016年滋賀県観光誘致ポスターなど様々な仕事を手掛けていました。長編アニメは今回の「メアリと魔女の花」が初めてとなります。

出典 YouTube

今回、「メアリと魔女の花」を手掛けるスタッフには、他にもかつてジブリで活躍していたスタッフが集結しています。

本作のスタッフの8割は、ジブリ作品に関わった経験のある人材。多くの宮崎駿作品に参加した奥井敦と、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の福士享が撮影監督を務める。

出典 http://natalie.mu

他にも、脚本は「かぐや姫の物語」を手掛けた坂口理子さん、音楽は「思い出のマーニー」の村松崇継さんが担当しています。

師匠である、宮崎駿監督の反応は…?

スタジオ設立の際には、米林監督・西村プロデューサーの2人で宮崎駿監督の元に挨拶に行ったと会見で話していました。今回の長編アニメの制作について、宮崎監督に話したところ、監督から返ってきた言葉は…

「コーヒーを出してくれたのですが、長編アニメを作ると伝えた瞬間に表情が変わって、『だったらこんなところにいるな! 長編アニメを作るのなら、すぐに帰れ!』と言われたんです」

出典 http://eiga.com

宮崎監督、鈴木プロデューサー、2人から「覚悟を持ってやれ」という言葉をかけられたという西村プロデューサー。米林監督は、宮崎監督から意外な言葉をかけられたと会見で話していました。

米林は「後日宮崎さんに会ったときに『今がんばって作っています』と伝えたら、『うれしい!』と言っていただいて。こんなに素直な言葉が出てくる人なんだと驚きました(笑)。逆にプレッシャーも感じたので、改めて気を引き締めました」と振り返った。

出典 http://natalie.mu

西村プロデューサーはスタジオジブリの高畑勲監督、鈴木敏夫プロデューサーとは週に1度は顔を合わせているそうですが、映画製作に関する相談は一切していないそうです。

もう今から夏が待ち遠しい!

今作の制作発表を受けて、すでに来年夏が待ちきれない人が続出しています。予告編の動画を見るだけでも、ワクワクしてきますよね!

現在、映画は鋭意制作中!

会見では「来年はアニメーション100周年の節目の年。僕らはジブリの血を継いでいる。この一本に(米林監督の)ジブリ人生のすべてを注ぎ込んでほしい」と西村プロデューサーが語っていました。

スタジオポノックのTwitterでは、会見の翌日も映画を作る米林監督の背中がアップされています。いまも鋭意制作中の長編アニメーション映画「メアリと魔女の花」。予告編を見るだけでも、ジブリのエッセンスが効いた素敵な映画になりそうな予感が溢れていて、ワクワクが止まりません。来年の夏が待ち遠しいですね!

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