日本を代表する街・大阪。たこ焼きやお好み焼きといったグルメ、そして関西弁や大阪独特のノリの良さなど…。旅行者を楽しませてくれるいくつもの魅力があります。

そんな中、特に男性にとっては気になるスポットがあることをご存知でしょうか。それが「●●新地」と呼ばれるエリアで、代表的なのは「飛田新地」。大阪といえばここを挙げる人も少なくありません。

簡単にいってしまえば、エッチなお店がたくさん並ぶ場所。しかし、いわゆる一般的な風俗店とは違った別世界が広がっています。何より最大の特徴は、それらのお店が「料理店」であること。お客さんは料亭に上がり、「仲居」の女性と対面。その後は「自由恋愛」によってその後さまざまな展開に発展するという設定になっています。

大阪には飛田新地を含めた5つの新地があるのですが、今回はその「大阪5大新地」を紹介します。

1. 飛田新地

まず紹介するのは、先にもあげた飛田新地。5大新地の中でもっとも規模が大きく、大阪の観光名所となっていることは間違いありません。大阪市西成区山王という場所に飛田新地はあり、なんと150軒以上ものお店が並んでいます

見てほしいのは、その街並み。1910年代に生まれた飛田新地は、その後の戦争で店を焼失したものの、以降も昔ながらの街並みを残して現存しています。実際、飛田新地の中にある「鯛よし百番」という料亭(※こちらは本当の料亭!)は、国の登録有形文化財に認定されています。

ここ飛田新地には、パネルマジックなんて存在しません。明かりで照らされた玄関で、刺激的な服装を身にまとった女の子を、実際に見ることが出来るからです。

そして気に入った子を見つけたら中へ入り、女の子と2階の部屋へ…。あとはご想像にお任せします。ちなみに飛田新地は「青春通り」と呼ばれるメイン通りにもっとも綺麗で若い子が集まっているとされます。さらに「妖怪通り」という通りもあり、こちらはややお年を召した女性が並びます。その分、金額は安くなるようです。

2. 松島新地

飛田新地に次ぐ新地として有名なのが「松島新地」。大阪市西区九条にあり、一般的な住宅や飲み屋の中に存在しています。昔は飛田新地と同じ規模を誇っていたようですが、今は数も少なくなり、また飛田新地より金額は安くなっています

飛田新地ほどではありませんが、こちらも店ごとにライトが照らされ、独特の雰囲気が漂います。そして、飛田新地は各店に一人の女の子が座り、お客さんが入れば別の子が出てくるという形式でしたが、松島新地では何人かの女の子が店頭に座っているようです。いずれにしても、実際の女の子を見て選ぶのが、飛田新地と松島新地の特徴です。

3. 信太山新地

和泉市にあるのは「信太山新地」という遊郭。こちらも昭和の頃に生まれたと言われます。40軒ほどのお店が現在も営業しており、料金などはこれまでの場所よりさらに安くなっています。

妖艶な景色が街を包み込んでいますが、飛田新地や松島新地とは違い、女の子が店頭にいるわけではなく、お店に入り、リクエストを伝えると女の子がやってくるようですね。

4. 今里新地

大阪市生野区新今里にあるのが、今里新地。コリアンタウンで有名な鶴橋の近くにあり、「裏コリアンタウン」とさえ呼ばれるほど。この辺りに来ると飛田新地ほどの規模はなく、10数件の料亭がひっそりと並んでいます。こちらも、信太山新地と同じく、お店に着いてからリクエストすると女性がやってくるようです。

もともとは大正時代の末に松島遊郭の移転を行った際、この今里新地が選ばれ、今の名前で呼ばれるようになりました。以前は飛田や松島に並ぶ賑わいを見せていたとのこと。大阪における新地の歴史は本当に古いですね。

5. 滝井新地

最後に紹介するのは、守口市にある「滝井新地」。しかし、こちらはさらにひっそりとした規模で、10軒弱の店舗が住宅街の一角にひっそりとあるようです。そのため、普通に歩いてれば気づかないレベル。

いかがでしょうか。まさに大阪の土地柄ともいえそうな「新地」の数々。ちなみに大阪以外でも、兵庫県尼崎市の「かんなみ新地」などが存在しており、関西の文化として残っています。

冒頭で述べたように、新地のシステムは特殊で、「客と仲居の自由恋愛」という設定で黙認されています。こういった形に対しては批判もあり、もしかすればいつか新地がなくなる可能性もゼロではありません。ただそれは別として、建物や街並みはまさに残してほしい風景。一度はその景色を見てみてはいかがでしょうか。

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