ごく少量のゆで卵を乳児期に食べ続けることによって、1歳時点での卵アレルギーの発症を8割減らせる――今日、こんなニュースを見ました。

国立成育医療研究センターアレルギー科のグループが英医学誌に発表したというこの研究結果、長女の卵アレルギーで苦労したわたしにとって、とても興味深いものでした。

現在6歳の娘は、7カ月のときに卵アレルギーを発症。

離乳食が少し進んだ頃、卵アレルギーの可能性なんて少しも考慮していなかった愚かな新米母だったわたしは、自分用に作ったバナナプリンを一口なら、と食べさせました。

すると、しばらくして、娘の顔がみるみる赤くなり、それまで聞いたことのない泣き方で大泣きし始めたのです。

顔色は紫色に近くなり、目も口も腫れている。心なしか呼吸も苦しそう…。

明らかにおかしい!どうしよう!病院行かなきゃ!でもお昼休みの時間だし!救急車…!?

大泣きする娘を抱いて、抱っこ紐を掴んで玄関へ急ぎました。

でも、あまりに泣いていて、このまま小児科まで移動するのはかわいそうに思えました。

当時は、泣いたらとにかくおっぱいをあげていたわたし。今思えば相当混乱していたのでしょう、その時も玄関に腰かけ、苦しそうに泣く娘におっぱいをあげました。

娘は、腫れてしまった口でおっぱいを飲み、そして眠り始めました。

泣き止んだことで、顔の腫れは少し収まって見えたし、呼吸も元に戻っていたので、そのまま眠った娘を抱いて玄関に座って様子を見ることに。

顔色は徐々にいつもどおりになっていき、目覚める頃には顔も機嫌もすっかり元通り。体に細かい発疹が出ていました。

その後、かかりつけに連絡し、血液検査をすることに。

採血のために待合室に出ているように言われ、不安そうな娘の娘を置いて外へ。何もできず大泣きするのを聞いているのは辛いものがありました。

結果は、卵白でクラス6。つまりいちばんアレルギーの程度が酷い、ということでした。

そして、発症した時の症状がアナフィラキシーであったこと、場合によっては命に関わりかねなかったことを知り、青ざめました。

わたしが軽い気持ちであげてしまったプリンが原因だ…自分を責めていると、お医者さんに「プリンが原因ではなく、もともとアレルギーを持っていたのが発症しただけ。気に病まないように」と言われました。

その日から、離乳食はもちろん母乳から移行するからとわたしの食べ物も完全に卵除去することになりました。

ケーキやバニラアイス、つなぎに卵を使ったハンバーグなども除去。意外なものに卵が使用されていることも多く、都度店員さんに聞いたり、パッケージの成分表とにらめっこする日が続きました。

現在娘は小学1年生。

何かあっては困るから、と学校の給食は卵除去食ですが、家ではケーキなどもほぼ問題なく、市販のものも食べています。

卵なしのおやつやごはんを考えたり、お誕生日にふつうのデコレーションケーキが食べたいと言われて、卵なしでスポンジケーキを焼いたり…。

長かったけど、慣れてしまえば卵を使わなくてもなんとでもなるんだと学んだ6年間でもありました。

とはいえ、苦しいのは子ども自身。アレルギーは、発症しないに越したことはありません。

今回の研究が確立されて、苦しむお子さんが減ればいいな、と思います。

※今回の研究を発表した国立成育医療研究センターの大矢医長は、「すでに卵アレルギーを発症している場合はまねをしないでほしい。卵を十分加熱していない場合もアレルギーを起こしやすいため危険があり、必ず専門医に相談してほしい」としています。

十分にご注意ください!

著者:パカ嫁

年齢:34歳

子どもの年齢:6歳と1歳

6歳と1歳の姉妹の母。ゴリゴリの社畜から専業主婦に華麗なる(?)転身を果たす。オシャレなママ友たちの中、オタク気質を隠すことに必死な日々。カモフラージュとして始めたお菓子作りとハンドメイドが趣味。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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