記事提供:おたぽる

『スタジオジブリ』公式サイトより。

12月6日、スタジオジブリの鈴木敏夫がジブリ出身の映画プロデューサー・石井朋彦氏とともに、「鈴木敏夫×石井朋彦 スペシャルトークイベント」へ出席。

イベント内で宮崎駿の長編アニメに復帰についても言及し、宮崎の“長編復活”に希望が持てそうな発言を残したことから、世間からは「おおおぉぉぉ、マジか!これは素直に喜べる」「いいねぇ!辞める辞める詐欺大歓迎ですよ!」といった声が上がっている。

11月にNHKで放送されたドキュメンタリー番組『NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿』(以下、『終わらない人 宮崎駿』)では、宮崎が長編についての構想を鈴木に相談している様子が切り取られ「パヤオもしや長編ほんとにやるつもりなんか?」と話題になった(参照記事)。

そして今回のイベントで、参加者から宮崎の長編アニメ復帰を改めて問われた鈴木は、「(NHKの)番組を見た人はわかると思うが、そう思っている」と返答し、最後まで作れればいいなと考えている、とを明かした。

鈴木は先月14日にも、日本経済新聞社と日経BP社が運営するWEBサイト「NIKKEI STYLE」のインタビューで長編アニメについて語っているのだが、年をとって駄作を作られたらたまらないという思いはあるが、本当に面白いものが予見できたら、復帰の可能性もあることを説明していた。

宮崎駿・長編制作復帰の匂いプンプンの鈴木の発言に、「やはり前回これで最後とか言ってたのはウソだったか…相変わらずですな」と少々呆れ気味の声も聞かれるものの、「いいぞいいいぞパヤオ、どんどんやれ!」「新海監督もいいけど、やっぱり宮崎駿の作品は大好きだからシンプルに嬉しいわ」「宮崎は引退撤回を何度しても叩かれんな、なんだかんだやっぱりみんなうれしいんだろう」と、やはり喜ぶ声が多い。

中には「レッドタートルは言葉を失うレベルだった。あの時スタジオジブリでの駿の必要性を痛感したから、もう死ぬほど嬉しい」といった声も。

ただ、長編に復帰するとしても、スタジオジブリは2014年に制作部門を解体している。その原因について鈴木は14年8月に放送された『情熱大陸』(TBS系)で宮崎の引退が大きな原因だと語っている。

作画スタッフを中心に人員削減も行っている様子のため、「長編は嬉しいが制作部門どうすんだ?またスタッフかき集めんのか」「あーあー、制作体制ないのに大丈夫かいな」といった心配の声も上がっている。

また、現在宮崎が制作している短編アニメーション『毛虫のボロ』もまだ制作途中(CGアニメの制作には、石井がプロデューサーを務める制作会社クラフターも参加)。

『終わらない人 宮崎駿』では、初めて挑むCGでのアニメ制作に宮崎が悪戦苦闘している姿も映し出されていた。

鈴木は同作について2017年の春に完成予定、6月か7月には「三鷹の森ジブリ美術館」で公開する予定だと語ったが、それがずれ込む可能性も十分ある。

TVでは元気な姿を見せていたが、何せすでに75歳の宮崎。鈴木は宮崎に長編の構想を聞かされた際、制作中に宮崎が死んでしまうかもしれないと言って笑っていたが、長編制作となると負担も大きくなるだろうし、不安に思うファンも多いだろう。

長編を本当に作るとしたら一体いつになったら着手できるのか、手描きなのかCGなのか、制作部門は『毛虫のボロ』同様にクラフターなのか…?気がかりなポイントは山積みだが、いずれにせよ、体調に気をつけつつ、頑張って欲しいところだ。

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