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大人も子どもも誰もがクリスマスを楽しみにしている12月。それは、病気で闘っている子どもも同じ。クリスマスの奇跡を、サンタクロースを信じ『僕を助けてくれる?』とささやきながら、サンタさんの胸の中で息を引き取った5歳のエルフに今、世界中から哀悼の意が捧げられています。

エリック・シュミット=マッツェンさんは、アメリカ、テネシー州に暮らすプロのサンタクロース。立派な白いヒゲに周囲に明るさとhappyを届けるような笑顔。まるで絵本の中のサンタクロースがそのまま飛び出たよう。今までも、多くの子ども達に夢を希望を与え続けてきました。

しかし、今、エリックさんはもうサンタクロースができないかもしれないと思うほど悲しい別れの体験をしてしまいました。それは、数週間前の出来事、地元の病院で働く看護師からかかってきた1本の電話。『重体の少年がサンタクロースに会いたがっています。今すぐ、そのままでいいから、とにかく今すぐ来て欲しい』そう言われたエリックさん。

サンタクロースの衣装も身に付けることなく病院に駆けつけました。そこで彼が出会ったのは、集中治療室に入った5歳の少年。息も弱く、眠っているかのように見えました。少年を見守るご家族は涙を流していたそうです。その瞬間、全てを悟ったエリックさんは、ご家族に対し、『泣くのであれば外で待ってて欲しい。でなければ私も泣いてしまう』とお願いしたそう。そして、部屋には少年とサンタクロースの二人きりになりました。

ハロー。気分はどうだい?あまり良くないみたいだが…もうすぐクリスマスだね。君がクリスマスを迎えられないと聞いたんだ。けれどそんなことは絶対ない。なんてたって君は知らなかっただろうが、実は君は私の一番のエルフなんだよ

出典 http://www.independent.co.uk

エリックさんの目に映る少年はとても弱々しく見えたそうです。エリックさんは思いつく限りの言葉で必死に少年を励ましました。

少年もその思いに応えるように一生懸命話そうとしてくれました。「僕はもうすぐ死んじゃうんだって。そのあとはどうしたらいいんだろう?」思わず絶句したエリックさんでしたが「もしそうなったら、僕はサンタクロースの一番のエルフだって、みんなに伝えれば大丈夫だよ」と返したそうです。そして、少年は最後の力を振り絞るように上半身を起こしエリックさんに抱きついてきました。

『サンタさん僕を助けてくれる?』

出典 http://www.independent.co.uk

エリックさんに抱きつき、そうつぶやいた少年。エリックさんも少年の体に手を回し、何か言葉をかけようとした瞬間…少年が息を引き取っていたことに気がつきました。

『僕を助けてくれる?』少年の最期の言葉、エリックさんは息を引き取った少年を抱きしめたまま、しばらく動かずにいたそうです。外で待っていた家族もこの突然の出来事に驚き、部屋に飛び込んでくるなり「ダメ!ダメ!待って」と叫び取り乱し悲しみに暮れていました。エリックさんは少年を母親に返すとそのまま部屋を後に…

『BBC』『USA Today』など多くのメディアもこの悲しい出来事を取り上げ、哀悼の意を捧げています。メディアでのインタビューの中でエリックさんは『戦地でいろんな経験をし地獄のような日々を過ごしたが、これはまた別だ。こんな辛く悲しい別れを体験したことがなかった。医師や看護師はああいった光景をいつも見ているんだろうが、どうやって耐えているのか、乗り越えているのか想像もできない』と応えました。

この悲しい別れから、孫との約束もキャンセル、これから先サンタクロースに扮し子ども達に夢を見せてあげることができるのか、エリックさんは受けたショックは計り知れなく「サンタクロースに戻れないかもしれない」と悲しみにくれ悩む日々を過ごしたそうです。

しかし、今も元気にサンタクロースの舞台に立つエリックさん、子ども達の笑顔、そして、自分自身がサンタクロースで居続ける必要があっことに気がついたそう。一番のエルフの為にもサンタクロースは今年も忙しく活躍、多くの人に夢と希望を与えているようです。

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