2012年に、チリのテムコ、サンタローズで早朝、火災が発生し、1軒の民家の大部分が焼けてしまいました。

でも、ありがたいことに、消防士たちの迅速な行動のおかげで、火災に巻き込まれた家の住人たちすべてが救出されました。

負傷者も出ましたが、数日間の火傷の治療を受けた後、退院することができました。

火災の原因は、家の前に駐車されていた車が爆発したためでした。

この火災については、オリジナルのニュースがもう残っていないため、それが事故だったのか、テロだったのかははっきりとは判りません。この火災の情報が別の意味でまだ残っていた一部のメディアでは、”車に仕掛けられた爆弾が爆発して火災が発生した”とありました。

海外では、時々、家の前に駐車していた車に爆弾が仕掛けられてそれが爆発するということが起きます。そんなニュースは日本には流れてきませんが…。筆者が米国に暮らしていた時に、何度かそんなニュースが報道されていました。しかしながら、こういう小さな事件は、あまり騒ぎにはなりません。ローカルニュースだけにとどまってしまいます。なぜなら、治安の悪い海外では、もっと他に事件がたくさん起きているからです。

民家を巻き込んだこの火災は、火災そのもののニュースよりも、車爆弾によるテロの可能性のニュースよりも、当時、別の理由で注目を浴び、世界各地で報道されました。

日本では、このニュースは報道されていなかったと思います。ネットで検索しても、出てきませんでした。

ただし、同じチリで別の年に山火事から9匹の子犬を救ったというこれと似たようなニュースの報道(下記)はされています。今回は、それとはまったく別の犬のお話です。

火災を消火し終えた消防士たちが、消防車に戻ってくると、そこには驚くべき光景が展開されていました。

この火災が発生する10日前に出産したばかりだったジャーマンシェパードミックスのアマンダは、火災に遭った家の中からなんと、子犬たちを口にくわえて運び出していました。アマンダは自らの命をかけて火災現場となってしまった家の中を子犬たちを運び出すために何度も何度も往復したのです。

しかも、アマンダが子犬たちを運んだ先は、最も安全だと思われる消防車の中でした。アマンダが自分でそう判断したことに対しても驚きを隠せません。

アマンダが何匹の子犬たちを産んだのかはニュースには載っていなかったので判りませんが、アマンダが火災現場となった家から救出した子犬たちは5匹でした。

でも、全ての子犬たちを救出したことは、最終的にアマンダが運び出した子犬たちの傍に寄り添ったことでよく判ります。

アマンダと子犬たちは、その後、動物病院に搬送されました。

大変残念ながら、アマンダが必死で救出した子犬のうちの1匹は、火災がもとでの怪我が原因となり、その後死亡したそうです。ですが、母犬のアマンダと残りの4匹の子犬たちは、元気になりました。

亡くなってしまった子犬の名前は”アンパロ”(雌)。

アンパロが息をひきとった後、アマンダは可愛い我が子のアンパロを彼女の傍から引き離すことはなかなかさせてくれなかったそうです。

参考資料

このチリの民家の火災についてのニュースはもうネットには残っていませんが、この火災によって勇敢な行動をとった母犬のアマンダについては、いまだにニュースが各メディアで保存されていました。

アマンダと4匹の子犬たちは、下記メディアによると、その後、消火にあたった消防士たちの消防署内で飼っているとあります。

人間も動物たちも母性本能というのは、皆同じですね。どこの世界でも母は強しです。

最近、日本では両親が子供たちを虐待したり、殺害したりするニュースが増えている気がします。そんなニュースを聞くたびにいたたまれない気持ちになってしまいます。

子供たちにとって、心から信じて頼れるのは、その親たちです。本来は自分の命より大切な我が子のはずです。何があっても守らなければならない命のはずです。

それなのに、自分の子供を虐待したり殺害したりするというのは、本当に信じがたい、あってはならないことではないでしょうか。

もしも、育児に疲れ、我が子につい苛立ってしまった時には、落ち着いてゆっくりと深呼吸をして、もう一度原点に返って、生んだ時の感動と喜びを思い出し、そして命の大切さをよく考えてみることが必要だと感じます。

今回のアマンダのお話は、私たち人間に大切な何かを教えてくれるものだったと筆者は個人的に思いました。

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