昔から宿題を忘れた時の言い訳に「犬が食べちゃった」とか「ちゃんとやったのに、家に忘れて来た」「兄弟が捨てた」などを使ったというのは良く聞く話です。

この日アメリカ・テキサス州ではそんな呑気な言い訳からは程遠いシリアスな事態が発生していました。前期の最終試験が迫る12月6日、ひとりの大学生がリポート提出の必要がある大事な授業に出席できなくなっていたのです。

その時彼が教授に送ったメールのスクリーンショットがあまりに衝撃的だったことから、写真投稿されたredditには、あっという間に2万7千ものいいねがおくられました。

出典 https://www.reddit.com

わかりますか?地面に腹ばいになり、草を背に乗せカモフラージュ。ライフルを構えている2人のSWAT隊員の姿。

この写真はテキサス州北部デントン市の住宅地で撮影されました。

〇〇教授、信じられないと思いますが、今窓の外にSWATのスナイパーチームがいるんです。2時間もこの体勢のままで、6時までに事態が終結するかどうかわかりません。僕の住所は〇〇〇です。警察に問い合わせてくださればはっきりしたことはわかると思います。授業が始まる時間までに家を出れるかどうかわかりません。提出すべき宿題はメールで送りますので、どうか欠席させてくださいませんでしょうか。

異常なシチュエーションではありますが、できれば今の状態で家を出ることは避けた方が良いと判断しました。

〇〇より

出典 https://www.reddit.com

redditユーザーのSgtScheisskopfさんが投稿したこのショートメールは、銃社会アメリカの一般市民の普通の生活に起こり得る恐ろしい一面を象徴していると思います。

教授からの返事

出典 http://imgur.com

なんてこと、、こんな欠席理由が届いたのは初めてです。もちろん欠席して大丈夫ですよ。安全が確認できるまで決して家を出ないように。

中略

事態が解決したら、無事の連絡をしてください。銃口があなたの家と反対の方角を向いていて良かったですよ。

実際にこの時隣家で立てこもり事件が発生しており、本当にSWATのスナイパーチームが現場付近でスタンバイしていたことがわかってます。

犯人は投降し、死傷者を出すことなく解決したそうで、本当に良かったです。

事件が起こったのは筆者の自宅から30分ほど離れた北テキサス大学やテキサスウーマンズカレッジがある学生街です。安全だと思って暮らしている静かな住宅街でも、いつ何が起こるかわからない銃社会アメリカ。

今年8月にはテキサス州の公立大学ではキャンパス内に短銃などを持って入っても良いと言う法案が可決され発効されています。

どこでどんな事件に巻き込まれるかわからないアメリカで、実際に日常生活で危険を感じることは頻繁にはありません。でも銃社会に暮らす以上、いつもアンテナを張り巡らし、周りの状況を敏感に感じるようにしていなくてはいけないのかもしれません。

今回は何事もなく終わって本当に良かったですね。

*SgtScheisskopfさんから 写真掲載の承諾をいただいて執筆しています。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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